ハムスターのしっぽってとってもかわいいですよね。ついつい触りたくなってしまいます。
ネズミやリストは長いのにどうしてハムスターはあんなに短いのでしょう?
ハムスターのしっぽが短い理由を皆さんはご存知でしょうか?
ハムスターのかわいらしいしっぽには様々な意味や役割があり、ハムスターの生活に欠かせない存在なんです。または、病気をうったえることも!
とっても気になりますよね。
ハムスターのしっぽについて、さっそくご紹介していきたいと思います。
ハムスターのしっぽが短い理由
ハムスターのしっぽが短いのは、生活する中で長い必要がなく退化したためなんです。
動物はしっぽを使ってバランスを取ったり、木に登ったり、感覚をつかんだりします。
敵から逃げる為に、木登りをする動物にりっぱなしっぽがついていたりしますよね。例えばリスもそうです。
木に登って飛び降りる際に、落下の衝撃を和らげ怪我を防いでくれる役割が、あのふさふさで長いしっぽにあるのです。
ハムスターは、上に逃げるのではなく、走って逃げたり、巣にもぐったりするので高い場所に行く習慣がありません。
なのでしっぽを長くする必要もないし、ふさふさにする必要もないのです。
ハムスターのしっぽの役割
退化したため、しっぽが短くなりましたが、役割が全くないということではありません。
チョロンとしたまんまるなしっぽですが、上下左右に動かしてバランスをとることができるんです。
ハムスターがたった時、走る時、何かの衝撃でバランスがぶれた時、しっぽを見てみると微妙に動いていることがあるんです。
おしりを振っているように見えるのですが、実は、しっぽを動かしていて姿勢が崩れないようにサポートしていたんです。
ハムスターの毛づくろいをしている姿はご存知ですか?毛づくろいは座りながらするんです。
その座っている姿勢のときも、しっぽが倒れないように支えてくれているんですよ。
なかなか気づかれないことが多いのですが、実はしっかりとしっぽの役割を果たしているのです。
感情が読み取れる。
ハムスターのしっぽにはまだありまして、バランスだけではなく、感情を読み取ることもできてしまうのです。
感情を表情に出さない動物なのでしっぽで判断するのもありですよね。
しっぽが、ピーン!と伸びている状態の時があります。
普段まんまるとしたしっぽですが、伸びると長い!という事実をしります。特に、ゴールデンハムスターなどの大型ハムスターは、1cmもの長さがあります。ビックリしますよね。
また、ジャンガリアンなどのハムスターは、2cm~3cmになります。これでも普段のハムスターのしっぽからしては、長く感じますよね。
このピーン!と伸びている状態の時の感情は、周囲を警戒しているサインになります。
知らない場所に出たり、普段聞かない音を聞いたりした時に起こる行動になります。
少し経つと自然に戻るので大丈夫なのですが、常にピーン!としっぱなしの場合、
環境がよくなくストレスを感じている状態になりますので、飼育環境をよく見直す必要があります。
また、ハムスターのしっぽが濡れている場合、すぐに病院へ連れていきましょう。
しっぽが濡れていると、ハムスターにとってはかなり危険な状態です。
そして便が下痢の場合さらに危険です。観察しやすい部分になりますので、常に観察して、発見したらすぐに病院へ連れていきましょう。
食べすぎやストレスによる消化不良を疑う可能性もあります。
そして、しっぽが赤く見えたり、血が滲んでいるように見ることもあります。
どこかにぶつけてしまったり、挟んでしまったりなどの、怪我の場合も考えられます。また、自分で噛んだり、引っ張ったりと自傷行為の可能性もあります。
ハムスターが自分の体を傷つけてしまう行為は、かなりの高ストレスを感じている証拠になります。これは、人間と同じですよね。
自分の体を傷めるのはとっても辛いし、痛いです。それをしてしまうといえことは、そうとうなストレスがある、ということになります。このサインは見逃さないで下さい。
さらに、皮膚がただれて痒そうにしている場合は、アレルギーの可能性も考えられます。
ゲージのお掃除がおろそかになっていたり、環境が悪い場合に起こりやすいので注意するようにしましょう。
そして病院に行くこともおすすめします。
常に、ゲージ内は清潔に、そして環境は良い状態にすることを心がけるようにしましょう。
まとめ
ハムスターのしっぽについて、ご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
ハムスターのしっぽはとってもかわいくて魅力的ですよね。そんなしっぽでも沢山の役割を果たしているということがわかりましたね。
見た目は可愛いのに、色々果たしていてすごいですよね。
これからは可愛い!だけではなく、健康状態をチェックする、という意味でも見てみてください。
またしっぽの動きにも注目してみてくださいね。