社会人になると「飲み会」に呼ばれることって多いですよね。
自分のための飲み会を「当たり前で済ませて良いのは学生までだよ」なんて言われた人もいるようです。
非礼はもちろん「自分のイメージダウンになっちゃいそう」と心配な人も多いはず。
私も新人のころに歓送迎会、お祝いパーティーなどを開いてもらった後で「お礼の挨拶ってした方が良いの?」と迷いました。
「ま、そこまで気を遣わなくてもいっか!」と済ますとやっぱりちょっと後悔したり…。
そこで「飲み会のお礼の挨拶ってやっぱり言いに行くべき?」について私が実際に体験したことをご紹介します!
・そもそもどんな感謝をすべきなの?
私は入社して新人歓迎コンパに呼ばれた時、正直「ちょっと面倒だなー」って思ってしまいました。
正直、感謝というより義務感の方が勝ってしまうことってありませんか?
でも、上司や幹事、参加してくれた先輩たちも大変だったんだなーと気づくようになり、今は反省しています。
まず上司は上役になるほど飲み会の会費を高く取られることが世間は多いですよね。
それに沢山の仕事や責任をかかえていても、呼ばれたら欠席しづらい立場です。
なんとか参加できるようスケジュールを調整してくれているはず。
スケジュール調整は先輩社員もある程度してくれていますよね。
幹事や準備係も選んだお店選びしだいで「料理や雰囲気がイマイチだったよね」なんて言われることも(汗)
だったら…と、料理や雰囲気バッチリのお店を選ぶと今度は「フトコロが痛むわー」…という声が耳に入ってきたりで大変そうです。
ゲームや出し物の準備係なんかも意外と難しいようですよ。
そんなこんなで、宴会を開いてもらう立場として感謝すべき理由はけっこう多いものなんですよね。
・お礼はどんな順序で誰に言うべき?
私もそうですが、お礼の挨拶もついつい個人的に「近づき易い人から先に片づけよう」となってしまうもの。
上役ほど近寄りにくく、後回しにしたくなってしまったりします。
しかしなんたってもう社会人。礼儀としてやはり、飲み会のお礼もまず来てくれた上司に言いに行きましょう。
まずは直属の上司からが良いでしょう。
特に、上司へのお礼は次に顔を合わせる日、出社してすぐに言いましょう!
上役は部下から大切に思われているかを意外に気にしている人が多いです。
お礼を言うチャンスがあるごとに気遣いましょう。
次に幹事、準備係をしてくれた人、出席してくれた先輩などにお礼に行くのが良いでしょう。
・上司や目上へのお礼は正しい敬語で
私は友人にご飯をおごってもらった時には「ごちそうさま。美味しかったー!」と言うだけでも喜ばれます。
なので、職場の人に対してもついその延長みたいにラフに接してしまいそうになることもあります。が、仕事関係の上司や目上の人などには「正しい敬語」でお礼を言えるよう気をつけましょう。
たとえば立場や年齢が上の人に対して「○○さん、昨日はご苦労さまでした」などと決して言ってはいけません。
「ご苦労さま」は上の人が下の人をねぎらう敬語だからです。
今の日本語では、上の人に対しては「お疲れさまでした」が使われます。
人に対して「お○○して下さり嬉しかったです。」などの言い方も失礼に当たります。
「お〇〇する」は自身の行動を低める時に使う表現だからです。
基本的に「お〇〇になる」と言うと相手を高める表現になります。
ただ「お言いになる」ではなく「おっしゃる」、「お食べになる」ではなく「召し上がる」のような例外もあります。
・お礼をメールで出すときは
私は親からの「しつけ」もあり、人へのお礼には自分なりにかなり気をつけてきたつもりです。
が、そんな自分でもついつい挨拶をし損ねて後悔…という事も少なくありません!
特に自分のための飲み会に来てくれた人たちに、すぐに直接会えない時はそうです。
自分の仕事場と離れた部門にいる人、お世話になっている取引先の人、退社したOBの方々などに対しては特にそうかもしれませんね。
そういう時には、飲み会の翌日すぐにメールでお礼を出すと良いでしょう。
メールは相手の時間をあまり取らないので職場の違う仕事関係者にピッタリです。
社内の人には「社内メール」などを使うと便利かもしれませんね。
メールには、お料理やお酒が美味しかったことなど感謝を伝えることもできます。
また、食事中にした楽しい話、興味深かった話題について具体的に感想を伝えると喜ばれるかもしれません。
まとめ
・飲み会のため調整してくれる上司・幹事・出席者の苦労に感謝しよう
・お礼は上司、幹事と準備係、来てくれた先輩の順番で言おう
・お礼には正しい敬語を心がけよう
・すぐ会えない人にはメールでお礼してみよう
以上「飲み会のお礼ってやっぱり言いに行くべき?」について私なりに調べまとめてみました!
これでもう「堅苦しいのでは…」と必要以上に悩まずお礼を言いに行けますね。
ちなみに職場や相手によっては「かしこまってお礼なんておかしいよ」みたいな反応が来るケースもあるかもしれません。
職場の雰囲気や相手に合わせ、ややくだけた調子で感謝を伝えるなどもアリでしょう。