ハムスターは動物の中でも水を飲む量はかなり少ないと言われています。
体が小さいからなのか?など色々と不思議に思う方もいますよね。
今回はハムスターの、水について詳しくご紹介していきたいと思います。参考にしていただけたら嬉しいです。
♢ハムスターはあまり水を飲まないの?
本来、ハムスターは水をあまり飲みません。乾燥地帯の生き物なので、水分は少なくても生きていけます。
個体差はもちろんありますが、野菜を与えていれば、普段あまり飲まない子もいます。
ですが野菜はの与える頻度は、週に1〜2回が的確な頻度になりますのでそれ以上に与えることは、ハムスターの体を壊してしまう原因になります。
また野菜だけでも十分な水分量といっても、給水器は必ず設置するようにしてください。
また、通常ハムスターは、体重の10%を飲むと言われていますが、夏場は増え、冬場は減ったりします。
♢水無しで何日平気?
ハムスターは飲む量がすくないからといって、まったく大丈夫ということはありません。
ネズミは5日はもつ。と言われていますがもつということは、平気な訳では無いということになりますよね。
基本的に野菜を食べていて飲まないなら平気かもしれませんが、水分を何も取らないのは厳しいでしょう。
そして、すべての生き物は水を必要とします。
ただし、必要とする水の量は生き物の種類や生態によって変わってきます。また、水分を多く含む食べ物を食べている場合は、水の量が減ることがありますし、病気により、多くの水分を必要とすることもあります。
♢水を与える注意点
ハムスターが一日に飲む量は少なく、給水器に入れた水が一日で無くなることはありません。けれども毎日水は取り替えてください。
水は長期放置すると水垢や、カビが発生することがあります。そんな水を飲ませてしまったら、ハムスターが病気になってしまいます。
また、給水器は洗いにくい形状をしていますが、すすぐだけではなく、週に数回、出来れば毎日しっかりと洗うようにしましょう。赤ちゃんの哺乳瓶を洗うために販売されているグッズや、ブラシなどを使うととっても洗いやすいですよ。
♢ハムスターはどうやって水の存在をしるのか
生まれたばかりの赤ちゃんハムスターは、給水器の給水口にあるボールの回す音を聞き、給水口から濡れた水の匂いで水の存在を覚えます。
また、お母さんハムスターや仲間から学ぶこともあります。
ペットショップって販売されているハムスターは、給水器に水が入っていることを知っています。そのため、ゲージに給水器がついていれば、給水器から水を飲むことが出来ます。
給水器から水を飲まないハムスターは、覚えさせる必要があります。
♢ハムスターが水を飲まない理由
ハムスターが水を飲まない理由として、給水器自体に問題がある場合や、偏食している場合、個体差などがあります。
理由は5つあり、それぞれご紹介していきたいと思います。
①給水器に不具合がある
例えば、給水器がつまっていることで、水が出てこない、出にくい場合や、給水器が不定のため飲みにくい場合があります。1番多い原因は、給水器が正常に機能せず、水が出にくい状態になっているということです。
給水口が埋まっていると、押しても水が出てくることがなく、水も減りません。給水器の取り付け方を気をつけましょう。
②給水器を怖がっている
給水口からの水漏れにより、濡れることを嫌がる場合や、給水器が落下したことで怖がっている場合があります。
ハムスターは本能が強いので、生命の危機を感じたことをよく覚えているのです。そのため、給水器を別の場所に置くことや、別のものに変えるなどして、別の給水器を認識させると良いでしょう。
③水分量豊富な野菜を与えている。偏食気味。
野菜には多量な水分が含まれています。そのため水分に満足して飲まないということがよくあります。ですが野菜の与えすぎは、下痢の原因になりますので適量、頻度をよく守るようにしましょう。
④給水器の使い方がわからない
通常であれば、ハムスターは水の匂いをかぎわける事ができるのですが、赤ちゃんハムスターは給水器から上手に飲むことが出来ないため、赤ちゃんハムスターの場合は平皿で飲ませると良いでしょう。
ただし、ハムスターは水が大の苦手になります。平皿で与える場合は十分注意してください。
⑤個体差によりけり
ハムスターが水を飲まなくなる原因として、それぞれの個体差が挙げられます。もともと水を飲まないハムスターがいれば、水をがぶ飲みするハムスターもいます。また中には、給水器から水を飲むことを覚えないハムスターもいます。
水を飲まないハムスターの場合、野菜などを与えるとして、少しでも水分を摂取するように工夫しましょう。
♢まとめ
ハムスターの水についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
もともと飲む量がすくないハムスターですが、全く与えるのは危険なので、給水器をしっかりと設置しましょう。
毎日の観察がとても重要です。少しでも長く一緒に過ごせるように、ハムスターには健康でいて欲しいですよね。