高級な果物といえば何を思い浮かべますか?私はメロンです。甘くて美味しくてとても人気がありますよね。
メロンは初夏に旬を迎えますが、温室メロンなどは通年通して出荷されており、スーパーで見かけることも多くなりましたよね。
メロンを食べているとふと、ハムスターに与えても大丈夫なのかな?と思うことがあります。
結論から言ってしまいますが、メロンはハムスターも食べられる果物にります。毒素などは含まれていません。
ただし他の果物と同じく、水分量が多く糖分も高いので、与える量に注意する必要があります。
今回は、ハムスターのメロンの与え方についてご紹介していきたいと思います。
♢ハムスターのめろんの与え方
・新鮮なメロンを準備する
メロンの食べ頃は、収穫してから2日~3日と言われていますが、7日~10日ほどしか日持ちしません。それ以上日持ちさせる場合は、冷凍させることで1ヶ月持つようになります。
痛みやすい果物なので、ハムスターに与える場合は新鮮なメロンを用意しましょう。
追熟したメロンは糖度が増しますが、ハムスターのためだけに熟されるのを待つ必要はありません。
・メロンの適量
新鮮なメロンが準備できたら、皮と種を取り除き、手渡しできるサイズに実をカットします。
大きさは5mm角程度です。
糖度と水分量が高めなので、一欠片でも十分なサイズになります。
・与える頻度
メロンはあくまで、おやつとして与えましょう。
与える頻度は、週1回~週2回ほどにしてください。
毎日与えてしまうと、水分量と糖度が高いため、下痢や糖尿病の原因になります。
そして、食べ残し多分はその場で回収し処分しましょう。
♢メロンの皮の注意点
メロンの皮は食べられないイメージが強いですが、人間の場合、加熱調理することによって食べれるようになります。
・メロンの皮を加熱する理由
なぜ加熱調理をするかというと、メロンの皮は固いため、そのままでは食べずらい上に消化が悪いためになります。
もちろん人間用のレシピはハムスターには適していませんので、こちらのレシピは使えません。
・メロンの皮は与える必要ない!
ハムスターの場合は、加熱して皮を柔らかくした後余熱を取り、水分を切ってから極薄くカットすることでメロンの皮も食べさせることが出来ますが、そこまでして無理に与える必要はありません。
メロンの皮にも栄養がありますが、実だけでも十分な栄養になるためです。
また、消化の悪さが気になる方は与えない方が無難です。
♢メロンの種の注意点
メロンの種は毒素は含まれていないものの、消化が悪いです。そのため与えるのはおすすめしません。
・種を与える必要は無い
メロンの種を与えたい場合は、水で洗った後、2日~3日ほど乾燥させて水を抜き、その後フライパンで乾煎りして、さらに余熱をとることでハムスターにも1粒~2粒ほど与えることができます。
ただし、皮と同様に、消化の悪さが気になる方は与えない方が良いでしょう。
また、栄養的にもそこまでの工程を踏んでまで与える必要はありません。種にも栄養が豊富に入っていますが、実だけでも十分な栄養になります。
スイカであれば、ハムスター用の種が販売されているため、そちらを使用することができますが、メロンの種はペット用では販売されていません。
♢メロンの栄養価
・カリウム
余分なナトリウムを排出し、高血圧やむくみの予防になります。100gあたり340mg含まれており、バナナ以上の含有量です。
・果糖、ブドウ糖
糖分が豊富に入っており、疲労回復に役立ちます。糖質は100gあたり9.5gとなっており、果物としては低いものの、通常の餌と比べると高い糖度となっております。
・GABA
チョコレートで有名になったGABA。ストレス軽減効果があります。
・ビタミンC、ビタミンB6
免疫力を向上させてくれるビタミンCとビタミンB6が含まれており、風邪予防になります。
この他にも葉酸、カルシウム、βカロテンが含まれており、栄養価に優れた果物と言えるでしょう。
♢メロンの水分量、カロリー
メロンの約6割が水分です。100gあたり87.9gが水分量となっております。
みかんなどに比べたら飛び抜けて高い水分量というわけではありませんが、通常の餌と比べたら高い水分量です。
メロンのカロリーは100gあたり42カロリーとなっています。
低カロリーの部類ですが、糖度が高いため食べ過ぎには注意が必要です。
♢まとめ
ハムスターのメロンについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
- メロンは新鮮なものを用意する
- 5mm角にカットする
- 種、皮は与える必要は無い
- メロンは栄養が豊富
となります。メロンはとってもおいしくて、栄養が豊富ですが、与えずはハムスターに危険になります。適量と適度を守り、ハムスターの健康を気遣いながら与えていくようにしましょう。