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サボテンの育て方

サボテンの寄せ植えの作り方!品種にも違いに気を付けて!

ユニークな形でインテリアグリーンとしても人気な観葉植物、サボテン。

最近はおうち時間が増えたことでサボテン栽培を始めたという方も多いのではないでしょうか。

サボテンは1つ1つ鉢に植えられているイメージがあるかもしれませんが、おしゃれな寄せ植えにすることもできます。

このページではサボテンの寄せ植えの作り方について、寄せ植え管理のコツや植え替え方法をおしゃれに見せるポイントなどと併せてご紹介していきます。

サボテンの寄せ植えの作り方

サボテンの寄せ植えの作り方は、基本的にはサボテンの植え方と同じです。

まず、鉢底に鉢底ネットを敷きます。

殺虫剤と遅効性肥料をひとつまみずつ混ぜた用土を1~2㎝入れたら、さらに用土を足し入れましょう。これはサボテンの根が肥料や殺虫剤に直接触れて傷んでしまわない為の工夫です。

サボテンの配置が決まったら、サボテンをピンセットで支えながら順に植えこんでいきます。このとき、次に植えるサボテンのスペースに土が入りすぎてしまわないよう丁寧に用土を入れていくのがポイントです。

ピンセットを使いながら用土を入れるのが難しい場合は、指先に防護用ゴムが貼られている軍手を使うのもおすすめです。

全てのサボテンの植えこみが済んだら鉢の内側に沿うように竹串で土を軽く突いて余分な空気を抜き、土を入れ込んで安定させましょう。

寄せ植えられたばかりのサボテンは、根に見えない傷がついていることがあります。根腐れ防止のためにも、水やりは最低でも3~4日後から開始するようにしましょう。

ここまでが寄せ植えの基本的な作り方ですが、サボテンの寄せ植え作りを成功させるためには、さらに押さえるべきポイントが5つあります。

  • サボテンの品種
  • サボテン同士の間隔
  • 時期

砂漠などの雨がほとんど降らない土地が原産のサボテンは基本的に水はけの良い土を好みますが、水はけが良すぎると水や養分不足になってしまいます。

サボテンを植える土は、水捌けの良いもの:保水・保肥性のあるもの=8:2くらいの割合で配合するのがおすすめです。

自分で配合するのはハードルが高いという場合は、市販のサボテン専用用土を使用しても良いでしょう。

サボテン寄せ植えを植える鉢は、サボテンを1センチ間隔に並べてみて周囲に指が1本入るくらいの大きさのものを選ぶと良いでしょう。また、同じ大きさの鉢なら鉢底穴が大きいものの方が水はけが良くなるのでおすすめです。

受け皿がついているおしゃれな鉢を使う場合は、根腐れやカビの発生を防ぐために受け皿に水を溜めないよう注意します。寄せ植えにするサボテンはなるべく特性が似ていて丈夫な品種を選びましょう。

サボテンは品種によって産地や特性、好む環境が微妙に異なります。

寄せ植えられたサボテンは同じ鉢で同じ環境を共有することになります。

例えばアストロフィツムはアストロフィツム同士で、ギムノカリキウムはギムノカリキウム同士で…など、なるべく同じ品種でまとめると寄せ植えの管理もしやすくなりますよ。

小さいサボテンがぎゅっと詰まって植えられている寄せ植えは可愛らしくおしゃれですよね。しかしサボテン同士の間隔が狭い寄せ植えは風通しが悪く、徒長しやすくなったり根腐れを起こしやすくなってしまうのです。

サボテンの寄せ植えを作る時は、最低でも1センチ位の間隔を開けてサボテンを寄せ植えることが大切です。

一番大切なのが、サボテンの寄せ植えを作る時期です。

寄せ植えされたばかりのサボテンには、環境変化によるストレスがかかっています。

サボテンが育つには用土から栄養と水を吸収する必要があるわけですが、そのためにはまず植え替えされたダメージから回復する必要があります。

その回復に適しているのが生育期。サボテンの生育期は地域によって微妙に異なりますが、基本的には春と秋と覚えておくと良いでしょう。

元気なサボテンの寄せ植えを作るには、生育期に作業を行うのがおすすめです。

サボテンの寄せ植えのデメリット

寄せ植えのサボテンはおしゃれなインテリアグリーンになりますが、実は単体で植えているサボテンよりも管理が少し難しくなるというデメリットがあります。

サボテンを寄せ植えするということは、数種類のサボテンが同じ鉢で同じ環境を共有するということです。

ある品種にとっては快適な環境でも、他の品種にとって水はけが良すぎたり日照が足りなかったりということがありえます。結果、寄せ植えを作った数ヶ月後にはよく育っているサボテンがいる一方で弱ったり枯れているサボテンがいるという状況になりやすいのです。

