ハムスターが食べ物を食べている姿って、なんであんなに可愛いんでしょうね。いつも眺めてしまいます。小さい口で一生懸命食べている姿がたまらなく好きです。
そんなハムスターですが、レタスを食べても良いのでしょうか?人間でも大人気のレタス。サラダに欠かせない、人気の野菜ですよね。
先に結論を言ってしまいますが、ハムスターにレタスを与えることは可能です。ですが、キャベツと比べるとかなり注意が必要な野菜で、本来なら避けて欲しい野菜ではあります。
動物病院の先生のお話で、「ハムスターに食べさせてはいけない食べ物」の中に、レタスが入っていました。
絶対に食べちゃいけないわけではないのですが、危険があるということですよね。
ハムスターがレタスを食べるとどんな危険があるのか?どう与えれば大丈夫なのか?ハムスターにとってのリスクなどをふまえて、レタスについて説明していきたいと思います。
レタスの栄養価、ハムスターに必要?
レタスには、食物繊維や、カルシウム、ビタミンが含まれていますが、他の野菜と比べると圧倒的に栄養価が少ないです。
レタスを与えても、ハムスターに栄養としての要素がないから、「食べさせてはいけない食べ物」に入っているということでもあります。
レタスを与えるなら、キャベツの方が全然良いでしょう。
皆さんはレタスの水分量ってご存知ですか?
100g中95gなんです。スイカよりも、ほぼ水の食べ物なんです。
このことから、与えすぎてしまうと下痢になってしまう、ということがわかりますよね。食べ物というよりは、水分ということになります。
ただ、病気や怪我で給水器から水を飲めなかったり上手く使えなかったりした時にレタスを与える、という方法もあります。
レタスの与え方
レタスの量は1g程度にしましょう。
そして、与える頻度は、暑い時期限定にして週に1回です。必ず夏だけにすること。
そして、必ず健康なハムスターに与えるようにすることです。
キャベツと同様、新鮮な部分を手で直接与えましょう。食べなかった分はすぐに処分すること。生野菜は全て、手で与えて食べないぶんは捨てるようにしましょう。
巣箱に持ち帰るのは危険です。巣箱の中は見えにくく、そのまま隠し持っていて腐ってしまい、その腐った野菜を食べたら確実に下痢になってしまうし、病気になる可能性もかなり高くなります。与え方は十分に注意をしてくださいね。
そして下痢になるというのは、ハムスターにとってとても危険な状態になります。
人間はただお腹をくだした、変なもの食べたかな?くらいで済みますが、ハムスターは非常に脆弱な動物です。
下痢になって死に至ることも、ありえます。
そのため、レタスをあげる際には必ず適量、頻度を守るようにしてください。
そして大前提として、極力レタスは与えないようにしてください。
もしハムスターの様子がおかしいと思ったら、すぐに病院に連れていくようにしましょう。
レタスを与えるメリットデメリット
メリット
- 病気や怪我の時に水分補給として使うことができて、食感がよいので多少のストレス解消になる。
デメリット
- 水分が多いので下痢になる危険性がたかく、生物なのですぐ腐り、菌がついてしまう。
- 栄養がすくない。
このようにメリットよりデメリットのほうが多く、特に下痢になる可能性が高いので、与えるのを控えたほうが良いかもしれませんね。
さらに、葉物野菜には硝酸塩が含まれています。硝酸塩はガンを誘発するので気をつけた方が良いです。
レタスだけではなく、ほうれん草やチンゲン菜、白菜、さやいんげんも危険なので控えましょう。
茹でれば野菜に含まれる硝酸塩は減るので、どうしてもあげたい場合は、葉物野菜は茹でてから与えるとまだ、安心かもしれません。
365日、毎日葉物野菜を生のまま大量に食べさせていないのであれば、硝酸塩はさほど気にする必要はないと思います。
ですが、レタスをハムスターに与えるメリットはほとんど無いというのが結論です。
まとめ
ハムスターにレタスを与えても大丈夫か?というお題で記事を書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
葉物野菜の恐ろしさがわかりましたよね。私も、もっと気をつけていかなければいけないなと思いました。
今回のまとめがこちらです。
- レタスに栄養価は少ない
- レタスの水分量は95%ほぼ水
- 食事ではなく給水と考えて与える
- 適量は、1g
- 頻度は暑い時期に週に1回
- 下痢は死に繋がる怖い病気
人間とは違い、ハムスターの下痢は本当に危険です。死に繋がってしまう恐ろしい症状になります。
ハムスターに危険ということが分かっていても与えたい!という人はなかなかいないと思います。
ですが万が一それでもあげたいと思う方もいるかもしれません。
そういった方は、適量、頻度をしっかりと守り、食べたあともしっかりと観察するようにしてください。
ハムスターが元気で健康で、長生きできるように育てていきたいですよね。