暮らしに役立つ情報ブログ

サボテンの育て方

サボテンの肥料をダイソーで買うのはあり?観葉植物用は?

https://coconote.jp/wp-content/uploads/2024/08/7a194be0865c2422cbb99449e549d62e-1-300x300.png

サボテンの肥料をどこで買うか迷っていませんか?

サボテンの肥料はホームセンターの園芸コーナーや楽天市場で売っていますが値段少々高く配達料金も取られてしまうのが現実です。

サボテンの肥料(小さい店舗は観葉植物や園芸用)はダイソーでも売っていますが、100円の肥料なんて本当に大丈夫なのか悩みますよね。

もし使えるなら初心者はダイソーの肥料を買う手もあります。

今回はサボテンの肥料をダイソーで買っても大丈夫なのかをお伝えしていきます。

目次

サボテンの肥料をダイソーで買うのはあり?

サボテンの肥料をダイソーで買っていいのか、安価で悪いものなのではないかと考える人もいるでしょう。

結論を言うと、サボテンの肥料をダイソーで買うのは問題ありません。

大事なことはサボテンの肥料の使い方を知ること、サボテンの特性に合わせて利用することにあります。ひとつずつ内容を見ていきましょう。

サボテン用の肥料はあるが使い方を理解すること

サボテン用の肥料はダイソーのような100均にも存在しています。

ダイソーで売っているものでは薄めずにそのまま利用します。しかしサボテンは繊細な植物のため、間違った利用をするとすぐに根腐れや肥料焼けを起こしてしまいます。

購入した場合、まずは容器の裏面を確認して使い方をしっかりと確認するようにしましょう。

サボテンに利用できるが薄める必要がある

サボテンに肥料を与えるときのポイントは濃度にあります。

これはどんな植物にも言えることですが特にサボテンのような繊細な植物には、濃すぎる液体肥料を与えてはいけません。

すでに薄めてあるサボテン用の肥料の場合でも、まずは薄めにしてからサボテンに与えるようにしましょう。

観葉植物用の肥料でも代用できる

サボテンに与える肥料はサボテンだけと思いますが、実際は観葉植物用の肥料でも代用が可能です。

と言うのも、サボテンに与える肥料も観葉植物に与える肥料も成分に大きな差がないため、問題なく与えることができます。

その際も濃度を確認して、薄めてから少しずつ与えることが大切です。

サボテンの肥料にコーヒー殻を利用する方法

続いては、サボテンの肥料にコーヒー殻を利用する方法について説明していきます。

驚かれるかも知れませんが、コーヒー殻はサボテンの肥料として利用することが可能です。

飲み終わって利用したコーヒー殻をどのようにサボテンの肥料にするのか以下の3つの順序ごとに見ていきます。

  1. まずはコーヒー殻を集める
  2. コーヒー殻と腐葉土をバケツの中で混ぜる
  3. 1日1回混ぜ合わせ1ヶ月継続する

詳しく説明していきますね。

コーヒー柄を乾燥させる

まずはコーヒー殻を集める。

サボテンの肥料にコーヒー殻を利用するために、まずはコーヒー柄を集める必要があります。コーヒー殻というのは抽出した後の残りの部分の粉のことです。

ここで重要なのはコーヒー柄を乾燥させることです。コーヒーを抽出した後の状態を利用しても良いのですがカビが生える原因になるため、一旦乾燥させて少しずつ集めていきましょう。

コーヒー殻を腐葉土と混ぜ合わせる

続いて行うことは、コーヒー殻をサボテンの肥料とするために腐葉土と混ぜ合わせていくことです。この時の比率は腐葉土:8に対して、コーヒー殻:2で混ぜるのがいいでしょう。

また、米ぬかを利用する事もできますがその場合は、腐葉土:5に対して、米ぬか:3として腐葉土を作成しましょう。

1日1回混ぜ合わせ1ヶ月継続する

サボテンの肥料としてコーヒー柄を利用していくためには、1日1回混ぜ合わせて1ヶ月の期間継続する必要があります。

あわせて気をつけたいことは通気性をよくすることです。湿気の多い場所や風通しの悪い場所は避けるようにして、発酵が進んでいくことを確かめましょう。

完成したか判断する際には、1ヶ月混ぜ合わせたサボテンの肥料にほのかな温かみがあることです。発酵が進むと温かさが生じるため目安になります。

逆に発酵が進まないと肥料として利用ができないため、毎日かき混ぜることを忘れないようにしましょう。

サボテンの肥料にコーヒー殻を利用するメリットとデメリット

続いて、サボテンの肥料にコーヒー殻を利用するメリットについて説明します。

腐葉土だけでサボテンの肥料として充分ではと悩む人も多いはずです。そこで、コーヒー殻を入れることによってどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

