初節句を迎えられるお子さんを持つお父さんお母さんおめでとうございます。
初節句のお祝いはきちんとしたいけどどうやればいいんだろう?
と悩みますよね。
お祝いの仕方とお餅にまつわる豆知識をご紹介します。
初節句とは?
子どもが産まれてから初めて迎える節句のことを初節句と言います。
子どもの成長を願い、厄を払うという意味が込められた大事な行事です。
5月5日の端午の節句にお祝いをします。
準備するものは?
内飾りと呼ばれる鎧兜や武者人形などの五月人形、外飾りと呼ばれるこいのぼりを用意するのが一般的です。
地域によって差があり、両家の両親のどちらかが買うという家庭が多いようです。
五月人形には厄除けという意味があり、こいのぼりには出世を願うという意味があります。
端午の節句の1、2週間前には飾っておくようにしましょう。
前日に出す一夜飾りは縁起が悪いので避けてくださいね。
女の子のひな人形のようにすぐに片づけないと今期を逃すといった言い伝えはありませんが節句が過ぎたら早めに片づけましょう。
お餅について
日本では昔からお祝い事とお餅は切り離せないものだったそうです。
端午の節句では柏餅を用意すると良いと言われているけど意味は私も知りませんでした。
柏の木は次の新芽が出るまで古い葉が落ちないため子孫繁栄を象徴するものとして縁起が良いのだそうです。
江戸時代から必ず備えられ年中行事の代表的な和菓子となったそうです。
節句は近所にお餅を配るという地域も割とあるようですが、今は減ってきているようです。
姑から配りなさいと言われ初めて知ったという人も少なくないのでは。
昔と違い近所づきあいも変わってきています。
お祝いを催促しているようで嫌だと感じる人もいるようで、難しいですね。
このような昔ながらの風習は知っておきたいですが、どうするかは家族次第なのでよく話し合って決めてくださいね。
また、初節句にお祝いのお返しは必要ないとされていますが、感謝の気持ちを伝える、記念にという意味で柏餅を内祝いに選ぶ人も多いそうです。
お祝いはどうやる?
家族でお祝いの料理を囲み、子どもの健やかな成長をお祝いします。
五月人形などを買ってもらったお礼にお祝いの席に両家の親を招待してもいいですし、親子だけでお祝いをしてもいいです。
決まりはないのでお父さんお母さんがどうするかを考えて大丈夫です。
ですが、それぞれの家族で考え方が違いますので、お祝いしたかったのに呼ばれなかったなどトラブルになることも考えられます。
私は両家の両親と相談してから決めることをおすすめします。
せっかくのお祝いなのでみんなが気持ちよく過ごせる日になるよう気を付けてくださいね。
お祝いの食事は何が良い?
特に決まりはありませんので子どもの好きな物を用意してあげましょう。
とはいえ、初節句を迎える子どもの月齢にもよりますよね。
まだ食べられないなら大人中心で良いですし、離乳食の時期なら好きな食材でいつもより少し豪華にするとか、こいのぼりの形などかわいらしく作ってみるのもいいですね。
私は娘がいますが、野菜や果物を使って立体的なお雛様とひし餅を作りました。
小さいながら興味津々ですぐにわしづかみだったので一瞬で崩れてしまいましたが、写真をとっておいたので、いい思い出です。
【縁起の良い食べ物】
・ぶり・スズキ(出世魚)
・鰹(勝男とかけて)
・タケノコ(成長が早く、まっすぐに伸びる)
・れんこん(将来の見通しが良い)
・豆(まめに働きますように)
【よく出されるもの】
・ちらし寿司
・赤飯
・鯛の尾頭付き
・エビ
・野菜の煮物
・柏餅、粽
料理を作るとき迷ってしまったら参考にしてみてください。
最近は節句の時期になるとお店にも色々なものが並びます。
また仕出し料理などの宅配サービスもあります。
全部手作りをしなければいけないわけではありませんので、上手に市販のものもなどを利用すると少し楽ですよ。
まとめ
1. 初節句は子どもの成長を願い、厄を払うという意味がある行事。
2. 五月人形またはこいのぼりを用意し飾る。
3. 昔からの伝統を考えつつ、それぞれの家庭で話し合いをする。
4. 家族で料理を囲み子どもの健やかな成長を祝う。
5. トラブルを避けるため親・夫婦でよく話し合う。
6. 料理は好きなもの・縁起の良いものを用意する。
初節句は一生に一度の大切なイベントです。
手がかかる時期なので大変だと思いますが、素敵なお祝いの席になりますように。
きっといい思い出になりますよ。