ハムスターは小さくて、よく食べてよく寝て走ってと全てが可愛く思えますよね。
可愛すぎてスリスリしたり触ったりしたくなる人がほとんどだと思います。見ているだけでは物足りないですよね。
そしてハムスターな小さな耳はいつもピン!と立っていますよね。たまにピクピク動いていてつんつんしたくなってしまう気持ちも分かります。
そんなハムスターの耳ですが、触っても大丈夫なのでしょうか?また、いつも立っているはずの耳がペタンとしている時、それはどんな状態なのかをご紹介していきたいと思います。
♢ハムスターの耳は触っても大丈夫?
答えは触ってはいけません。そもそも、ハムスター自体も触るのはよくありません。
ハムスターの寿命は約3年になります。寿命を縮めてしまう原因の1位が、なんと飼い主や人間がベタベタとハムスターに触れるということになります。知らない方、多いのでは無いでしょうか??
ハムスターにとって、いくら飼い主であっても、巨大の怪物というくらいの緊張感、ききかんがあるんです。なので持ち上げたりした時のハムスターは大体緊張感でいっぱいになっています。あまりにも時間が長かったり、ベタベタ触るとハムスターはストレスがかなり溜まってしまいます。
触るのも最高でも10分程度にしましょう。
そして耳は何よりも敏感な場所になりますので余計にストレスになってしまいます。
これは猫も同じですので気をつけてくださいね。
ハムスターを触るのは10分程度、できるだけ触れずに、見ているだけが、ハムスターを長生きさせてくれますよ。
♢ハムスターが耳を立てている時の気持ちは?
ハムスターが耳をピンと立てている時は、何か気になる音がしてその方向へ注意を向けている状態になります。
集中している時です。ハムスターの聴覚は人間とは比べ物にならないほど発達しています。人間が聞き取れないほどの音も、ハムスターは聞き取ることができます。だからこそ敏感に反応するんですね。
また、ハムスター同士は、人間が感じる事ができない超音波で会話すると言われています。もしかしたら、ハムスター同士で会話しているのかもしれませんね。
ハムスターは人間の4倍の音域を聞くことが出来るそうです。飼い主の足音も聞き分けれるとも言われているので、もしかしたら帰りを待っているのかもしれませんよ。
♢ハムスターが耳を後ろに向いている時は?
それは怖くてビクビクしている状態になります。また、次の行動に備えて警戒している状態の時です。何かをしている時に、耳が寝ている場合は集中しているときなのです。
この状態の時に、さらに飼い主がハムスターを興奮させるような行動を取ると、ジジと鳴いて威嚇することがあるので気をつけましょう。
ハムスターは滅多に鳴かない動物なので、構いすぎてうかつに手を出さないようにしましょう。
♢ハムスターの耳が寝ている時は?
この時は、警戒心を和らいでリラックスしている状態になります。実際に寝ている時や寝起きの時もリラックスしているので、このような姿を見せることが多いです。
警戒心のないリラックスしている状態なので、そのままそっとしておいてあげましょう。
ハムスターが周囲の騒音が気になってうるさいと思っているときも、耳をたたむことがあります。耳をたたむことで、周囲の騒音を遮りたいのです。飼い主は、その騒音に対して対応してあげる必要があります。
ハムスターは人が近づいたり、周囲で少し物音がするだけでもすぐ反応できる生き物ですので、耳をたたんでいないか注意して観察しましょう。
ハムスターも人間同様、ストレスがかかると薄毛になることがあります。
そして、耳の後ろあたりが薄毛になることもあります。それは皮膚炎を起こしている場合があります。もちろん自然にと抜けていく場合もあります。
ダニなどにより、炎症が起きていることがありますのでこちらも十分に注意して観察しましょう。必要に応じて、動物病院での受診も検討したほうが良いでしょう。
こまめなブラッシングもおすすめします。
♢まとめ
ハムスターの耳についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ハムスターに触れるのは、ストレスを与えてしまうので極力触れるのは避けましょう。
触れ合うのも10分程度が良いです。
- 耳がたっている時は、集中しているとき
- 耳が後ろ向きになっている時は、警戒している時
- 耳が寝ている時は、リラックスしているとき
- 耳をおりたたんでいるときは、騒音が気になっている時
- 耳の後ろが薄毛になっている時は、皮膚炎の可能性が。
になりますので、よく観察するようにしましょう。人間にも喜怒哀楽があるように、ハムスターにも心情があります。
私のハムスターも夏場になると少しぐったりすることがあります。これからの時期は特に気にした方が良いかもしれません。
注意深く観察しながら、愛情をこめて育てていくのも飼い主さんのお仕事の1つかもしれませんね。