腐葉土の匂いが抑えられるため室内用に使える

腐葉土の匂いを嗅いだことがあればわかりますが、悪くなってしまった腐葉土は菌が増えてしまい腐敗臭を放ちます。

正常な腐葉土というのは森の土のような匂いであって鼻をつく異臭を放っている場合は使うのに適さない腐葉土です。

しかし正常な腐葉土であっっても室内で使うには、独特な匂いを放っています。そこで利用できるのがコーヒー殻です。

コーヒー殻を混ぜ合わせた腐葉土はコーヒー殻に備わる細かい気孔により匂いを抑えてくれるため、室内でも気にならないくらいの匂いになるのです。

コーヒー殻と熟成すると微生物の発育を促進させる

コーヒー殻と腐葉土を混ぜ合わせて熟成させると、微生物の発育を促進させる効果があります。これはコーヒーの成分の炭素によって微生物の増殖・活動増大につながるからです。

しかし注意するべきはコーヒー殻をそのまま撒いてしまうことにあります。

腐葉土と混ぜない状態のコーヒー殻は、植物の育成に影響を与えることがわかっているためです。正常な肥料にするためにも腐葉土と混ぜて発酵してから利用しましょう。

コーヒー殻の働きで虫を寄せ付けなくする

コーヒー殻の成分にはカフェインやタンニンが含まれており、これらの成分には虫除けの効果が期待できます。

つまり腐葉土と混ぜられたコーヒー殻によって、地中の害虫はもちろん、地上でも虫除けの効果を発揮すると言えるでしょう。

飲み終わったコーヒー殻をうまく利用して、サボテンにも利用できる肥料を自分で作ってみることをおすすめします。

デメリット

ここまで説明してかなり大変な作業だなと思われたのでは似でしょうか?そう、手間なのが最大のデメリットなんです。

確かにサボテンの肥料をコーヒーまめで作るのは大いにありですが初心者はまずはダイソーで買ってから上級者になるに従ってこの様な方法を試してみるがオススメです。

サボテンでも起こる肥料焼けとは?

植物によくある症状ですが、肥料焼けがあります。例に漏れずサボテンにも肥料焼けが起こることがあります。特にサボテンのように繊細な植物は肥料をあげすぎることもいけません。

まずは肥料焼けについて学んでいきましょう。

肥料焼けってなに?

肥料焼けとは、土壌に対して大量の肥料を与えることで、肥料と水分のバランスが悪くなることです。

植物が水分を根から吸い上げる際には、もちろん土と接触しています。その際に肥料が過剰になりすぎてしまっていると、浸透圧の関係から土の肥料と水分のバランスを取ろうとします。

結果的に根から水分が土壌に吸い取られ、根がしなびてしまい本体の植物が枯死する現象のことです。

サボテンで肥料焼けが起こる理由

サボテンで肥料焼けが起こる理由は基本的には通常の肥料やけと同じです。しかし、サボテンは特性として多量の水分を必要とする時期とそうでない時期が存在しています。

水分を必要とする時期ではない時に、肥料を与えてしまうと、肥料焼けが起きやすいと言えます。

また、サボテンは水分を与える必要がないと思われがちな植物ですが、実際は水分を全く与えなくていいわけではありません。

勘違いをして肥料ばかりを与えると、肥料焼けが起こり根から枯死することが言えます。

サボテンに肥料を与えたら一定期間様子を見る

肥料焼けを確認する場合にはサボテンの色合いや、本体がしなびていたり、しぼんでいないかを見ることが重要です。

特にサボテンは肥料に対してデリケートな側面があります。肥料はゆっくりと効果がでるので薄めたものを少量ずつ与えるのが大切です。

サボテンに肥料を与える適切な時期

では、サボテンに肥料を与えるべき適切な時期はいつでしょうか。サボテンには生育期と休眠期があり、肥料を与えるべきはこの生育期です。

また、植え替え期にも与えることで、効果的にサボテンの育成に繋げることができます。

サボテンの生育期の春と秋に与える

サボテンは4月〜6月の春と9月〜10月の秋が生育期という成長に欠かせない時期です。この月には水やりの頻度も表土が乾いてから1日置いて水やりを行う必要があります。

ここで一緒に肥料を与えるのですが、頻度を間違えてはいけません。特に液体肥料は効果が早いため濃度を間違えるとサボテンの肥料焼けを起こします。

生育期の場合は月に2〜3回の肥料を与えることが適切です。規定量より少なくても構いません。少量ずつ与え、問題ない場合は規定量を与えるように調整しましょう。

サボテンが大きくなる植え替え期

サボテンには1〜2年に1回植え替え期が来ます。ちょうど春の生育期の1〜2ヶ月前が時期です。タイミングを見て植え替えを行い、根詰まりを起こしていないか、植物の状態をよく観察します。

問題がなければ植え替え後に、肥料を与えましょう。植え替え前に、即効性の高い液体肥料や固形肥料を与えてしまうと根腐れの原因になりえますので気をつけて下さい。

夏と冬の休眠期には肥料を与えない

サボテンは7月〜8月の夏と12月〜2月の冬が休眠期です。夏の場合は半休眠期とも呼ばれています。この時期にはいっさい肥料を与えてはいけません。

休眠期に肥料を与えることは根腐れの温床になります。そのため、サボテンの状態と季節を把握しながら肥料を与えることが重要です。

サボテンの時期ごとに適した肥料とは?

