ハムスターに小松菜やキャベツを与えてる人多いですよね。特に小松菜は栄養素が豊富でハムスターの好物でもあります。小松菜が大丈夫ならほうれん草も大丈夫って思いますよね。
ネットでは色々な情報がありますが、獣医師に直接聞いたお話なので参考にしてしただけたら嬉しいです。
さっそくご紹介していきますね。
♢ハムスターにほうれん草を与えても大丈夫?
これは、飼育本やネットの情報でもかなりわかれているのです。
結果はというと、与える必要がない野菜というところです。
多くの飼育本で与えて良い野菜の中に、ほうれん草は含まれていません。
また獣医師さんがいうには、ほうれん草をどうしても与えたい人は与えても良いけど、基本与えるべきではないと言っていました。
それではなぜ、ほうれん草をおすすめしないのか?
ほうれん草といえば鉄分やビタミンが多く含まれ、ハムスターの健康にもとても良さそうですが、問題とされているのが栄養と一緒に含まれている、灰汁の成分となる、シュウ酸です。
シュウ酸といえば、ほうれん草やタケノコと言われるほど、シュウ酸を多く含んでいます。
シュウ酸は摂取しすぎてしまうと、尿路結石の原因になると言われています。
もちろん私たち人間がほうれん草を食べる分には、よっぽど大量に食べない限り心配する必要はありません。
しかし私たちの適量や少量が、ハムスターにとって大変な量になってしまいます。
♢ほうれん草は茹でたら大丈夫?
ほうれん草のシュウ酸は、茹でることで八割近く減らすことができます。
しかしシュウ酸を減らせるといっても、元の量が多いためやはり気になってしまいますよね。
わざわざ危険をおかしてまで、ほうれん草を与えるのであれば、チンゲン菜や小松菜を与えることをおすすめします。
もし今現在、ほうれん草を頻繁に与えている方がいるかもしれません。
食べたからといって即座に命に関わる様なことではないので、慌てなくても大丈夫です。
毎日のように与えていたり、生で与えるのは危険ですが、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
♢ハムスターに与えて良いほうれん草、与えてはいけないほうれん草
ここまではほうれん草は与えてはいけない、というように伝えてきましたが、どうしても与えたいという方が万が一いた場合に、ご紹介していきたいと思います。
・与えてよいほうれん草
ハムスターに与えて良いほうれん草は、茹でて水にさらしたものです。
先程言った通り、茹でることによってシュウ酸が八割減らすことができるからです。
・与えてはいけないほうれん草
逆に生のほうれん草を与えてしまうとシュウ酸が多く含まれているので健康を損ねてしまう恐れがあるので生は与えないでください。
キャベツなどの野菜は生で与えることが推奨されています。
そしてほうれん草の茎も食べても良いですが、同じくしっかりと茹でて水にさらすことが大切です。また、茎には土が入り込んでいることが多いので、土を落とすようにしっかりと洗っておくことが大事です。
もしも洗っても土や汚れが取り除けない場合は、その部分はカットして綺麗な部分のみを与えるようにしましょう。
♢ハムスターにほうれん草を与える量は?
ハムスターにほうれん草を与えるのであれば、1回の量は1~2g程度にしておきましょう。
茹でてシュウ酸を減らしておくことで、健康被害のリスクを下げることは出来ますが、食べすぎると悪影響が及ぼされてもおかしくありません。
与える頻度は、数週間に1回~月1回が望ましいので、家族と与えた日を共有して与えすぎないようにしておくことが大切です。
♢ハムスターにほうれん草の加工食品を与えても大丈夫か?
ほうれん草の加工食品を与えること自体は、先程と同様、どうしてもという場合はよきでしょう。
ですが、使用する食材の中にハムスターに与えるべきでないものが含まれていると、健康状態が悪くなる可能性があります。
カルシウム豊富なチーズや煮干し、ひじきや高野豆腐とほうれん草を一緒に与えることが推奨されているので、こういった食材と組み合わせることがおすすめです。
他の食材を選びたい場合は、その食材がハムスターにとって良いものか悪いものか調べておくことが大切です。
乾燥したほうれん草はネットでも購入することができて、お手軽ですが、人間用のものは絶対に与えないようにしてください。
♢まとめ
ハムスターにほうれん草を与えても良いのか?という内容でしたが、いかがでしたでしょうか?
基本的にほうれん草を与えることはおすすめしません。どうしても与えたい場合のみ、適量や頻度、健康状態をしっかりとして与えてください。
ほうれん草を与えるなら、小松菜をおすすめします。
ハムスターが健康的にいられるかは飼い主さんにかかっています。少しでもハムスターに良いもの、悪いものを理解するようにしたいですよね。