ハムスターを飼ううえで、ストレスサインを知ることはとっても大切です。
ペットショップで説明もありますが事前に自分でチェックをしていくことも大切です。
ハムスターはかなり繊細な動物になります。環境の変化、移動などは特に敏感でかなりのストレスを与えてしまいます。
また小さい動物なので周りの物が全て巨大でドキドキしてしまうこともあります。
そのストレスが溜まれば病気になります。
ハムスターはなかなか鳴く動物ではないし、表情にも出さないのでしっかりと、ストレスサインを把握しておきましょう。
さっそく説明していきたいと思います。
ストレスで現れる症状
海外などの野生のハムスターは、ストレスを感じることによって敵から身を守る。
ということもありますが、一般的なペットのハムスターはストレスは絶対に避けなければいけません。
なぜ野生のハムスターはストレスで敵から身を守れるのかと言うと、ストレスを感じ続けると血圧があがり、攻撃状態になるのです。
なので興奮状態で攻撃をして身を守る。ということになります。
これが、飼っているハムスターに起こってしまうと確実に良くないですよね。
ハムスターはストレスを感じていても、人間はほぼ気づくことはなく、知らない間に悪化してしまっている状態がかなり多いと言われています。
動物は自分が弱っていることを隠す生き物です。
だからこそ、いち早く気づいてあげれるためにも、ストレスサインをしっかり覚えましょう。
ストレスサイン、10選をご紹介していきます。
①回し車をいつも以上に回す
ハムスターといえば回し車。のイメージですよね。
うちの子たちもよく回しているのですが、いつも回すからこそ難しいと思われがちですが、基本夜中に回すのは少しの時間だけで良いのです。
ですが1時間以上続けて回していたら、それはストレスサインです。
運動量が足りていない状態になります。
この対処法は、ゲージの広さになります。
このストレスサインが出たら、ゲージの大きさが狭すぎるということになりますのでゲージを広い物にチェンジしましょう。
②餌を沢山たべる
これがまた危険なサインなんですが
- 足りない
- 餌の時間なのにくれない
というものの他に、餌が腐っている!というサインでもあります。これは身体にかなり悪いのでいち早くに気づいてあげましょう。
また、餌をくれないという状態が続いてしまうと、次も忘れられるかも…。という不安が出てきて過剰に食べてしまうということもあるので気をつけてください。
③自分(飼い主)をみて逃げてしまう
これは、1番気づくことが出来るサインだと思います。
この場合は、飼い主のことを安全だと思っていない、怖いと思っているサインです。
この意味がわかっていないと、心配になる飼い主は、どうしたの??と追いかけてしまうと思いますがそれが更にストレスを増やしてしまいます。
この状態になってしまったら、1度離れて自由な時間を作ってあげましょう。
私は怖くないよ、大丈夫だよという感じで接していきましょう。
④過剰な毛づくろい
このサインは動物あるあるですよね。
基本動物は過剰に、自分の身体を舐めたり、毛づくろいしてるとストレスが溜まっている証拠と言われています。
また人間も同じなんです。髪の毛をやたらと触る、顔を触るなどはストレスサインなんですよ。
それと同じでハムスターもストレスサインになります。
続くと皮膚の炎症や傷がついてしまう、そこから菌が入ってしまうなどと恐ろしいことになってしまうので早く気づいてあげましょう。
⑤噛み付く
これはかなり危険なサインになります。
ハムスターが噛み付くなんて可愛いものだ。と思う方も居るでしょう。実際に考えてみて下さい。自分が恐竜に噛み付く姿を。
自分よりも遥かに大きくて強い生き物に噛み付くということは、大袈裟に言うとかなり自分の身に危険を感じ、死を覚悟で立ち向かっているような状態になります。
そうとうなストレスになります。
ペットショップから連れて帰ってきた時によくありがちなのですが、まずは触らないことです。
自分から動いて慣れるまでは触らずハムスターから触れてくるようになるのを待ちましょう。
あと、上から掴むというのもかなりストレスですのでハムスターの足元に手を添えるようにしましょう。
⑥粗相する
これはびっくりさせることによって、粗相するということになります。
背後から触ったりすると驚いてしまいますので、ハムスターがしっかりと気づいている状態で触れるようにしましょう。
人間でもありえる話ですのでわかりやすいと思います。
びっくりするのは一瞬のことですが、その一瞬が高ストレスなので、おどろかすことは絶対にしてはいけません。
この驚きによって消化器官を悪くする事もありますので気をつけましょう。
⑦動きが急に止まる
ハムスターが急に動きを止める、といえことは敵が近くにいる。というサインになります。
身に危険をかんじている証拠ですね。
ハムスターはかなり敏感なので急激に止まることができます。敵に襲われてもすぐ逃げれるような体制をとっているんです。
これはもう完璧にストレスを感じています。
身の危険を感じているので高ストレスになります。
もし飼い主が近づいてこの行動をとった場合は離れてあげましょう。暫くは距離を置いて見守りましょう。
⑧鳴き声をあげる
ハムスターは元々あまり鳴く動物ではありません。
そのハムスターが鳴くということは、かなりのストレスを感じている、ということになります。
その鳴き声は、キーキーッ!などであり威嚇している証拠になります。
威嚇しているということは、追い払おうとしているということになります。
それなのに、心配になって掴んでみたりするとハムスターは攻撃された、やられた。という気持ちになってしまい、更なるストレスを与えてしまいます。
なので威嚇の鳴き声を聞いた場合は近づかず、そっとしておきましょう。
⑨あちこちでトイレをする
ハムスターはかなりの綺麗好きなんです。おトイレを守らない子はほとんどいませんし、教えなくても自然にできちゃうくらい優秀な動物です。
そのハムスターがあちこちでトイレをするということは、ストレスということです。
動物がおトイレ以外でするという行為は、縄張り意識になります。ここは自分の場所だ!近づくな!ということですね。
この場合のストレスは、環境があまり良くない可能性があります。
ゲージはその子の為のものなのにそれをわかっていないということは、ゲージやその環境になんらかの原因があるはずです。
しっかりと対処していきましょう。
また、自分のゲージなのに飼い主が勝手に掃除した!などと飼い主に対して信頼していない可能性もあります。気をつけましょう。
⑩砂遊びで異常に身体をこする
最後にご紹介するのが、特に知っていただきたい砂遊びについてになります。
ハムスターは水遊びができないかわりに砂遊びとよく言われていますが、異常に砂に身体をこすりつける、というのはストレスの証拠。
これは、自分以外の臭いにおいを消す。という行動です。
このタイミングにも問題があります。
飼い主が触って遊んだ後の場合、飼い主の匂いを取りたいということになります。
つまり、信頼していない、敵、ストレス対象ということです。
もしこのような行動を取った場合、信頼関係をしっかりしていきましょう。そうしないと飼い主がストレスの原因ということになってしまうからです。
なるべくこのストレスサインが出ることがないことを祈ります。
まとめ
ストレスサイン10選をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
これ以外にもまだ様々なサインがありますのでしっかりと調べておきましょう。
ハムスターが過ごしやすい環境づくりを心がけ、飼い主との信頼関係もしっかりと気づきあげていきましょう。