お世話になった人の突然の訃報。葬儀に参列したいけど、諸事情で参加できそうにない…。
そんなことありますよね。
そんな時はお悔やみの手紙を出すのがベストですが、意外とお悔やみの手紙の出し方ってわからないですよね。
中でもわかりづらいのが貼り付ける切手の種類です。
私も実際に初めてお悔やみ状を出す時に郵便局へ行って、切手を買おうとしてそこで初めて弔事用切手の存在を知り、これでいいのかな?
と一人であたふたしたことがあります。
私と同じように、普通の切手でいいの?弔事用切手ってなに?
とお思いの方に、お悔やみの手紙に貼るべき切手や、手紙を書く上でのポイントをいくつかご紹介します!
切手の種類はどれが適切?
お悔やみの手紙に貼る切手はどれがいいのか、悩みますよね。
最初に述べたように弔事用切手という切手は確かにあります。
以前まで弔事用切手は50円切手と80円切手の二通りありましたが。
2014年の郵便料金改定の際にはがき用の52円切手のみになってしまいました。(2017年の郵便料金改定で62円切手になりました)
つまりお悔やみの手紙などを送る封書用の82円・92円切手は、今はなくなってしまったのです。
そのため、お悔やみの手紙を送る際、切手を一枚で収めるには普通郵便用の82円・92円切手で送るしかなくなったのです。
また本来、弔事用切手というのは、喪中はがきや法要の案内など遺族側が使うのが通例だそうです。
しかし、地域柄や年齢によってその認識もまちまちです。
お悔やみの気持ちがより伝わると考える人もおり、52円の弔事用切手を2枚貼って出した方がいい場合もあります。
それとは逆に、弔事用切手で出してしまうとまるで亡くなるのをわかっていて切手を用意したのではと思ってしまうので、普通郵便用の切手でいいという場合もあります。
要するに正解がないんです…。
なので、できることなら周りに相談してみたり、遺族側の近くの人に相談してみるのがいいでしょう。
ちなみに私の場合は、郵便局の人に相談して、その地域では普通切手で送っている人が多いと聞き、普通郵便の切手で出しました!
封筒と便箋の選び方
では実際、お悔やみの手紙を出す際に気を付けるポイントをご紹介します!
まずは、封筒と便箋の選び方です。
封筒・便箋ともに、デザインはシンプルなものを選びましょう。
白い封筒と白無地の便箋だとなおいいでしょう。
ですが、白無地の便箋はなかなか売っていることも少なく、用意することが難しいときは、ワンポイントの絵がついているくらいならば大丈夫でしょう。
ただし、キャラクターものや色が派手なものはNGです!
また封筒も、二重封筒ではなく一重の封筒にします。
このような弔事の時は重ね言葉を控えますので、封筒もその通例にならったものにしましょう。
手紙を書く上でのポイント!
封筒と便箋と切手がそろったら、あとは文章を書くだけです!
ですが手紙を書く上でも気をつけるポイントがいくつかあるのでご紹介します!
まず便箋は縦書きで書いていきます。黒のボールペンや万年筆で書きましょう。
もし薄墨で書けるならばその方がなおいいですね!
それからお悔やみの手紙は、<拝啓>や<謹啓>などの頭語や時候の挨拶は不要です。
いきなり本題に入って大丈夫です。
そして、手紙の最初に葬儀に参列できなかったことや直接伺えないことに対しての謝罪を述べましょう。
その際、伺えなかった理由を詳細に書く必要はありません。特に結婚式などの慶事と重なっていた場合は、「やむを得ない事情により」と書いてしまって大丈夫です!
また、このお悔やみの手紙を読むのは遺族なので、念のため自分と個人の関係は明記しておきましょう。
最後に遺族を気遣った言葉は忘れずに書いてくださいね。
もし香典を同封する場合は、文面の中にもさりげなく同封した旨を書いておくといいでしょう!
さらに、手紙の便箋は1枚で収めるようにして下さい。封筒と同じで二重だと縁起が悪いとされているからです。
まとめ
1. お悔やみの手紙に貼る切手は地域柄や年齢により認識がまちまち。
周りに相談するのが一番いい!
2. 封筒と便箋は共に白無地がいい!封筒は一重のものを選ぶ!
3. 手紙には直接伺えなかった謝罪や遺族を気遣う言葉を書く!
便箋は1枚で収める!
色々書きましたが、一番大事なのは故人を偲ぶ気持ちや遺族への心遣いです。
切手一つにしても、色んな意味があると思うと怖気づいてしまう人がいるかもしれないです。
でも自分の気持ちを素直に遺族に伝えられるのが一番大切だと思います!