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サボテンの育て方

サボテンの植え替え時期!失敗しないために適切な時期を!

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ユニークな形でインテリアグリーンとしても人気なサボテン。かわいい鉢やおしゃれな鉢を見つけた時は早く植え替えたくなりますよね。

サボテンは植え替えることでより大きく元気に成長させることができますが、植え替える時期には注意が必要です。

失敗しやすい時期に植え替えるとサボテンが弱ってしまったり、最悪枯れてしまうことも…!?

この記事ではサボテンの生育サイクルに基づいた植え替え適期について、植え替えの方法や失敗しないコツも併せてご紹介します。

サボテンの植え替え時期

サボテンを植え替えに適した時期は生育期です。

サボテンは植え替えることでより大きく元気に育ちますが、同時に急激な環境変化による負荷やストレスを受けています。

植え替えられたサボテンが育つには新しい用土から栄養と水を吸収する必要があり、そのためにはまず植え替えのダメージから回復する必要があります。その回復に適しているのが生育期という訳です。

さらに植え替えのダメージから回復したサボテンがしっかり育ち始めるまでの時期を考慮すると、生育期の直前〜生育期前半にあたる3月中旬と秋のお彼岸頃に植え替えるのがベストだと言えるでしょう。

それでは、サボテンの植え替え適期である生育期について詳しく解説していきましょう。

植え替え時期は春と秋

サボテンの生育期は地域によって若干ズレがあるものの、基本的には春と秋。日照時間が安定して長く暖かい時期になります。

また、植え替えの際は植え替え前から数日〜1週間ほど水やりを控えてサボテンを乾燥させる必要があります。春と秋の長雨が続く時はサボテンに雨が直接当たらないよう気をつけましょう。

植え替え時期に限りませんが、天気予報を気にしながら水やりを調整するのはサボテン栽培にとても重要なことです。

夏の植え替えは失敗しやすい

サボテンは灼熱の砂漠に自生しているイメージが強いことから、真夏に一番成長しそうな感じがするかもしれません。

実は真夏こそサボテンが一番枯れやすく、植え替えにも失敗しやすい時期なのです。

原生地のサボテンは雨がほとんど降らない乾季にじっと乾燥と日差しに耐え、雨や霧がふる雨季に成長します。日本の夏はサボテンにとって生育が緩慢になる時期にあたるんですね。

