眠気が襲ってきたときには、アクティブレストや、軽い昼寝(パワーナップ)などは効果的な手段になります。
しかし仕事中や授業中など、なかなかこうした回復法を行うのが難しい場面もあります。何とか眠らないようにと思って眠気と格闘した経験がある人は少なくないのではないでしょうか。
こうした時に効果的な集中回復法として「ツボ」を押すことが挙げられます。
集中の回復や集中力の発揮に効果のあるツボを正しく知っておくことでいつでも手軽にパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。
この記事では、ツボとは何かを説明し、集中力に効果があるとされている、顔や頭にある6つのツボを紹介していきます。
そもそもツボってなに?
ツボは「経穴」とも呼ばれていて、日本薬学会によると以下のように定義されています。
東洋医学では、気血の流れる道筋を経路といい、内臓と体表に分布している。この経路の道筋に点と点の連なりとして存在する「流れが滞りやすい場所」が経穴(けいけつ)で、俗にツボと呼ばれている。ツボの数は361穴とされており、多くは筋肉の間、関節や骨の陥凹部、動脈の拍動部及び分岐部、神経線維や血管が密集しているところに存在する。(2014.7.更新)[FYI用語解説(ファルマシアVol.40,No.4)より転載]
https://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi?%E7%B5%8C%E7%A9%B4より引用/span>
ちなみに、ここに書かれている361個というのWHOでも決定されている公式なものです。
例えば後に挙げているツボ「太陽」には「Ex-HN 5」など、英数字の表記・名称が与えられています1)。
頭のツボ
太陽
太陽はこめかみのくぼみにあたる箇所にあるツボです。
2~3分指圧すると集中力・記憶力に効果があるとされています。
また眼精疲労やめまいにも効果があるようです。
百会
百会は頭のてっぺんの小さいくぼみにあるツボです。
比較的有名なので知っている方も多いと思います。
頭がボーっとする時、あたまが重たい時に刺激すると効果的です。
顔のツボ
糸竹空
糸竹空は眉尻のやや下の凹みにあるツボです。
頭痛や視力の低下に効果のあるツボとして知られています。
頭がすっきりするため集中力に効果があるようです。
印堂
印堂は、眉間付近のくぼみにあるツボです。
集中力、記憶力の改善やストレスの緩和などの効果が得られるとされています6)。
気分がすっきりする効果もあるそうです。
ヨガでの名称であるチャクラという言葉の方が効いたことがあるかもしれませんね。
水溝(人中)
水溝は鼻の下にあるツボです。
「人中」とも呼ばれています。
これも脳を覚醒させ集中力に効果があるとされています。
山根
山根は印堂の下、鼻の付け根のへこんだ部分にあるツボです。
推すことで覚醒効果があるとされています。
まとめ
この記事では集中に効果のあるとされている頭・顔のツボについて紹介しました。
他にも手や首などにも集中に効果的とされているツボがあります。
興味のある方はぜひ調べてみてください。
また冒頭でも述べたように、それでもよくならない時は休憩をしっかりとることが重要です。
休憩についてまとめた以下の記事もぜひ参考にしてみてください。