サボテンの寄せ植えを作るときは、そういったデメリットも理解する必要があります。

サボテンは成長する

サボテンは種類によって成長速度が異なります。

数種類のサボテンで作った寄せ植えは植え替え直後の状態を長期間維持することが難しく、単体で管理しているサボテンよりも植え替えの頻度が多くなる傾向にあります。

かといって植え替えの手間を省こうと大きすぎる鉢を選ぶと、水はけが悪くなって根腐れの原因になってしまいます。

サボテンの寄せ植えを管理するときは、次の成長期に植え替えや調整ができるようあらかじめ準備しておくと良いでしょう。

 

サボテンの寄せ植えの植え替え方法

サボテンの寄せ植えを植え替えるときは、基本的に春と秋の生育期に作業を行いましょう。

植え替え予定の寄せ植えは、数日~1週間ほど前から水やりを控えて土を乾かすようにします。

植え替え前に水をしっかり切って乾燥させることで、痛んだ根や古い根を整理しやすくしたり古い土が落としやすくなりますよ。

土がしっかり乾いたら、鉢から抜き出して古い土を落とします。サボテン同士の根が絡んでいることがあるので、太くて白い根を傷つけないよう慎重にほぐしましょう。

この時、枯れた根や傷んだ根を取り除いて根を整理すると良いでしょう。

土が落とせたら、明るい日陰に2~3日置いてサボテンを乾かします。

その後の作業は寄せ植え作りとだいたい同じ。

植え替える鉢の鉢底に鉢底ネットを敷いたら、オルトラン等の殺虫剤を1gほど混ぜた用土を1~2㎝程入れ、その上からさらに用土を足し入れます。

サボテンの配置が決まったらピンセットでサボテンを支えながら用土を足して順に植え付け、植え替えの完了です。

寄せ植えのサボテンは、他のサボテンたちが元気な中で1つだけ徒長したり退色して弱ってしまう…ということがよくあります。

そういったサボテンは寄せ植えに向いていない可能性があるので、植え替えの際に単体管理に切り替えて休ませてあげることも大切です。

また、サボテンの寄せ植えの植え替えを成功させるには、押さえるべきポイントが2つあります。以下で詳しく解説していきましょう。

雨が殆ど降らない土地が原産のサボテンは、他の植物たちに比べて水はけのよい用土を好みます。

サボテンを植え替える土を選ぶときは、なるべく水はけのよいものを使用しましょう。

ただ、あまりにも水はけが良すぎる土だと水と栄養が足りなくなってしまうので、水はけのよいもの:保水・保肥性のあるもの=8:2位の割合の用土がおすすめです。

一から用土を配合するのはハードルが高いという場合は、サボテン専用土を購入してもよいでしょう。

また、感染症や虫害を予防するため他の植物を育てた後の古い土は使わないようにしましょう。

https://saboten.love/saboten-tsuchi-daiso/

水やり

サボテンの寄せ植えを植え替える前後に気を付けたいのが、水やりのタイミングです。

サボテンは植え替えられることで根に大きな負荷がかかります。

植え替え予定の寄せ植えは、数日~1週間ほど前から水やりを控えて土を乾かすようにしましょう。

これは古い土を落とす際や痛んだ根や古い根を整理する際に、根への負担を最低限にするための工夫です。

また、根から土を落としたときや根を整理したとき、土を入れ込んだときなどに根に見えない傷がついている可能性があります。

根腐れを予防するためにも、水やりは植え替えてから数日~1週間後から開始するようにしましょう。

寄せ植えにしたサボテンが枯れる場合

寄せ植えのサボテンが枯れる原因で多く見られるのが、風通しと水はけの悪さによる根腐れと日照不足による徒長や退色です。

サボテンの寄せ植えはサボテン間の間隔がどうしても狭くなってしまう関係で風通しが悪くなり、根詰まりや根腐れを起こしがちです。

また、室内管理されることが多いサボテンの寄せ植えは日照不足でひょろひょろと長く伸びて形が崩れる「徒長」や退色を起こしやすくなります。

寄せ植えのサボテンを枯らさないためには、可能な限り日当たりと風通しの良い野外で管理することが一番の予防になります。どうしても外に出せない場合は、太陽光ライトやサーキュレーターを用いても良いでしょう。

