何かペットを飼いたいなと思っている方は、その入手のしやすさ、飼いやすさから、初めにハムスターを選ばれる方が多いのではないでしょうか?
動物を飼うにあたって、人に懐くのか?懐かないのか?
とても重要なことになると思います。
今回はハムスターを飼おうか悩んでいる方、実際にハムスターを飼いはじめて、なかなか懐かず悩んでいる方、ぜひ参考にしてください!!
ハムスターは人に懐くの?
結論から言うとハムスターは人になつきます!!
ただハムスターは天敵が多いため、警戒心が強い生き物なので人になつきにくいと言われています。
また、ハムスターは眼も悪いうえ、記憶力もあまり良くないので、飼い主を匂いや声で認識するための時間が必要になります。
しかし、一緒に生活していく中で飼い主を認識し慣れると甘えてくるようにもなります。
なので、ハムスターと仲良くなるためのお世話の仕方をしっかりと理解し、懐いてもらえるように頑張りましょう!
懐く種類と性別、性格
ハムスターの懐き度は、種類や性別、性格により変わってきます。
懐きやすい種類
ハムスターがなつきやすい種類の順番
- ゴールデンハムスター
- ジャンガリアンハムスター
- キャンベルハムスター
- ロボロフスキーハムスター
- チャイニーズハムスター
ゴールデンハムスターの特徴
- 大きさ…体長15㎝前後 体重120g程度
- 寿命…約2年~3年
- 性格 おっとり、温和、賢い
ジャンガリアンハムスターの特徴
- 大きさ…体長約8㎝前後 体重30g程度
- 寿命…約2年前後
- 性格 喜怒哀楽がはっきりしている
- 社交性がある、臆病
飼うからには、一緒に遊びたい!という場合は、
ゴールデンハムスターかジャンガリアンハムスターがおすすめですよ!
懐きやすい性別
ハムスターは基本的にはメスの方が懐きやすいと言われています。
オスの性格
→おっとり
→好奇心旺盛
→ストレスに弱い
メスの性格
→神経質
→食欲旺盛
→ストレスに強い神経質
メスの方がなつきやすい理由は、ストレスに強く環境変化に対応しやすいからと言われています。
しかし、メスは妊娠出産、育児をすることから、人間と同じように神経質な部分がどうしてもあります。
それに対して、オスの方がのんびりやさんですが、ストレスには弱いので環境変化にも弱く注意が必要です。
オスメスは、個体差や各々の性格の相性もあるので、あくまで参考程度にしてください。
懐きやすいと性格
ハムスターを選ぶ際はペットショップの店員さんに許可をとり、必ずハムスターのケージに手のひらを上にし、中にいれてみましょう。
びっくり驚き飛びのく子
→性格が臆病すぎる
いきなり噛んでくる子
→性格が攻撃的すぎ
おすすめは、
- ゆっくり近づいてきて匂いを嗅ぎ始める子
- そのまま手の上にのっかる子
です。
懐くのに要する期間
ハムスターが懐くには、最初の1週間がとても重要です。
最初のお迎えに失敗すると、ハムスターがなつくまでとても時間がかかってしまったり、嫌われたままになってしまいます。
1ヶ月以上ゆっくりと時間を掛けて、徐々にスキンシップをはかるようにしてください。
懐きやすくするためのお世話の仕方
自宅に慣れてもらう
最初の1週間ですることは、「見ない、触れない、騒がない」です!
可愛いハムスターを我が家に連れてきて、最初から仲良くなろうとスキンシップをはかりたくなる気持ちもわかりますが、ハムスターはとても警戒心の強い動物です。
ましてや人間は大きな巨人です。
何かされないか怖がってしまうのも無理はありません。
なので、最初の1週間はそっとしておき、環境に慣れてもらい、ケージの外からそっと見守りましょう。
ただし、最低限のお世話、水や餌、トイレ掃除はきちんとやりましょう。
1週間くらい経てば、徐々にケージ内の小屋から出てきて、外を見にくるようになります。
そのくらいになるとようやく、ハムちゃんが安心しケージ内の安全を確認ができて、外の様子が気になってきたということです。
呼んでみよう!餌付けしてみよう!
