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サボテンのトラブル

サボテンが枯れるとどうなる?完全に枯死する前のサインも!

お世話の手軽さからインドアグリーンとしても人気のサボテン。最近はおうち時間が増えたことがきっかけで育て始めたという方も多いのではないでしょうか。

サボテンは他の植物に比べて変化や成長が分かりにくいので、本当に枯れてしまったのかどうか判断が難しい植物です。

ここではサボテンが枯れるとどうなるのか、そしてどうして枯れてしまうのか、元気がなくなったサボテンの復活術と併せてご紹介します。

サボテンが枯れるとどうなる?

サボテンは他の植物と比べて成長が緩慢なので変化が分かりにくく、本当に枯れてしまったのかどうかの判断が難しいですよね。

サボテンが枯れてしまったと思われる時に見られる状態としては大きく分けて3つあります。

  1. 全体が変色したり形が崩れていても、まだハリがある状態
  2. 一部が変色したりしぼんで腐っていても、元気な緑色の部分が残っている
  3. 全体が変色して柔らかく腐っているか、カサカサと乾燥してしぼんでしまっている

さらに簡単に言うと、復活できる可能性がある状態か、完全に枯死してしまっているかのどちらかということです。

全体が黄色っぽく色あせたり、ひょろ長く伸びて形が崩れているときも、まだみずみずしいハリがあれば復活できる可能性が高くなります。

日当たりと風通しの良い場所に置き場所を変えるなどの生育環境改善を行いましょう。

また、急な寒さに当てられることで全体が赤や紫色に変色することがあります。

これは環境変化に対する生理現象による変色です。枯れたと勘違いしてしまうこともあるので注意しましょう。

詳しくは下記の記事でもご紹介していますので併せて参考にしてください。

一部が薄茶色に色あせてカラカラになっていたり根元が茶色に変色して柔らかくなっていても、元気な緑色の部分が残っていれば復活できる可能性があります。

カラカラになっているときは明るい日陰で数日静養させ、寒冷紗などで薄く遮光するなどの葉焼け対策を行います。

根元が柔らかくているときは、腐って変色した部分を切除し緑色の部分を良く乾かして植えなおすことで仕立て直します。

サボテンが茶色に変色したときの原因と対策については、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。併せて参考にしてください。

サボテンが変色しているのに気付いたら、まずは根元がぐらついていないか確認してみましょう。根元がぐらついているときは根腐れを起こしている可能性が高く、早めの対処が必要になるからです。

また、根腐れを起こしているときも緑色の部分を切除したときに芯まで腐っていなければ復活させることが可能です。

全体が変色して柔らかく腐ってしまった時や全体がカサカサと乾燥してしぼんでしまっているときは、完全に枯死してしまっている状態です。こうなってしまうと残念ながら復活させることはできません。

サボテンが本当に枯れてしまう前になるべく早めに対処することが重要になります。

サボテンの元気がない時のサインとは? 

成長ではなく徒長?伸びすぎたサボテンはどうすればいいの? | IN NATURAL STYLE

サボテンがなんだか元気がない…。くらいの時は、早めに気付いて対処すれば復活する可能性がぐんと高くなります。普段からサボテンの様子を観察して早めに対処してあげましょう。

サボテンが元気がない時に見られるサインは主に2つ!

