皆さんはハムスターにどんな野菜を与えていますか?キャベツや小松菜、レタスなどを与えてる方が多いと聞きます。
豆苗という野菜を知っていますが?メジャーではないのですが、お値段もとても安く、さらに美味しいし、色々な料理に使えるので我が家の冷蔵庫にはいつでもストックしてあるんですよ。
そんな便利な豆苗ですが、ハムスターは食べても大丈夫なのでしょうか?食べれるならどのような状態で食べたら良いのか?など詳しく紹介していきたいと思います。
♢豆苗ってなに?ハムスターは食べれるの?
豆苗は根元に豆がついていることでわかるように、発芽野菜の1種です。
元はグリンピースでおなじみの、えんどう豆、きぬさや、スナックエンドウなどと同じ仲間ということになります。
とても栄養価が高く、健康効果もあります。また水を使って栽培するので、農薬の危険性もありません。
ハムスター達も豆は大好きなので喜んで食べてくれます。
気をつけたいのは、意外に糖質が高いという事です。与えすぎると肥満の恐れがあるので気をつけなくてはいけません。
♢豆苗を食べさせる際の注意点!
豆苗は健康効果が高く、ハムスターにとって特に問題となる成分はありません。ですが、どのような野菜であっても、与えすぎるとその水分から下痢をする危険性は高くなります。また、1種類だけ大量に続けて与えることは、何らかの障害を起こす原因になります。他の野菜と上手に混ぜて、バランス良く食べさせることが重要です。
また、豆苗は1度食べてしまっても、根の部分を水に浸しておくことでまた芽が伸びてきます。上手く育てると2度くらいは収穫できるといわれています。ただし、菌がついてカビが発生する場合がありますので、毎日水を変えて清潔に保ち、少しでも変色などがあった場合は栽培を諦めましょう。
♢豆苗の与え方
豆苗は新芽のため、非常に傷みやすいです。そのため、与えて食べ残した場合はすぐに処分するようにしましょう。
そして種の部分は、何らかの薬剤が塗ってあったりします。カビ防止や、防腐など。なので、種は完全に取り除いて与えましょう。
加熱すべきかどうかは、ハムスターの好みによります。豆苗は加熱するとしなびてしまい、シャキシャキ感が無くなってしまいます。なのでシャキシャキ感が好きな子は、生のままで与え、苦手そうな子は1度加熱した豆苗を与えてると良いでしょう。
また、豆苗を茹でることによって、レクチンを除去することができます。適量と頻度を守れば気にする事はありません。
さらに、加熱することによって、βカロテンが体内で摂取しやすくなります。
ただ、茹でる時の注意点をしっかり守りましょう。
- 塩ゆではしない
- 余熱を取る
- 水気をよく切る
この3点を守って与えましょう。
また、乾燥をさせて与える方法もありますが、豆苗は傷みやすいため、おすすめしません。
与える適量は1~3本になります。
頻度は、週に1〜2回程度で間隔を開けて与えましょう。
このようなことをしっかりと守って与えれば大丈夫です。
♢豆苗の栄養分
・βカロテン(ビタミンAに変換)
抗発ガン作用や免疫賊活作用、視力、粘膜、皮膚の健康維持、喉や肺などの呼吸器系を守る働きがあります。この含有量はほうれん草をこえます。
・ビタミンB群
・ビタミンK
血液の凝固や骨の形成を助けてくれるビタミンです。
・ビタミンC
コラーゲンの成分に必要な栄養素で、免疫力も高めてくれます。
・葉酸
水溶性のビタミンB群の1つで、特に妊活、妊娠中に良いいわれています。
・豆苗のカロリー
100gあたり、27カロリーと控えめになりますので、太る心配もありません。
・豆苗の水分量
野菜で気になるのは水分量ですよね。豆苗の水分量は、100gあたり90.9gとなっており、野菜の中でもかなり高めとなっています。しっかりと適量を守りましょう。
・レクチン
豆苗にもレクチンが含まれています。レクチンは植物が外敵から身を守るための毒で、大量に摂取すると、下痢、嘔吐といった症状が出ます。適量であれば問題はありませんが、気になる方は、先程の通り加熱してレクチンを飛ばすことをおすすめします。
♢まとめ
ハムスターの豆苗についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
豆苗はとっても体によいんですね。ただし与え方や適量、頻度を守ることはとっても大切ですね。
- 豆苗は栄養素が豊富
- 豆苗はハムスターの好物ですが、水分量に注意
- 生で与えても大丈夫
- 茹でる時は塩ゆでしない、余熱を取る
- レクチンが気になる場合は茹でる
- 適量は1から2本、頻度は週に2回
- 豆苗は傷みやすいので食べ残しは処分する
- 種は完全に取り除く
- 豆苗は再生栽培ができる
このようなことが、豆苗に関する情報になります。皆さんのハムスターは、生のシャキシャキ派ですか?それとも茹でた豆苗ですか?
皆さんも参考にして、ハムスターに与えてみてくださいね。