皆さんは、ハムスターにどんなフルーツをあげていますか??
私の好きなフルーツが梨なんですが、梨をハムスターに与えたことある人はいますか?
独特な食感とみずみずしい梨はとってもおいしいですよね。
ハムスターは雑食性なので、与えると何でも食べてしまうんです。ハムスターが喜んでいるからといって、どんどん与えてしまうと大変なことになってしまいます。
では、ハムスターに梨を与えても良いのか?良いならどのような与え方が良いのか?
など詳しくご紹介していきたいと思います。
♢ハムスターに梨を与えても良いの?
答えは、与えても良い。です。
ただし体調の良い健康なハムスターのみです。あまり害がなさそえにみえる梨ですが、実は気になる成分があります。
シャリシャリとした歯触りとともに、梨には独特なつぶつぶ感があるのがわかりますか?
これは石細胞と呼ばれるもので、あまり消化がよくありません。
また、梨の未成熟な実やタネは、消化の時点で青酸性の物質に変化し毒性を持ちます。なので種は絶対に与えないで下さい。
梨はたべていると、果汁が滴り落ちるほど水分が豊富な果物ですが、ハムスターに与えすぎると下痢の原因になってしまいます。
また、与える量によっては消化器官の負担になってしまいます。
このようなことから、与えてはいけないハムスターをご紹介したいと思います。
- まだ消化器官が未発達の幼いハムスター
- 消化器官の働きが衰えている高齢ハムスター
- 体調を崩しているハムスター
このようやハムスターには与えてはいけません。
♢ハムスターの梨の与え方
ハムスターの大きさで多少変わります。
ゴールデンハムスターのような大きなハムスターは、1cm角くらいで、
ジャンガリアンハムスターのような小さなハムスターは、5mm角くらいになります。
そして、与える頻度は週に1回です。主食はペレットで、梨のようなフルーツはあくまでもおやつとしてあげる程度で十分です。
また、梨を与えて残した場合はすぐに処分するようにしてくださいね。
♢ハムスターに与えてはいけない梨はあるの?
これは1番気をつけなければいけないことで、熟れていない梨をあげないことです。未成熟の梨には有毒な成分が含まれていることがあります。
農林水産省で発表されたものですが、梨などのバラ科植物は、アミグダリンという成分を含んでいることがあります。アミグダリン自体は無毒なのですが、同じく梨に含まれているエムルシンという酸素によって分解されると、シアン化水素を発生させます。ハムスターがシアン化水素を摂取すると、急性中毒につながることがあります。
なので熟れる前の梨は与えないようにしましょう。
また、梨のタネや皮にも同じく成分が入っているので絶対に与えないようにしましょう。
♢梨の栄養素はどれくらい?
90%以上が水分の梨は、のどの渇きをいやしてくれる爽やかな果物です。でも、その他に何が含まれているのでしょうか。梨の健康に有効な成分をご紹介します。
- ビタミン B1、B2
- アスパラギン酸
- アルブチン
- ソルビトール
- カリウム
となります。
梨のもっとも知られている効果が、解熱作用です。夏場の火照った身体を冷ましてくれるのは、アルブチンやアスパラギン酸の働きになります。
これらの成分には、疲労回復効果や抗酸化作用も認められており、体力の低下する高温の時期に最適な果物です。
また、カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、身体にかかる負担を軽減してくれます。体調不良などで体温が下がっている時などには逆効果です。おなかが冷えるので、決して与えないようにしてください。
♢ハムスターに梨を食べさせるときには
甘くて水分が多い梨は、ハムスターたちが好んで食べる果物です。
それだけに、与え過ぎには十分注意したいものです。果物類の栄養的にはハムスターにとって、それほど必要な食べ物ではありません。
水分補給の1手段と考えるのが正解です。体調をよく観察し、軟便になっていないことを確認してから、適量与えるようにしてください。
そして水分の多い梨は傷みやすいので、ハムスターが隠していないかチェックをしてください。
汁がついていたらケージをしっかりとお掃除しておきましょう。
カビが生える原因になってしまいます。梨は身体を冷やす食べ物ですので、部屋の温度管理もきをつけてあげましょう。
♢まとめ
ハムスターの梨についてご紹介してしましたが、いかがでしたでしょうか?
梨は量や頻度を気をつければ、それほど問題はありません。ただし、身体の小さいハムスターは人間と違い、ほんの少しのことが大きな害となることもあります。飼い主さんが、与える食べ物についての知識をもつほど、ハムスターの暮らしが守れるようになります。
可愛いハムスターのためにも、少しずつ知識をもって大切に育てていきたいですね。