ハムスターは、飼育のしやすさや、その愛くるしい姿から、ペットとして飼いたいと思う人も多い人気の小動物です。
これからハムスターを飼育したいと思っている方には、ハムスターに嚙まれたらどれくらいの痛さなのだろうと心配になっている方もいるでしょう。
そこで今回は、ハムスターの噛む力はどれくらいなのかについてと、チクっと痛い程度の噛み方や、血が出るくらい噛まれたときの、ハムスターの気持ちについて、調査してお伝えしていきます。
ハムスターの噛む力は3種類に分類されます
ハムスターが飼い主さんを嚙む力は、大まかに分けると3種類になります。
噛み方によって、それぞれ理由がありますが、まずは、どれくらいの力で噛むのかについてご説明していきます。
まず、飼い主さんの手や指に血が出るくらい強く噛むケースがあります。
ハムスターは、固い餌も好んで食べることや、歯も丈夫に作られているので、噛む力は強力です。
この場合、色々な原因がありますが、強いストレスや、餌の量が足りていなくて飢餓状態になっていることもあるため、ハムスターにそのような兆候が見られたら、早急に対処する必要があります。
次は、飼い主さんの手や指に歯型が残るほどの痛さで強く噛むけれど、噛んだ後すぐ離すケースです。
そして最後のケースは、強さを加減して、噛まれた飼い主さんがチクッと感じる程度に軽く噛む、甘嚙みです。
ペットとして一番多く、飼育されている犬や猫も甘嚙みはよくします。
また、ケージなどを噛むケースもあります。
その他には、ハムスターをケージから外に出すと、部屋の中にある、家具やケーブルを噛んだりもよくします。
ハムスターは知らないものを見て、それを何か確認するために、口に入れたり、噛んだりすることがあります。
ケーブルに関しては、元々、地中に巣穴を作って生活するハムスターにとって、木の根っこを噛むのと同じで、ケーブルも噛んでしまうケースがあります。
ハムスターが甘噛みや血が出るくらい噛む時の気持ちについてと対策法
ハムスターは、温和な性格で、敵と出会っても、戦ったり、襲いかかったりする動物ではありません。
そして本来は、人を噛むような動物でもありません。
ですから、ハムスターが飼い主さんを噛むのには理由があります。
ハムスターが飼い主さんを噛んでしまった時の、ハムスターの気持ちや、噛まれないようにするための対策法をお伝えしていきます。
まず、ハムスターが飼い主さんの手や指を、血が出るほど強く噛んだ場合は、とても強い危険や恐怖を感じ、それが重いストレスにもなっていることが原因です。
ケージの中に、飼い主さんが用意したハムスターの家が、安眠出来ないなどで、そのハムスターに合わないと、家がないと認識し強いストレスに繋がります。
強い危険を感じる原因としては、ハムスターは用心深い動物なので、ケージが激しく揺れたり、大音量が突然聞こえたり、餌の量が足りていない状況が続いたりということが考えられます。
そして、飼い主さんが、知らぬ間にハムスターに、恐怖心を与えてしまう行動をとってしまったことが原因にもなります。
歯型が残る程度の痛さで、強く噛んですぐ離す場合は、驚いたり、嫌がっていることがあります。
手のひらの上に乗せているときに噛まれる時は、飼い主さんの手のひらから降りたいと思っている時もあります。
やはり、一番多い原因は、周りからの音や振動、飼い主さんの指などが突然出てきて驚き、衝動的に噛んでしまうケースです。
また、動物性たんぱく質が不足していると、飼い主さんの手を噛むこともまれにあります。
強さを加減し、チクッとする程度に軽く噛む場合は、ハムスターを飼い始めたばかりで、まだ環境や飼い主さんに慣れていない時に、ハムスターを触りすぎたことが原因であることが多いです。
その為、飼い始めたばかりのハムスターはなるべく触らないようにし、ハムスターは習性により行動しますので、ハムスターの生活スタイルを邪魔しないようにしましょう。
もう一つの原因としては、ハムスターには縄張り意識がある為、飼い主さんに近づいてもらいたくないという意識の表れの場合もあります。
そして、用心深いハムスターに、恐怖心を与えないように、振動や音、室温などに注意し、餌が足りているかもマメにチェックすることが大切です。
ケージ内の寝床が、ハムスターにとって安眠できて、安心できる環境であるかの、飼育環境にも注意する必要があります。
まとめ
ハムスターの噛む力や噛む時の気持ちを知って、その対策法についてもお伝えしてきました。
この記事を読んで、これからハムスターを飼育する方に、不安を感じることなく、ハムスターと仲良く生活していただきたいです。
焦らず、少しずつ、ハムスターに自分の存在が安心できることを認識してもらえるように、ハムスターのペースに合わせて、接してあげてください。
きっとハムスターへの、飼い主さんの愛情が伝わるときが来るでしょう。