サボテンを育てるうえで温室が便利だと思いながらも、温室を準備するのがおっくうで、諦めていませんか?
でも意外と初心者でも簡単に手作りできるんですよ。
もちろん、一般的なビニールの温室は気軽に既製品で手に入れることができますが、インテリア要素が高いサボテンにとっては、物足りない場合が多いです。
見た目はもちろん、サイズも限られて飾っていますから、なかなか納得いかなかったりしますよね。
たかが休眠期の越冬だけとはいえ、オシャレにサボテンを守ってあげたいなら、是非温室の自作に挑戦してください。
早速みていきましょう。
サボテンの温室を自作
いざサボテンの温室を自作しようと思った時、「だいたいこんな感じ」と、あいまいな状態ではなかなか難しいです。
「こんな温室が作りたい」としっかりイメージすることが大切です。
まずは、複数のサボテンを管理できるラック型の温室にするのか、サボテンをひとつずつ管理する個々の温室にするのか、決める必要があります。
個々の温室なら、サボテンを覆うことのできるサイズのグラスを、ひっくり返してサボテンにかぶせるだけでも、温室としての働きを期待できます。
これは、育てているサボテンがひとつだけならとてもオススメの方法ですが、温室を自作するほどサボテンが好きな人は、たいていサボテンを複数育てている場合が多いですよね。
そのため、一般的には、インテリアショップで好みのラックを購入し、ビニールを覆ってあげるという方法が簡単で主役になってきます。
これから、この方法を詳しく紹介していきますね。
サボテンの温室を手作りする際に必要な道具
では、サボテンの温室を手作りしていきましょう。
必要な道具は、本体の骨組みとなるラックと、分厚めのビニール、クリップです。
ラックは、インテリアショップなどで好みのものを用意しても大丈夫ですし、木などでラックから手作りしても構いません。
分厚めのビニールは、ラックのサイズに合わせてカットするので、ラックよりも大きなサイズを用意します。
ビニールをラックにかぶせたら、めくれあがって意味のないことにならないように、クリップで留めていきます。
この時、ビニールが分厚いために一般のクリップでは留まりにくいことがあります。
よりしっかり留まる洗濯ばさみを使用するのもオススメです。
このように、温室自作で必要な道具は全て身近にあるため、気軽に取り組むことができますよ。
サボテンの温室を手作りする際にあると便利なもの
次に、その他にもあると便利なものを紹介していきましょう。
温室というと、温かさを保つためにありますよね。
いくらビニールをかぶせたからといって、寒さが過酷な真冬や、もともと寒さの厳しい地域ではあまり意味がありません。
ポイントは、発泡スチロールの箱をかぶせるということです。
発泡スチロールは保温に優れているのはもちろんですが、あわせて遮断してしまうので、必要な時に日光に当ててあげなければいけません。
そのため、取り外ししやすいかたちで発泡スチロールを活用するのです。
ちなみに、段ボールでも代用できます。
同じく日光を遮断しすぎないよう、気を付けてくださいね。
また、ビニールがめくれないようにクリップを用意するとありましたが、それとは別に、ラック自体も強風などで飛ばされないようにするストッパーがあると良いでしょう。
室内なら必要ないですが、室外の温室なら必ず必要になってきます。
ラックの足を何かしらの紐などで結んでも良し、ビニールを大きめにして裾に重しをしても良しです。
サボテンの温室を自作するときの注意点
それから 「ちゃんとサボテンを守れるか」 という安心ポイントも重要です。
越冬における霜や雪対策ももちろんですが、温室はサボテンの周囲を覆ってしまうので、通気性にも要注意です。
温室内が熱くなりすぎたり、蒸れてしまったりしないよう、気を付けて手作りしなければいけません。
ビニールに等間隔で細かい穴を開けていくのは難しいですが、プチプチなら丁寧に通気孔のような細かい穴を開けることができます。
そして、穴を開けてもプチプチなら破れたり裂けたりしにくく、比較的丈夫です。
温室を手作りする場合には、身近にある様々なアイテムを活用しながら、温室を設置する環境をよく考え、作っていきます。
サボテンの温室は100均の物でも作れる?
サボテンの温室は100均のものでも自作できます。
用意するもの自体はこれまで解説してきたものと、そんなに変わりません。
園芸用の棒とビニール、ビニールを留めるクリップを用意します。
軽いので、飛ばされないように注意する必要はありますが、持ち運びなどの移動があるなら大変便利です。
また、もちろんのことですが価格を抑えることができ経済的ですね。
好きなラックを選ぶことで、好みのデザインにすることができ、他に準備するものも身近にあるもので簡単に本格的な温室にすることができる、ということでしたね。
また、100均などのプチプラ素材も活用可能で、節約もできましたね。
温室があれば、冬などのサボテンにとって厳しい時期もよりサボテンの成長を期待することができるようになります。本格的にサボテンを育ててみませんか?