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サボテンのトラブル

サボテンの根腐れの復活方法!手順とポイントを詳しく解説!

サボテンが腐ったようになって枯れた、溶けた…といった失敗談をよく耳にします。

それらの原因のほとんどは「根腐れ」です。根腐れとは文字通り「根っこが腐る」状態で最終的にサボテン全体を腐らせて枯らしてしまいます。

ですが、手遅れになる前に適切な処置を行えば、根腐れから復活させることが可能です!

ここでは、根腐れからの復活方法と、根腐れを起こしてしまう主な原因を説明していきます。

サボテンの根腐れの復活方法

根腐れの腐敗が全体に広がっている場合は助ける事ができませんが、部分的な場合は早期発見&対処で復活させることができます。

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サボテンの根腐れは発見・対処が早ければ早い程、回復しやすくなるので根腐れを見つけた時はすぐに対処していきましょう。

根腐れしている箇所を見つけよう!

根腐れしている部分には特徴があります。

【根腐れしている箇所を見つける目安】

  • 黒や、茶、赤茶、黄色などに変色している
  • 触るとブヨブヨしている
  • 変な臭い、汁が出てる(土から変な臭いがする場合もあります) 

根腐れという名前ですが、根っこだけではなくサボテン本体の方にも浸食していくので全体を注意してチェックするようにしましょう。

根腐れしている箇所を切り落とそう!

切り落とし方と注意点を説明します。

用意するもの

良く切れる清潔な刃物(カッターやハサミ)を用意します。

良く切れる清潔な刃物で根腐れしている部分をスパッと綺麗な切り口になるように切り落とします。

切り口を確認しまだ変色部分が残っているようなら切除が不十分です。

ここで大切なのは根腐れを起こして腐っているは可能な限り全て取り除くこと! 

注意ポイント

根腐れで腐敗している箇所には原因菌がいます。使用した刃物は必ず消毒してから次の切断を行いましょう。

※消毒は除菌用ウェットティッシュなどでも十分です。

切断面を消毒する

切り口を乾燥させる為に太陽光に30分程度当てます。

太陽光にあてるのは消毒が目的なので長時間に当てすぎると逆効果になってしまいますから注意が必要です。

この時、植物用の殺菌剤などがあれば切り口に塗布してから乾燥させると更に安心です。

しっかり日陰で乾燥させる

風通しの良い日陰で切り口を乾燥させます。

乾燥の目安は、切り口の水分がなくなってかさぶたのような膜が張ってくるくらい。

季節や環境にもよりますが目安として、小さなサボテンなら1週間、大きなサボテンなら1ヵ月程度はかかるかもしれません。

新聞紙等で包み根が出るのをひたすら待つ

断面を下にして新聞紙で包み直射日光の当たらない場所に置いておきます。

発根までにかかる時間はサボテンの大きさによりますが、生育期であれば1週間から1か月程で新しい根っこが出てきます。

根が出たら新しい土に植えよう!

根っこが出てきたら、新しい土に植え替えます。

植えてから1~2週間程様子をみて水やりを再開しましょう。

水をあげる際にメネデールなど発根を促す活力剤などを使用するのもおススメです。

注意点

注意点は土に原因菌が残っているので古い土は使わず必ず新しい土を使うこと!

植え替えてすぐに水やりをしないのは、サボテンは新しい土に根っこを張れていない状態だからです。

根っこが安定するまで少し様子を見てあげましょう。

ワンポイント

発根を促す「メネデール」や「ルートン」という植物活性剤があります。

肥料ではなくサプリメント的な立ち位置ですが、植物の傷口を保護し、再生・発根する力をサポート、肥料の吸収も良くしてくれます。

何かと重宝するので1本持っていると便利です。

サボテンの根腐れの原因

サボテンは雨の少ない乾燥した地域に自生し乾燥を好みます。

水を沢山あげすぎると使い切れなかった水分で土の中が蒸れ、そこで繁殖した細菌が根っこにダメージを与えるのです。

更にその状態が続くと根っこは必要な水分や栄養分を取り込むことができず最後は腐って枯れてしまいます。それが根腐れです。

根腐れが起こり栄養分と水分を吸い上げることができないサボテンは、どんどん萎んで痩せ細ります。その状態を見て「水が足りない」からだと勘違いし水を与えると根腐れを更に悪化させるという負のスパイラルが起こってしまいます。

サボテンの根腐れの対策

サボテンが根腐れを起こしても早めの対処で回復させることができますが、まずは「根腐れを起こさない」ことが一番の対策です。 

特別な薬や設備が必要なわけではありません。とても簡単でシンプルなので、すぐに実践できますよ。 

【根腐れ対策の基本】

  • 水をあげすぎない!
  • 水はけの良い土・植木鉢に変える!
  • 肥料の用法用量を守る! 