ケージの中の安全確認が終わったら、ここからやっとあなたの存在や見方なんだよと理解してもらうことをやりましょう。
先程もいったように、ハムスターは目が悪いため、音や臭いで周りの環境を理解します。
なので、実際に名前を優しく呼んであげたり、手渡しで餌をあげて慣れさせてあげましょう。
手渡しのときの注意点
いきなり近づき餌をあげるのはNG。
また、手のひらに餌を乗せてあげるのもNG。
ビックリしてしまうので、焦らずゆっくり触れない程度に距離感を保ち、餌を与えましょう。
また、ハムスターに触れるのはまだNG!
まだ飼い主のことを理解していません。
少しずつ呼びながら餌を与えれば、美味しいものを運んできてくれると理解してくれますよ!
手のひらの上に乗ってもらう
ここで少しずつ警戒心がなくなったら、次のステップです!
餌を手のひらに乗せてあげてみましょう。
手のひらに乗ってくれた子
→手のひらや指は動かさず、食べ終わるのを待ってあげてください。
手のひらに乗ってくれなかった子
→呼び掛けと餌付けに慣れてもらってください。
餌=手のひらに乗ると覚えさせる
ここまでくると『名前を呼ばれる』ことと、『手のひらに乗る』ことで、餌がもらえると理解し始めます。
→あえて餌をもたず手の平を上にして名前を呼ぶ。
→釣られたハムスターが手の上に乗ってきます。
→「あれ?餌無い?」と困り顔をして飼い主を見てきたら、
→そのタイミングで餌をどうぞ。
これをやり続けることで「手のひらの上に乗ると餌をもらえる」と理解し始めます!
よしよし撫でてあげる
手のひらに自ら乗ってくるようになったら、次は撫でてあげてみましょう。
気持ち良さそうに目がとろんとしたら、成功ですよ!
撫でる際は、耳と鼻には触らないようにしてください。
とても敏感なので、嫌がります。
一緒に遊ぼう
このくらいになると、構ってと近づいたりしてきます。
なので、一緒に遊んであげましょう。
ここまで来てやっと、ハムスターを手のひらに乗せて持ち上げたり、少し移動して大丈夫です。
1ヶ月たっていたら、ケージの外で遊んだり、お部屋を散歩させたりしてOK!
ただハムスターは体力がないので、最初は3~5分と短めに、徐々に長くしていってください。
ハムスターに嫌われる飼い方
お家に迎えてすぐに触ろうとしたり、かまいすぎてしまうことでストレスになり、嫌われてしまいます。
また大きな声、特に子供、女性の高い声はハムスターにとってストレスになります。
優しい声でそっと話しかけましょう。
他にも、ご飯を食べている時や寝ている時に起こしてコミュニケーションを取ることは嫌われてしまいます。
ハムスターは夜行性です。
昼間寝ているところを起こしたり、大きな音をたてるようなことはしないであげてください。
また、威嚇や怯えているときは「ジジッ」という声や「ギューギュー」と声を発します。
その時はすぐに行動をとめ、そっと見守ってください。
懐いている行動サイン
ここまでお世話してきて、やっと心を許してくれた瞬間は嬉しいですよね。
あなたに懐いているという証拠の行動をご紹介します。
- 手を入れると寄ってくる、手のひらに乗る
- 手の上で寝てしまう
- 手の上でくつろぐ
- 手のうえで餌を食べる
さらに慣れると、
- ごろんとお腹を見せてくれる
- 自ら飼い主に近寄り甘えてくる
- 指をペロペロ舐めてくれる
『ラッコ食い』のように手のひらで仰向けで餌を食べてくれるようになったら最高ですね。
ここまでくると犬や猫とかわりないですね!
まとめ
ここまで、ハムスターの懐くまでの期間や、懐いている行動・サインなどをお伝えしてきました。
ハムスターは少ないスペースで飼え、とても飼いやすい動物です。
少しずつ距離を縮めていくことで、懐きますし、可愛い姿をあなたに見せてくれるようになりますよ。
なので、急がず、少しずつ仲良くなってください。