生まれてすぐのハムスターの赤ちゃんはとっても可愛く、つい触りたくなってしまいますよね。
でも、生まれてすぐの赤ちゃんは触ってはダメなのです。
なぜなら、触ることは赤ちゃんにとって命取りになってしまうからです。
こちらではハムスターの赤ちゃんはいつ頃から触れるのかを調べましたので紹介していきます。
ハムスターの赤ちゃんに触るとどんなことが起きるの?
ハムスターの赤ちゃんが生まれて1週間は飼い主は赤ちゃんを見守ることだけをしましょう。
母ハムスターは巣箱のなかで出産し、そのまま母乳を与え赤ちゃんを育てます。
- 実際、何匹生まれたのか?
- どんな状態なのか?
飼い主さんとしてはとっても気になるところだと思います。
しかし、生んだばかりの母ハムスターは慣れない育児に大忙しの状態です。
また産後ということもあり、子を守るためにとても気が立っています。
この期間は、人間やほかの匂いが赤ちゃんにつかないようにすることが最も大切です!
赤ちゃんハムスターを触って人間の匂いが付いてしまったり、飼い主が巣箱を覗いたりケージの周りで騒がしくすれば、母親ハムスターはストレスから赤ちゃんハムスターを食べてしまったり、育児放棄してしまうこともあるのです。
また、母ハムスターは赤ちゃんに母乳を与えています。
この時期はタンパク質を多くした栄養価の高いご飯を与えるようにしましょう。
栄養が足りないことも、母親が赤ちゃんハムスターを食べてしまう要因となります。
気を付けてください!!
飼い主はどんなことが出来る?
なので、人間が母ハムスターに関わるのは、エサを与えてトイレ掃除をするだけにしておいてください。
母親の緊張が大きいときは、トイレの掃除もしなくても良いでしょう。
赤ちゃんハムスターが巣箱から出てしまったとしても、まずは母親に任せましょう。
赤ちゃんが動けない場所に挟まってしまったり、それに母親が気づかない、対応しないようなときは、トイレを掃除しているスコップで巣材ごと赤ちゃんをすくって巣箱の近くに置いてあげましょう。
生後3週間目で初めて触れる
赤ちゃんハムスターは10日も過ぎれば、巣箱から出てくるような子も現れます。
しかし、3週間を過ぎるまでまだ触らないでください。
3週間頃の赤ちゃんの様子は?
3週間を過ぎる頃には、赤ちゃんハムスターはほぼ離乳しており(個体差があり)、自分でエサを食べられるようになっています。
母親の緊張感も薄れてくる時期なので、巣箱の掃除などもできるようになります。
しかし、母ハムスターの様子を見ながらやってあげてくださいね。
無理は禁物です。
3週間過ぎたら触ってもOK
この頃になったら、飼い主も赤ちゃんハムスターを触ることができるようになります。
しかし、離乳したからといって完全に母ハムスターの警戒心が無くなるわけではないので、いきなり巣箱から赤ちゃんを引き出したり、持ち上げたりすることはやめてあげてください。
赤ちゃんの餌の量は?
1週間は何もしないで見守るだけ、と述べましたが、まったく餌を与える必要はないのでしょうか?
そんなこと言われても、やっぱり心配になってしまいますよね。
生まれてすぐは?
生後10日まで、ハムスターの赤ちゃんに餌を与える必要はありません。ハムスターの赤ちゃんは、母乳で必要な栄養を摂り込んでいます。
なので、赤ちゃんハムスターに餌をあげる必要ありません。
またこの時期は人工飼育も不可能な状態なので、すべて母ハムスターにお任せしましょう。
一方、母ハムスターの餌は母乳のために通常より多めに与える必要があります。母ハムスターには、いつもの倍の餌を与えてあげましょう。
母ハムスターの栄養が不足してしまうと、母乳が出なくなってしまうことを本能で察知します。
そうすると、生まれた赤ちゃんハムスターの全滅を防ぐために赤ちゃんを食べてしまうことがあります。
気を付けてください。
生後10~20日過ぎの対応
生後10日過ぎ頃から、赤ちゃんハムスターは活発になってきます。
積極的に動き回り、巣箱から出てくることもあるでしょう。
この頃になると母乳以外に柔らかいものやフンなども口に出来るようになります。
フンを食べるのにビックリしますよね。
でも、母ハムスターのフンには赤ちゃんハムスターの免疫力を高めるための善玉菌やミネラルなどの栄養素がたくさん含まれているため、とても大切な食事なのです。
安心して見ていて大丈夫です。
またこのときの母ハムスターの餌の量は通常の倍のままで大丈夫です。
育児放棄してしまったら?
ここで母ハムスターがもし育児放棄してしまったら、どうしたらよいでしょう?
もし母ハムスターが育児放棄してしまった場合には、飼い主による手作りの離乳食で対処する必要があります。
ペレットをハムスター用のミルクでふやかした離乳食をあげましょう。
これを赤ちゃんハムスターが食べやすい位置に置いてあげると、上手に食べてくれますよ。
生後20日~25日過ぎの対応
この頃になると赤ちゃんハムスターは完全に乳離れします。
なので、このタイミングで通常の固い餌を食べれるようになります。
また、歯も乳歯から永久歯へと生え変わりますので安心してあげてください。
この頃になると母ハムスターも子離れをしお世話もしなくなります。
もはや他人のようになりますので、1ハムスターとして母ハムスターと同じ餌をあげられますよ。
まとめ
今回は出産後の母ハムスターと生まれたばかりの赤ちゃんハムスターの飼育方法をご説明しました。
人間同様、ハムスターも母子共に出産後はとても繊細です。
飼育方法を誤ってしまうと、戸惑わせてしまったり、最悪の場合死なせてしまう可能性もあります。
産後の飼育ポイント
- 赤ちゃんを触れるのは生後3週間後
- 生後10日までは餌を与える必要はなし
- 生後10日~20日頃には柔らかいものやフンを食べる
- 生後20日~25日で大人と同じ食事へ
- 母ハムスターは出産後~20日頃までは餌は通常の倍
事前に準備し、しっかりと理解しておくことで、安全に安心して飼育ことが出来ますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。