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サボテンのトラブル

サボテンが木質化した時の対処方法!老化以外の場合!

サボテンが茶色くなってきたんだけど、これって枯れてしまったの?

大事に育てていたサボテンになにかあったら心配ですよね。サボテンが茶色くなるのは木質化と呼ばれる現象です。

木質化とは、サボテンの幹が地面の際から上に向かって茶色く変色し、質感が樹の皮のように固くなる現象です。

この現象は「茶膜があがる」とも呼ばれており「見た目に趣がある」と好む人もいます。

木質化が起きた際の対処法とその原因についてご紹介します。これを知っていることで、サボテンが木質化しても適切な対処と予防ができるでしょう。

サボテンが木質化した時の対処方法

木質化に対する適切な対処は胴切りを行うことです。

胴切りとはサボテンの幹が細長く伸びたときや根腐れをおこしたときにサボテンの胴を切ることです。

胴切りをすることでサボテン全体に栄養が行きわたるようになったり、菌が健康な部分にまで広がるのを防いだりする効果があります。

胴切りを行うときは、梅雨や夏場などの湿気が多い時期は避けるよう注意してください。

では、詳しい手順をみていきましょう。

木質化した部分を胴切りして取り除く

準備するもの

  • 刃物(幹を切る)
  • 手袋(棘から手を保護する)
  • 消毒液(刃物の消毒または胴切り後のサボテンの切り口に塗布する)
  • 新聞紙(胴切り後のサボテンを包む)
  • 新しい鉢や土

準備ができたら、サボテンの幹を切る刃物を火であぶるか、消毒液で拭いて十分に消毒します。

そして鉢からサボテンを取り出し健康な緑の部分を残して木質化した部分を切り落とします。

植え替えがしやすくなるよう残したサボテンの幹は下にいくにつれ尖った形になるよう切ってください。 

胴切りしたら乾燥を徹底する

胴切りを終えたサボテンは切り口を完全に乾燥させるようにしてください。

切り終えた後は、切り口に消毒液を塗り水気をよく吸収するように新聞紙で包み、風通しのよい場所に置いておきます。

サボテンの切り口を乾燥させないまま新しい鉢に植え替えを行うと、切り口に残っていた菌が繁殖する恐れがあります。

サボテンは過酷な環境でも育つ強い植物なので、完全に乾燥するまでの期間水を与えなくても枯れません。安心して見守りましょう。

育成環境を整える

サボテンの切り口が完全に乾燥して、新しい根が生えてきたらいよいよ植え替えのときです。サボテンがのびのび育つように育成環境を整えていきましょう。

適切な育成環境が分かりにくいという方は、サボテンの主な生息地をイメージしてみてください。

サボテンの生息地は、主に南北アメリカ大陸やその周りの島の乾燥した地域です。乾燥地帯といえば、雨季と乾季に分かれ、年間を通して降水量が少ないのが特徴です。

過酷な気候の元で育つサボテンは、雨季に成長し乾季には暑さと乾燥から身を守るために休眠モードに入ります。

日本の気候に当てはめてみると、夏の過酷な暑さと冬の厳しい寒さがサボテンにとって生きにくい環境ということになります。そのため、夏と冬はサボテンが休眠モードに入ります。

夏は日除けを作ったり、冬は室内に置いたりしてサボテンを守ってあげてください。

また、サボテンが休眠モードのときには水やりに注意する必要があります。特に夏は暑いからといって水をやりすぎると根腐れをおこす可能性があるので気を付けてください。

木質化したサボテンをそのまま育てても大丈夫?

木質化したサボテンをそのまま育てても特に問題はありません。木質化は根腐れのような病気ではないからです。そのまま育てても根も伸びますし、子株も出てくるでしょう。

サボテンが木質化する原因

サボテンは木質化することで、体から水分が蒸発する面積を小さくしているのです。木質化は、いわば自衛行動といえます。

それでは、サボテンは何が原因で木質化するのでしょうか。

育成環境が好ましくない

まず考えられえるのは育成環境が適していないことです。

サボテンの好む乾燥した状態を保てていますか?

雨がよく降る梅雨や雪が降る時期は、サボテンを室内に入れるなどして対策を行いましょう。また、夏の直射日光も日除けで避けるようにするといいでしょう。

サボテンの老化

もうひとつの原因はサボテンの老化です。サボテンの平均寿命は10年から20年と言われています。

サボテンを育てる環境に気を付けているにもかかわらず木質化が起きているのであれば一度老化を疑ってみてください。

鉢のサイズが小さい

植え替えをするときは、適切な大きさの鉢を使っていますか?

根が成長しているのに、いつまでも同じ大きさの鉢を使用しているとサボテンが窒息してしまいます。

サボテンの成長に合わせて鉢の大きさも変えていきましょう。鉢の大きさの目安は株の大きさよりもひとまわり大きなものがいいでしょう。


 

サボテンが木質化してしまったときは、胴切りを行いましょう。

木質化は病気ではないので必ず処置が必要というわけではありません。ただし、木質化が起きているということはサボテンにとって何かしらの問題があるときです。

老化の場合を除いて、育成環境や鉢の大きさが適切かどうかを見直してみてください。

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サボテンの生きやすい環境で育てて、長生きさせてあげてくださいね。

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