  1. 一部もしくは全体が色あせている
  2. ひょろひょろと長く伸びて形が崩れている

サボテンの一部もしくは全体が色あせてくるのは、主に日照不足が原因です。

表面にみずみずしいハリがあって根元がぐらついていなければ、日当たりの良い場所に置き場所を変えるなどの環境改善で復活させることができます。

ひょろひょろと長く伸びて形が崩れているのは「徒長」といって、日当たりや風通しの悪い場所にサボテンを置いていたことが原因で元気がなくなっている状態です。

日当たりと風通しの良い場所に置き場所を変えるなどの環境改善を行いましょう。

また、水のやりすぎや肥料のやりすぎでも「徒長」してしまうことがあります。

水やりをするときは用土が完全に乾いてから与えるようにし、生育が緩慢になる真夏と真冬は水やりと肥料を控えるようにしましょう。

色あせも「徒長」も、サボテンを室内管理している時に起こりやすい状態です。

凍ってしまうような真冬以外は可能であれば日頃から室外管理し、日光に当ててあげた方が良いでしょう。

枯れやすいサボテンの見分け方 

折れたサボテンの再生&胴切り方法|観葉植物 【ブルーミングスケープ】ブログ

サボテンは高い再生能力を持っているので、本当に枯れてしまうのかどうかの判断が難しい植物でもあります。

枯れてしまいやすいサボテンの見分け方は、段階的に2つあります。

  1. 根がぐらついているかどうか
  2. 芯まで完全に腐っていないかどうか

サボテンに元気がないことに気付いたら、まずは根元がぐらついていないか確認しましょう。

根元が変色して柔らかくなっている場合は根腐れ、根元からポキっと折れてしまった場合は乾燥しすぎて枯れかかっている可能性が高いです。

特に根腐れはサボテンが枯れる原因No.1とも言われています。復活させるには、一刻も早い対処が必要です。

次に胴体部分を切って内部組織が生きているかチェックします。

根腐れしたり、重症な乾燥で枯れかかっているサボテンを復活させるには緑色の元気な部分が必要不可欠です。

表面が緑色でも芯が完全に腐ったりカラカラになっていて中の組織が死んでいる場合は、残念ながら復活させることはできません。

こうなってしまう前に、早い段階でサボテンの変化に気付いて対処してあげることが重要になります。

枯れやすい時期 

砂漠などの殆ど雨が降らない乾燥した土地が原産のサボテンにとって、湿気が多い日本の気候は過酷な環境になります。

特に梅雨時期や台風シーズンは、過湿環境が続くことで腐って枯れてしまうことが多いので注意しましょう。

真冬は厳しい寒さや霜に当たったダメージで枯れてしまうことがあります。また、冬季は室内管理でも窓辺や玄関で凍って枯れることがあります。

室内管理しているからと言って油断せず、夜間だけでも暖かい場所へ移動させると良いでしょう。

意外ですが、真夏も強すぎる直射日光で葉焼けをおこしたり高温になった鉢の中で根を痛めて枯れることがあります。

高温注意報や警報が出ているときは、風通しの良い明るい日陰に置き場所を変えましょう。薄い寒冷紗などで遮光するか、小さい株にはティッシュを1枚かけてあげても対策になります。

サボテンが枯れる原因とは? 

サボテンが枯れてしまう原因は様々ですが、大きく分けて4つあります。

  1.  日照不足か強すぎる日差し
  2.  過湿状態または極度の乾燥状態
  3. 根詰まり
  4. 虫やカビなどによる病気

日照が足りないと色あせたりひょろひょろと長く伸びて形が崩れてしまいます。

逆に強すぎる日差しで葉焼けをおこしたり、高温になった鉢の中で根が痛んでしまうこともあります。

水をやりすぎたり長時間過湿状態に置かれると根腐れしやすくなります。

サボテンが枯れてしまう原因で最も多いのは根腐れですが、根腐れを恐れるあまり水をあげなさすぎてもカラカラに乾いて木のように硬く「木質化」してしまいます。

また、サボテンが成長したのに小さい鉢に植え続けていると、根詰まりをおこして弱ることもあります。

このように弱った状態のサボテンは虫やカビが発生したり、病気になりやすくなります。

サボテン復活術

弱って枯れてしまいそうなサボテンも、早い段階で対処していくことで復活させることができます。

サボテンを復活させる方法は主に4つ。

  1. 生育環境改善
  2. 水やりの頻度の見直し
  3. 植え替える
  4. 変色したり形が崩れている部分を切る

日照不足が原因で色あせたり「徒長」しているときは、日当たりと風通しの良い場所に置き場所を変えるなどの環境改善で復活させることができます。

強すぎる日光に当たって葉焼けしているときは、数日間明るい日陰で静養させた後、薄手の寒冷紗などで遮光して葉焼け対策を行います。

水や栄養が足りな過ぎて木のように硬くなっているときは水やりの頻度を見直します。生育期は薄めた液肥を与えても良いでしょう。

サボテンの大きさに合っていない小さい鉢や水はけの悪い土に植えられているときは植え替えます。

根腐れや病気などで変色していたり「徒長」して形が崩れているときは、緑色の元気な部分を切り離して乾かし、根が出た後で植えなおすことで仕立て直せます。

サボテンの復活方法について詳しくはこちらの記事でも紹介しています。併せて参考にしてください。


サボテンが枯れるときに見られる状態は、段階的に大きく分けて3つありました。

色あせたり「徒長」していても、まだみずみずしいハリがあれば環境改善で復活できる可能性が高くなります。
一部がカラカラに乾燥していたり根元が腐って柔らかくなっていても、元気な緑色の部分が残っていれば変色箇所を切除して植えなおすことで対処できます。
全体が変色して芯まで柔らかく腐ったり乾燥してしぼんでしまうと、残念ながら復活させることはできません。

サボテンが弱って枯れそうなときは、早めに対処すればするほど復活する可能性が高くなります。

日頃からサボテンの様子をしっかり観察することが大切です。

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