ペットとして人気のハムスターですが、その寿命は2~3年と言われています。
ここでは、ハムスターの死んでしまったときの様子や特徴を3つのポイントに分けて説明していきます。
ハムスターの衰弱の特徴
ハムスターは最期が近くなると次のような症状が現れます。
- 食欲が減る
- 活発に遊ばなくなる
- 寝ている時間が長くなる
- 体の汚れが目立つ
人間と同じように、ハムスターも体が弱ってくると食が細くなったり、エサを残したりするようになります。き
ちんと食べているのに、急激に体重が落ちてしまった場合、かなり重い病気にかかっている可能性があります。
こまめに体重を測って健康管理をしましょう。
また、老化で歯が悪くなることが原因で、固いものを食べられなくなることがあります。
そういった場合は、エサをお湯でふやかすなど、柔らかく食べやすいものを用意してあげましょう。
回し車やおもちゃなどで遊ばなくなってくるのは、足腰が弱ってくることが原因なので、ハムスターが落下してしまう危険性がある場合は、骨折などを防ぐためにも、ゲージから遊具を取り外すことをおすすめします。
ハムスターは老化による寿命以外にも、突然死をしてしまう場合があります。
実際私が小学生のときに初めて飼ったハムスターは、生後1カ月ほどで突然死んでしまいました。
遺伝によって生まれたときから心臓などに病気があったりすると、すぐに死んでしまうこともあります。
ハムスターは小さく、ストレスに弱い生き物なので、のびのびと快適に暮らせる環境を整えることが大切です。
ハムスターの死亡と疑似冬眠の違い
ハムスターに限らずほとんどの動物が、亡くなってからすぐに筋肉が硬直して動かなくなる「死後硬直」がはじまります。
ハムスターの場合10分から2時間ほどで体が硬くなっていき、触ってみると、柔らかな感触がなくなって、冷たい石のようになっているのが分かります。
ハムスターの冬眠についてですが、ペットとして飼育されているハムスターが冬眠することはほとんど無く、もし冬眠してしまった場合だんだん体が弱り、そのまま死んでしまう可能性が高いので、出来るだけ冬眠させないようにしましょう。
私は今までに4匹ハムスターを飼った経験がありますが、冬眠した子はいませんでした。
しかし稀に、ハムスターが疑似冬眠することがあります。
冬眠と似た状態ではありますが、冬眠と違うところが、自分で元気な状態に回復できないという点です。
また、完全な冬眠ではないので2,3日ごとに起きてエサを食べ、排泄をします。
もし、何日も動かなく冷たくなっている場合、それは死んでしまった状態です。
ハムスターが疑似冬眠しているときの特徴として
- わずかに呼吸している
- 体が完全に硬直していない
- 体に温もりを感じる
というのが挙げられます。
ハムスターは通常1分間に100回~250回呼吸をします。
しかし冬眠すると、1分間に数回程度にまで減少します。
ハムスターの呼吸を確認するためにティッシュの切れ端を口元にかざしてみるか、指先を少し濡らして近づけてみてください。
呼吸を感じることが出来れば、疑似冬眠してると確認できます。
他の方法として、体を触って確認しましょう。
体に弾力があり、手足に柔らかさが残っている場合、疑似冬眠だと判断できます。
また、目と口が開いていないかどうかもポイントです。
ハムスターはまぶたが薄いので、目が開いたまま死んでいることが多いです。
よく観察しても、死後硬直か疑似冬眠かどうかの判断が難しい場合はお医者さんに診てもらいましょう。
ハムスターとのお別れ時の供養方法
死んでしまったハムスターを安置する際は、きれいなガーゼで包み、小さな箱やゲージに入れてあげます。
供養方法として、
- ペット葬儀社に火葬を頼む
- 庭やプランターに土葬する
という方法があります。
私が飼っていたハムスターたちは、死んでしまってから2,3日は綿を入れた小箱に入れてそばに置いておきました。
それからお別れをしてプランターに土葬し、ひまわりの種やお花をお供えしました。
庭やプランターがあるお家なら良いのですが、よその人の土地や公園などに埋めるのは問題になってしまうので気を付けましょう。
清掃局や保健所でも引き取ってくれますが、嫌な場合はペット霊園や近所のペットショップに相談してみてください。
可愛がっていたハムスターが死んでしまうのは辛いことです。特にハムスターは寿命が短いので、最期の日まで大切に育てましょう。
最後に
以上、ハムスターが死んでしまったときの体の様子や特徴を説明してきました。
日々の健康管理をしっかりと行い、何か普段の様子と違うところを見つけたときすぐに行ける、かかりつけのお医者さんを探しておくことも大切です。ぜひ参考にしてください。