根腐れの大きな原因は「水のあげすぎ」です。まずはその部分から改善していきましょう。

水をあげすぎない

サボテンは季節によって、水やりにコツがあります。

【季節共通のチェックポイント】

「土が乾いたらとは?」サボテンの水やりで良く言われるセリフですね。

これは表面だけでなく土の中も含まれているのですが、土の中の乾燥具合なんて見えないしわからない!初心者にはなかなかに難しい判断ポイントですよね。

じつは土の中の乾燥をチェックする便利な方法があるんです。

竹串を根っこに傷をつけないよう気を付けながら土に差し込みます。料理でお芋がきちんと煮えているか確認する時のような感じです。

ゆっくり引き抜いて、竹串が濡れてない・湿った土がついてこなければOKです。

【季節ごとの水やり】

サボテンの成長サイクルをしることが大事です。

サボテンは「生育期」と「休眠期」の2つの成長サイクルを持っていて、それぞれに水やりに違いがあります。

  • 春と秋:生育期といって成長する季節なので1週間に1回程度たっぷりと与えましょう。
  • 夏:半休眠期または休眠期と言い成長はゆっくりになります。2週間に1回程度、土が乾いたら与えましょう。
  • 冬:休眠期になります。この時期は完全に成長を止めるのでそれほど水を必要としません。3~4週間に1回程度、または「断水」といって完全に水断ちします。

排水性と通気性の良い土と植木鉢にする

鉢の中にいつまでも水が溜まっている状態の場合、蒸れて土中の酸素が減り、根っこが呼吸できず弱ってしまいます。

また、細菌が繁殖しやすい環境にもなってしまうので改善が必要です。

不要な水は排出することと通気性の良い鉢にすることで鉢の中の蒸れを軽減させましょう。

では、どのようにすれば良いのでしょうか?順番に説明していきます。

専用の土を使おう

近頃はネットの専門店やホームセンターなどでサボテン用にブレンドされた専用の土が販売されています。

サボテンのことを考えて作られているので水はけもばっちりです。

もちろん「水はけの良さ」を重視して赤玉・軽石・珪藻土・肥料などを自分で配合してみても良いでしょう。

植木鉢は排水性・通気性を考えて選ぼう

植木鉢は底に穴の空いたもの、素材は素焼きがおすすめ!

底に穴の空いた植木鉢だと、余分な水は穴から流れ出します。その時に土の中の細菌なども一緒に洗い流してくれます。

植木鉢の素材としては素焼きのものがおススメです。素焼きは通気性が素材自体の通気性が良いので鉢の中の群れを軽減してくれます。

素焼きの植木鉢は見た目も素朴でサボテンとの相性も良く男女問わず人気がありますよ。 

また、ブリキ缶など底穴が無い場合は、植え替えの時に穴を開けてあげましょう。

底穴を作れない場合は、水をあげた後、そっと傾けて中の水を捨てるようにしましょう。

この時、しっかりと溜まっている水を捨てるようにしましょう!!


 

今回はサボテン栽培で多い「根腐れ」の「復活方法」について説明しました。

根腐れは早期発見&対処でリカバリーできますが、それには腐ってしまった根っこを綺麗に取り除く必要があります。

根腐れからの復活手順は以下です。

  • 根腐れしている箇所を見つける
  • 消毒した刃のカッターで根腐れ箇所をスパっと切る
  • 切り口を消毒後、乾燥させる
  • 根っこが出たら、新しい土に植え替える
     ※水やりは1~2週間後から再開する

根腐れの主な原因は水のあげすぎが原因になっている場合が殆どなので、日ごろから「水やり」「土の状態」に注意することで予防することができます。

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もしも根腐れを起こしてしまった場合は、日々のお世話を振り返り、水のやりすぎや土の状態などチェックしてみましょう!

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