葬儀に出席できない時に贈られる『弔電』には
頂いた時にお返しをするマナーがあります。
私も喪主として葬式で弔電をいくつか頂きましたが
誰に何を返せばわからずに全員にお礼状と菓子折りを送ったことがありました。。
しかし、親戚には「非常識だ」と注意され、間違いを指摘されて恥ずかしさと
申し訳なさで胸がいっぱいになりました。
そんな恥をかかないために、私が教わった正しい弔電のマナーを解説します。
お礼状を送る
弔電を頂いたら基本的にはお礼状を送ります。
お礼状は弔電を頂いた感謝の気持ちと葬式が
無事終わったことを報告するものです。
私もお礼状は書いたのですが、
渡したのが葬儀から1か月後でした。。
実は葬儀から1週間以内にお礼をしないとマナー違反になってしまうそうです。
もちろん無理をしてはいけません。
しかし私のようにあまりに遅いと不安にさせてしまいます。
つまり「葬式が無事に終わりました」というのが一番大事なようですね。。
●お礼状の例文
次にお礼状の書き方ですが、お礼状には定型文があるので紹介します。
例文:
謹啓 このたびは亡父○○儀の葬儀に際し
ご多用中にも関わらずご鄭重な弔電を賜り厚く御礼申し上げます。
おかげさまで葬儀も滞りなく済みましたことご報告いたします。
亡父にかわり生前のご厚情に感謝いたしますとともに
今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
略儀ながら書中をもちまして謹んでお礼申し上げます。
謹白
●●●●年●月●日
はがきに書く場合=ここに住所を記載する
喪主の名前(親族一同でも可)
このようにお礼状には決まった文章があるので
難しく考えなくても大丈夫です。
絶対入れたほうが良い文は「略儀ながら書中をもちまして」という文は必ず入れましょう。
ほかにも
・故人がお世話になったこと
・お礼の言葉
・できるなら手書きで書くこと(毛筆がおすすめ)
・故人の名前の後には「○○儀」と入れると丁寧な文章になる
・台紙は白紙の便箋または、はがき(縦書きに書きましょう)
というようなポイントがあるので気を付けてみてください。
香典には日用品でお返しをする
香典へのお礼で気を付けていることがいくつかあるので紹介します。
まず香典を頂いたら日用品でお返しするようにしていることです。
私は菓子折りを渡しましたが、食品はあまり好まれないようです。
お礼には石鹸やタオル、お茶などの日用品が良いと教えてもらいました。
値段も香典の包装されている額の30%~50%が相場みたいです。
次に香典返しをする期間ですね。
私はお礼状と一緒に渡したのですが、それもマナー違反でした。。
香典返しは四十九日後に渡さなければならないようです。
知らずに渡してしまい、
相手には「ちょっと早いけど大丈夫だよ」と言ってもらいましたが
「喪主なのにこれじゃあ失格だな……」と思い、それから私が喪主を担当する際は
49日後に香典返しをするように気を付けています。
香典返しの際は……
・タオルや石鹸、お茶などの日用品で返す
・期間は葬儀から49日後
・香典の30%~50%でお返しする
電話で挨拶をする
これはお礼状や香典返しができない場合ですが
電話で弔電と香典に対してお礼を一言添えることです。
電話の冒頭で「弔電ありがとうございました。葬儀は無事に終わりました」と
伝えるようにしています。
それから私は仲の良い友人や親族には
お礼状ではなく電話をするようにしています。
理由は故人の話をすることができるからですね。
亡くなってしまった人の話を少しでも思い出しながら語り合えます。
それと企業や社交辞令のような弔電にも
電話でお礼を言うようにしています。
相手側も挨拶程度のものなので、
重々しい電話ではなく報告する感じで連絡します。
このように相手によってお礼の仕方を変えるのも大事なことです。
なので社交辞令の弔電と親しい人には電話でお礼を伝えるようにしましょう。
電話やお礼状を送れない場合は?
時間が取れなかったり、
精神的に余裕ができないことがあると思います。
香典返しやお礼は絶対的なマナーではないので大丈夫ですが
それでも「何かお返しがしたい!」というひとは
香典返しの専門店があるのでそちらを利用してみると良いでしょう。
私が香典返しの品物を買う際には専門店を利用しますが
ここではお礼状まで一緒に作成するサービスまであるのでおすすめです。
値段は¥2000~で頂いた香典の額によって内容を選択することができます。
大事な人にお返しするのも良いと思います。
香典返しをするなら香典返し専門店を利用してみてください。
まとめ
・お礼状は1週間以内に贈る(定型文に沿って書く)
・香典返し葬儀から49日以降に(30%~50%の日用品)
・親しい相手や業務的な弔電には電話でお礼を伝える
・香典返し専門店を利用してみる(香典返しJPがおすすめ)
このポイントに私は失敗してから気を付けるようにしています。
これで最大限の感謝をお返しすることができますね。
これから喪主をするかもしれない人や
香典返しに悩んでいる人は実践してみてください!