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【小銭の活用方法】交通系ICへのチャージや主要銀行での大量硬貨の預け入れ事情まとめ

早速ですが、電子決済が普及している現在、小銭をどのように扱っていますでしょうか。
我が家では家に帰った時に小銭を全て小銭用の貯金箱に入れています。出前や着払いのお支払い用としてコインケースに入れてみたりもしています。

このようにして良い感じに貯まってきた小銭を、たまに持ち出しては自販機でジュースを買ったり、立ち食いそばを食べたりしていましたが、ある程度貯まってきたのでまとめて活用できる方法を考えてみました。

主要銀行での大量硬貨の預け入れ事情

最初は「銀行にまとめて預ければ良いかな」と考えていました。しかし、確認してみるとなんとなんと、大量の硬貨を預け入れするには手数料がかかるという事実を知りました。2024年9月現在、主要銀行の手数料は以下のようになっていました。

銀行名 硬貨枚数 手数料
みずほ銀行 100枚まで 無料
101枚~500枚 550円
501枚~1000枚 1,320円
1001枚以上 1,980円
以降500枚ごとに660円加算
三菱UFJ銀行 100枚まで 無料
101枚~500枚 550円
501枚~1000枚 1,100円
1001枚以上 1,650円
以降500枚ごとに550円加算
三井住友銀行 300枚まで 無料
301枚~500枚 550円
501枚~1000枚 1,100円
1001枚以上 500枚ごとに550円加算
ゆうちょ銀行 100枚まで 無料
※2024年4月1日から変更
101枚~500枚 550円
※2024年4月1日から変更あり
501枚~1000枚 1,100円
1001枚以上 500枚ごとに550円加算

手元の小銭は1000枚以上は無さそうなので何回かに分けて入金すればいけるかな、とも思いましたが、1円玉5円玉10円玉という小さな硬貨も多くあったので、銀行に持ち込んで入金するような気にはなれません。そこで、別の方法を検討してみました。

10円以上は交通系ICカードにチャージ

今回の「小銭をまとめてどうにか出来ないか」を考えるまで知らなかったのですが、SuicaやPASMOに硬貨でチャージすることが出来ます。但しどこでも硬貨でチャージ出来るわけではないようで、確認できたのは西武鉄道東武電鉄一部の券売機でした。ちなみにどちらも「ICカードを挿入するタイプの券売機」のみが対応していて、「ICカードを置くタイプの券売機」は対応していませんでした。

西武鉄道の券売機

東武電鉄の券売機

乗り物にも買い物にも使えるので、交通系ICカードにチャージできることが一番使い勝手が良いですね。ちなみに硬貨に対応している券売機では10円以上でチャージ可能でした。1回のチャージで入れられる硬貨の枚数は一種類の硬貨につき20枚までなので、1回でまとめてというわけにはいきませんが、複数回チャージも可能(あくまで常識的な範囲で)ですし、電車移動の際に持っておけば効率よくチャージ出来ます。

他にも、例えばセブンイレブンでnanacoへのチャージ、イオンでwoanのチャージ、といった方法もあるようなのですが、店員にお願いするというのが何となく申し訳ない気持ちもあり、また自分がnanacoやwaonをあまり使わないということから、交通系ICカードに券売機でチャージすることが一番おすすめだと思っています。

また、以前は Pocket Change という端末で日本円の硬貨を1円から交通系ICカードにチャージすることが出来たようですが、主要銀行による大量硬貨の預け入れ手数料による影響で利用者が急増して2022年2月9日に日本円硬貨の取り扱いを終了したそうです。

5円玉と1円玉は切手の購入用

一度に使用できる硬貨は一種類につき20枚まで。こんなことが法律で定められているそうで、20枚を超える硬貨についてはお店側が受け取りを拒否できるようになっているそうです。そうなってくると5円玉と1円玉って、用途がかなり限られますね。

そこで考えてみた結果、現実的な用途として「切手の購入」がありました。切手を使用すること自体が少なくなってきてはいますが、84円切手を購入する場合でも、5円玉を16枚と1円玉4枚(もちろん他の組み合わせでもOK)という結構な枚数を使用するので、コツコツ続けると良い具合に5円玉と1円玉を使えます。最近はコンビニでも店員が小銭を手で数えるわけではなく自動計算だったりしますので、イヤな顔をされることも少ないかと思います。

5円玉はコンビニのコピー機で使用可能

多くのコンビニで設置されているコピー機。小銭を使用することが多いかと思いますが、使える小銭の種類に5円玉が含まれていることがあります。

一度に使える枚数が5枚までと限られていたりしますが、5円玉の使用方法として覚えておくと良いと思います。

残りは銀行への預け入れか寄付か

銀行でもある程度の枚数は預け入れできるため、残りは振込手数料用だと思って銀行に預け入れるくらいしかないかな、と思っています。

ただ一方で「こういった小さな小銭の扱いに困っている人みんなが寄付すれば、全体としては結構な金額になるのではないか」と思い、寄付についても調べてみたのですが、先述した主要銀行による大量硬貨の預け入れ手数料による影響で、NPO法人等の慈善団体等も1円で寄付されても困ってしまうような事態になっているそうです。「硬貨500枚ごとに550円加算」という手数料を考えると、1円玉を大量に寄付で頂いたとしても、銀行に預けるとどんどんマイナスになってしまうことになります。

1円玉のお賽銭お断り」という神社があったり、1円の扱いにはみなさん困惑されているようですね。

銀行主体で寄付を募り、しかるべき活動に充てるとかしてくれたりするなら良いなと思いますが、結局それでもコストになってしまうのでしょうか。1円玉の原価が3円と言われていて作ることでマイナス、集めてもコスト増になってしまうと、1円玉の存在って難しいところです。

小銭の活用方法まとめ

  1. まずは使いやすい交通系ICカードのチャージ
  2. 5円と1円は切手の購入用
  3. 5円はコンビニのコピー機で使用
  4. 残りは振込手数料用として銀行に預け入れ
  5. ご迷惑にならない範囲で寄付を検討する

最後にちょっと気になって一円玉の発行枚数の推移を調べてみると、wikipediaに掲載されていました。元号が平成になったあたりは多くの一円玉硬貨が作られたようで、平成元年と平成二年の2年間でなんと約50億枚=約50億円!ですが、令和になった現在、年間発行枚数は50万枚~100万枚未満と新規発行はかなり少なくなったようです。

wikipedia:一円硬貨の発行枚数推移

以上、【小銭の活用方法】交通系ICへのチャージや主要銀行での大量硬貨の預け入れ事情のまとめでした。

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