サボテンの肥料を与える時期は説明しましたが、時期にあわせて適した肥料があります。生育期、植え替え期で対応が違ってきますので、注意して見てみましょう。

サボテンの生育期には液体肥料を与える

サボテンの生育期には液体肥料を与えることが効果的です。

生育期に固形肥料や有機肥料を与えてもよいのですが、生育期は成長が早いために即効性がある液体肥料を与えるのがよいでしょう。

液体肥料は必ず薄めて利用し、回数を分けて与えるように注意することが重要です。

サボテンの植え替え期には固形または有機肥料を与える

植え替え期はサボテンが大きくなる生育期を見越して植え替えをする時期です。この時期は液体肥料を与えるよりも固形や有機肥料を、土に混ぜて与えるのが適切です。

根腐れを心配する人もいますがそれを見越して、根から離れた場所に混ぜて与えるのがよいでしょう。

植え替え期が終われば生育期が来ますので、液体肥料を与えますがその時に効果が強く出ないように注意してください。

肥料の量を間違えるとサボテンは根腐れを起こす

肥料の量を間違えると肥料焼けがおきます。それによってサボテンは容易に根腐れを起こしてしまう植物です。

根腐れが起きているかどうかは根を見ればすぐにわかります。根が茶色く変色していたり、ぐにゃぐにゃっとしている場合は根腐れです。

もちろん水分のやりすぎも、根腐れを引き起こしますので肥料の量や水やりの状況をきちんと理解してサボテンを育成しましょう。

サボテンの肥料焼けが起きた時の対処法

ここまで、肥料焼けが起こる原因について説明して来ましたが実際に起きてしまった場合にどのような対処が必要なのでしょうか。

基本的にはどんな植物でも肥料焼けは起こりますが、サボテンはより繊細な植物です。以下の内容を正しく理解して、即座に対応するように心がけましょう。

普段の水量の3倍以上の水分を与える

肥料やけの原理については説明しました。土壌の肥料と水分のバランスが悪くなることで肥料焼けの状態になり、根腐れにつながるという悪循環が起こっているのです。

今回は生育期で考えますが、生育期の場合は水分を普段の3倍かそれ以上の水分を与えます。こうすることで与えすぎた液体肥料を流し、土壌を正常なバランスに保つことができます。

その後、水やりのせいで根腐れしないように、必ず様子を見ることです。数日間様子をみて問題なければ、通常の水分量で再び水やりを再開します。

無肥料の土に植え替えを行う

すでに根腐れ状態になっている場合には、水量を増やしても効果はありません。その場合は無肥料の土へ植え替え替えを行うことが急務です。

根腐れしている部分を取り除き、よく乾燥させ、無肥料の土へ植え替えます。この時には元気な状態を取り戻すまで肥料を与えないこと、季節を考えながら土壌が安定するように水分を適切に与えましょう。

また、肥料焼けが起こるということは希釈が足りなかったか、植物に対して肥料が強すぎるということが考えられます。

肥料の見直しや希釈倍率の変更をすることをおすすめします。

固形肥料の場合は肥料を取り除く

固形肥料による影響の場合はまずは固形肥料を取り除きましょう。固形肥料は液体肥料とは違って容易に取り除くことができます。

もし植え替え期の時に鉢底に埋め込んでいる場合は、無肥料の土に植え替えを行う手順を踏むのが効果的でしょう。

同じように状態を確認しつつ、水やりを繰り返して元気な状態を取り戻すことが大切です。基本的に休眠期に肥料を与えることはないので、水やりを行うことは問題ないです。

しかし水やりのしすぎも根腐れの問題になりますので、様子をみながら行いましょう。

まとめ

本記事では、以下の内容について紹介してきました。

  • サボテンが100均の肥料でも生育できる
  • コーヒ柄も肥料の代わりとなる。ただしかなり手間がかかり面倒

サボテンは非常に厳しい環境で育ってきた植物です。そのためどんな状態でも過ごすことが可能と考えてしまうのは仕方のないことでしょう。

ですが、実際のサボテンはとてもデリケートです。育て方次第ではすぐに枯らしてしまうような植物であることを忘れないことで、長く育成することに繋がります。

また、ダイソーのような100均の肥料でも育てられるということは初心者にも育てることが容易な植物です。

強い環境で育つ植物ではありますが、実際に育てていく環境と合わせて育成方法も意識的に調整していくのがよいでしょう。

https://coconote.jp/wp-content/uploads/2024/08/7a194be0865c2422cbb99449e549d62e-1-300x300.png

正しい育成方法を覚えて、素敵なサボテンライフを送ってください。

本ブログは一部アフィリエイト広告を利用しています

関連記事

PAGE TOP