日本人の心のふるさとともいえる温泉。温泉に入ると疲れがお湯に溶けて、体も心もすっきりします。
しかし、そんな温泉に行くと中にはマナーを守らない人がいて、見ていて気分が悪くなったり、せっかく来たのに入る気が無くなったりと嫌な思いをするときもあります。
あなたは温泉のマナー知っていますか?温泉のマナーをしっかりと守って、温泉を楽しみましょう。
1. 温泉に入る前に
温泉を目の前にすると、早く入りたくてたまらなくなります。
しかし、そのまま入るのはNG。
まずは掛湯をしてしっかり体の汚れを落としてから入りましょう。
「温泉のお湯を汚さない」というのが基本です。温泉はみんなが同じお湯につかります。
お湯が循環しているとはいえ、体の汚れがお湯に溶けると、雑菌繁殖の可能性が高くなります。
汚れがお湯に残ってしまわないように、掛湯をしっかりとしましょう。
また掛湯でなくても、シャワーで体の汚れを落として入っても大丈夫です。
2. タオルを湯船に入れるのは御法度!
よく温泉番組を見ているとレポーターや芸能人がタオルで体を隠して入浴するシーンを目にします。
これを見て、タオルで体を隠して入浴するものだと思っている方もいるかと思いますが、実はこれ、御法度なのです。
温泉番組でタオルを使ってレポーターや芸能人が体を隠すのは、放送する為に特別な許可を撮って行っています。
ですから、これはマナーではありません。
なぜ、タオルを湯船につけるのが御法度であるかと言いますと、タオルの糸くず、タオルに付着した洗剤の残りカス等がお湯に溶けだしてしまうからです。
糸くず、洗剤の残りカスがお湯に溶け出ると、雑菌が繁殖する原因にもなりますので、タオルを湯船につけることは御法度とされています。
3. 子供から目を離さない
温泉でよく見かける光景で、子供が温泉で泳いでいるシーンを目にしたことがある方も多いかと思います。
大きな湯船にテンションが上がって泳ぎたくなるのは分からなくもないですが、温泉はあくまでも公共の場です。
子供が好き勝手な行動をとらないように、しっかりと目を離さないようにしましょう。
また、温泉に頭をつけることで、抜け毛が湯船に浮き、お湯が汚くなります。
またこうした抜け毛等も雑菌繁殖の原因になりますので、髪の毛が湯船につかるような入浴の方法はやめましょう。
おむつの取れていない赤ちゃんの入浴も、控えたほうが良いでしょう。
不特定多数の人が入浴をします。
抵抗力の弱い赤ちゃんであれば、細菌に感染するリスクもあります。
4. 温泉から出るときは体の水を拭きましょう
疲れも取れ、体もあったまりましたら、温泉から上がります。
その時に、体が濡れたまま脱衣所を歩くことで、脱衣所の床が濡れてしまい、後から使う人の迷惑になります。
また脱衣所の床が濡れることで、滑って転ぶ危険も出てきますので、脱衣所の床をぬらさないように、温泉から出る際には、絞ったタオルで軽く体を拭いてから出ましょう。
5. そのほかに気を付けること
アクセサリー類は外してから入りましょう。
ピアス、指輪をしながら入っている人もいますが、こちらも湯船に落としてしまう可能性があります。
湯船に異物が落ちていると、踏んで足を怪我させてしまうこともありますので、やめましょう。
団体での温泉旅行にて大人数で温泉に入るとき、温泉は気持ちがいいものですので、それを身内で共感することは構いませんが、大声で会話をしたり、団体で湯船を独占したりという事はやめましょう。
先ほども書きましたが、温泉は公共の場です。
その場にいる誰もが、温泉に入りたいのです。譲り合って、入浴を楽しむようにしましょう。
まとめ
1. 入る前にはしっかり掛湯
2. 湯船にタオルをつけるは御法度!
3. 子供には温泉の注意事項をしっかり守らせましょう
4. 脱衣所の床は濡らさない
5. みんなが気持ちよく温泉に入れる心配りをしましょう
冒頭にも書きましたが、温泉は日本人の心のふるさとともいえるものです。
日々の疲れをお湯に流し、気分をリフレッシュできる温泉は日本人であれば誰しもが癒しを求める存在です。
多くの人が利用する温泉だからこそ、マナーを守って使うようにしましょう。
最近では外国人旅行者の温泉の利用も増えてきています。
日本人が率先して温泉のマナーを守ることで、世界にも日本の温泉のすばらしさを伝えることができます。
しっかりとマナーを守って温泉に入力するようにしましょう。