生育が緩慢な時期に植え替えを行うということは、植え替えで受けたダメージからも回復しにくいということ。

加えて日本の夏は湿度が高く、鉢の中が蒸れて高温になり根が痛んだり根腐れのリスクが高くなる季節です。

真夏の植え替えは基本的に避けましょう。

サボテンの植え替え方法については下記の記事で詳しくご紹介しています。併せて参考にしてください。

サボテンの植え替えに必要なもの

サボテンの植え替えに最低限必要なものは、土、肥料、ピンセット、鉢の4点です。

生育期になったらなるべく早く植え替えができるよう、休眠期から準備しておくと便利です。

最近は100均でも揃えることができるので、試してみても良いかもしれませんね。

サボテン用の土

雨が殆ど降らない土地が原産のサボテンは、他の草木に比べて水はけのよい用土を好みます。

用土の配合は、水はけのよいもの:保水・保肥性のあるもの=8:2位の割合がおすすめです。

一から用土を配合するのはハードルが高いという場合は、サボテン専用土を購入してもよいでしょう。

また、感染症や虫害予防のため他の植物を育てた後の古い土は使わないようにしましょう。

肥料

砂漠などの栄養分が少ない土地に自生しているサボテンは、肥料がなくても栽培が可能ですが、生育期に栄養があることでより大きく成長します。

植え替えの際に使用する肥料は、マグァンプなどの遅効性化成肥料がおすすめです。

土の上に撒くタイプの肥料や液肥は水やりをすることで用土に浸透していくものなので、植え替え後すぐ水やりをしないサボテンの植え替えには不向きです。

ピンセット

ピンセットは植え替えの際にサボテンを持つのに使用します。

ある程度大きなサボテンを持つときには大型のピンセットや食品用のトングもおすすめです。

ピンセットやトングだとやりにくい際は指先に防護用ゴムが貼られている軍手も便利でしょう。

サボテンを育てるのに適した鉢は、プラスチック鉢です。

見栄えはいまいちかもしれませんが、軽いので日照に合わせてサボテンの置き場所を調整するのに便利です。

サボテンは根を適度に温めたほうが良く育つので、肌寒い日にも日光で鉢の温度が上がりやすい黒のプラスチック鉢が最適です。

また、似たような鉢ならなるべく鉢底穴が大きいものを選んだほうが水はけが良くなるのでおすすめです。

サボテンの植え替えの方法とコツ

サボテンの植え替えを成功させるには、サボテンになるべく負荷をかけないことが重要になります。

ポイントを押さえて、植え替えのダメージを最低限にとどめましょう。

植え替え方法

植え替え予定のサボテンは、数日~1週間ほど前から水やりを控えて土を乾かしておきます。

水をしっかり切って乾燥させることで、痛んだ根や古い根を整理しやすくしたり古い土を落としやすくなりますよ。

サボテンがしっかり乾いたら、鉢から抜き出して古い土を落とします。この時に枯れた根や傷んだ根があれば取り除いて根を整理しましょう。

根を整理したときは、明るい日陰に2~3日置いて切り口を乾かすようにします。

鉢底に鉢底ネットを敷いたら、オルトラン等の殺虫剤を1gほど混ぜた用土を1~2㎝程入れ、その上からさらに用土を足し入れます。

植え替えの時に殺虫剤を鉢底近くに混ぜておくことで、虫害予防になりますよ。

サボテンを支えながら用土を足して植え付け、植え替えの完了です。

植え替えが完了したサボテンは、水やりを開始するまで明るい日陰に置くか薄い寒冷紗をかけて静養させてもよいでしょう。

トゲを触る時の注意点

サボテンを植え替えるときに素手で作業すると、トゲが当たって痛いし土を入れるときに支えにくくなりますね。

上手く持てなくてうっかりサボテンを落としてしまうなんてことも…。

そんなときはピンセットを使ってトゲを素手で触らないようにすると良いでしょう。大きなサボテンを植え替える時には食品用のトングを使用してもOKです。

ピンセットやトングではやりにくいときは、指先に防護用ゴムが貼られている軍手もおすすめです。

水やりは植え替え1週間後から

サボテンを植え替えた後に気を付けたいのが、水やりのタイミングです。

植え替えられたばかりのサボテンは、環境変化によって大きな負荷がかかっています。

また、根を整理した際や土を入れ込むときに根が傷ついている可能性もあります。

根腐れを予防するためにも、水やりは植え替えてから1週間後に開始するようにしましょう。

徒長したサボテンの植え替えは胴を切る

日照不足などで徒長してしまったサボテンは、「胴切り」という方法で仕立て直すことができます。

まず、消毒した清潔なカッターナイフを使って緑色で元気な部分の真下でカットします。このとき発根促進剤があれば、切り口に薄くまぶしても良いでしょう。

カットした部分は、風通しの良い明るい日陰に置いて切り口をしっかり乾燥させます。生育期であれば1~2か月ほどで切り口から根が出てきます。

あとは通常の植え替えと同じように新しい用土に植え替え、約1週間後に水やりを開始します。

植え替えのやり直しは極力避ける

一度は植え替えたけどやっぱり別の鉢に植えたくなった…。そんなことがあるかもしれません。

すぐにやり直したくなるかもしれませんが、植え替えのやり直しは可能な限り避けたほうが良いです。植え替えられた直後のサボテンは、環境が変わったことで大きな負荷とストレスがかかっています。

その状態で植え替え直してしまうと、根をさらに痛めてしまう可能性が高くなってしまうんですね。

サボテンが新しい環境に慣れるまではあまり触らないようそっとしておきましょう。

新しい環境で水と栄養を吸収出来ている様子が確認できたら、次の生育期に植え替えるようにしましょう。

100均で買ったサボテンの植え替え時期

100均のサボテンは地味なプラスチック鉢に植えられて売られているので、早くおしゃれな鉢に植え替えたい!と思う方が多いかもしれません。

100均で買ったサボテンも、基本的には他のサボテンと同じように生育期に植え替えるようにします。

時期

100均のサボテンも他のサボテンと同様に生育期の直前〜生育期前半に植え替えるのがベストです。

100均のサボテンに限りませんが、室内で売られていたサボテンは日照や風通しが悪い環境に長く置かれたことで弱っている可能性が高いです。植え替えより、まずは家の環境に慣らしましょう。

購入後すぐに植え替えたい場合は、生育期に購入すると良いでしょう。

生育期はサボテンの入荷量が多いので選択肢も広がります。

土なしの場合

100均のサボテンを水耕栽培などの土を使用しない方法で植え替える場合も、基本的には生育期に行うようにしましょう。

水耕栽培に切り替えるときは根から土をしっかり落とす必要があるので、通常の植え替え方法に比べてサボテンへの負荷が大きくなりがちだからです。

また、夏と冬の水耕栽培は水温管理が難しく植え替えで弱ったサボテンをさらに弱らせるリスクが高くなります。

生育期以外にサボテンを水耕栽培で植え替えるのは避けた方が良いでしょう。

 植え替えたサボテンがグラグラする場合

植え替えたばかりのサボテンがグラグラしているのは、根の隙間に用土の粒がうまく入っていないからです。

特に、子株や胴切して根出ししたばかりの根が短いサボテンはこのような状態になりやすいでしょう。

とはいえせっかく植え替えたサボテンがグラグラしていると気になりますね。

そんな時は鉢の内側に沿うように竹串で土を軽く突いて余分な空気を抜き、土を入れ込んでやると安定します。植物栽培用ワイヤーや輪ゴムなどで軽く固定しても良いでしょう。

サボテンは植え替えて土を新しくすることでより大きく元気に育ちますが、同時に環境変化によるストレスやダメージを受けています。

サボテンの植え替えは、ダメージから回復しやすい春と秋の生育期に行うようにしましょう。さらに言うなら、生育期の直前〜生育期前半に植え替えるのがおすすめです。

一刻も早い対処が必要な病気や根腐れしている時以外の植え替えは、生育が緩慢になる真夏と休眠期にあたる冬を避けて行うことがベストです。

サボテンが新しい土から栄養と水をしっかり吸収できるよう、植え替えの時期にも気をつけることが大切です。

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