植え替えの適期が来たら早めに植え替えてあげることも大切です。

サボテンの寄せ植えをおしゃれに見せてくれるアイテム

サボテンの寄せ植え管理には色々と注意することがありますが、やはり気軽に楽しみたいもの。

ちょっとしたポイントを押さえれば、気軽でおしゃれにサボテンの寄せ植えを楽しむことができますよ。

ガラスの鉢にサボテンを寄せ植えする

鉢底穴のない容器にもサボテンを植えることができます。

特にガラスの鉢は土の乾き具合が目に見えるので、水やりの管理が難しいサボテンの寄せ植え管理にピッタリです。

鉢底穴のない鉢を使用する際は、鉢底にたまる水を綺麗に維持して根腐れを防止する工夫が必要です。鉢底数センチ分ゼオライトなどを敷くと良いでしょう。

おしゃれなサボテンの寄せ植えの画像

ガラス容器にサボテンを寄せ植えると、土が良いアクセントになってくれます。用土の層が地層みたいに見えるのも素敵ですね。

 

シャープでおしゃれな鉢に色々なサイズのサボテンを寄せ植えています。高さの違うサボテンを寄せ植えるとリズムが出ますね。流木やフィギュアを添えてジオラマ風に。

他にもオシャレな鉢はいろいろあります。いろいろ種類がありますので、見ていきましょう。

必要なものは通販や100均で揃う

サボテンの寄せ植えを作ってみたい!と思っても、用意するものが想像以上に多くてしり込みしてしまう方もいるかもしれません。

サボテンの苗や鉢など、必要なものを1日で全て揃えようと思うと沢山の店舗を回るはめになって大変ですね。

そんなときは通販や100均に頼ると良いでしょう。

最近は通販でサボテンの苗と必要な道具をすべてセットにして売っているところもあります。家にいながら必要なものがすべて揃えられるのは助かりますね。

また、100均もインテリアグリーン関係の商品がかなり充実しています。サボテンの苗だけでなく植え替えに必要な道具も一通り揃っていますし、サボテン専用土も売っていますよ。

大きい店舗なら、サボテン栽培に必要なものを全て揃えることが出来るかもしれません。

サボテンの寄せ植えを作ってみたい!と思ったら100均で手に入るもので手軽に始めてみるのも良いですね。

サボテンの寄せ植えの作り方はワークショップで学ぼう!

サボテンの寄せ植えの作り方は、ワークショップでも学ぶことができます。サボテンの苗や必要な道具を揃えてくれるところもあるので、気軽に始められるのが嬉しいですね。

植え方のコツや苗や道具の選び方など、ちょっとした疑問をその場で質問して解決できるのもワークショップのうれしいところ。

こうしたワークショップはサボテンや多肉植物の専門店、花屋やホームセンターなどでよく開催されています。

市報などにお知らせが出ていることもあるので、一度チェックしてみても良いかもしれませんね。


サボテンの寄せ植えの作り方は、基本的にはサボテンの植え方と同じ。

鉢底に鉢底ネットを敷いた鉢に殺虫剤と遅効性肥料を少し混ぜた用土を1~2㎝入れたら用土を足し、その上にサボテンを順に植えこんで完成になります。
寄せ植え作業直後の水やりはさけ、数日~1週間後に水やりを開始するようにしましょう。
用土は水はけのよいもの:保水・保肥性のあるもの=8:2位の割合のものを配合するか、サボテン専用土を使用すると良いでしょう。
鉢はできるだけ大きな鉢底穴が開いたものがおすすめですが、ガラス容器など鉢底穴のないものを使用することもできます。その際は鉢底数センチ分、根腐れ防止のゼオライトなどを敷くと良いでしょう。
寄せ植えにするサボテンはなるべく特性が似ていて丈夫な品種を選ぶとうまくいきます。さらに同じ品種でまとめると寄せ植えの管理もしやすくなります。
また、風通しを良くするためにサボテン同士の間隔は最低でも1センチ位は開けたほうが良いでしょう。
一番重要なのは、サボテンの寄せ植えを作る時期です。寄せ植えされたばかりのサボテンは環境変化によるストレスがかかっており、そのダメージから回復するのに適しているのが生育期である春と秋です。サボテンの寄せ植え作業は春か秋に行うようにしましょう。

サボテンの寄せ植えを作るときは、ちょっとしたコツを押さえることで元気なサボテンを長く楽しむことができます。

最近は100均などでも多くの種類のサボテンが手ごろな価格で手に入ります。この機会に寄せ植えにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

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