大切な人の死は、時に突然訪れるものですよね。
あまり馴染みたいイベントではありませんが、故人にも、残された家族にとっても、とても大切な法事・法要……。
しかし、実は法事・法要についてあまり知らない、何回忌までするべきなのかわからない。
という方も多いのではないでしょうか?
私も4年前に祖母を亡くしたばかりですが、当時は今後何をどうすれば良いのか全く分からず、困ったものでした。
そこで今回は、大事だけど意外と知らない、法事・法要のアレやコレについて、触れていきたいと思います!
そもそも法要・法事って?
物心ついてから初めての法事。
やること、マナー、何も知らない私は、まずは法要や法事とは…を調べることにしました!
法要とは、遺族が故人の冥福を祈り、供養をするために行う仏教の儀式です。
法要も法事と呼ばれていますが、厳密にはお経をあげてもらう供養を「法要」、その後の会食まで含むものを「法事」と呼びます。
本来四十九日まで七日ごとに法要がありますが、一般的には初七日と四十九日を除いては遺族のみで行われます。
法要・法事のマナー
馴染みのない事だからこそ、意外と知らないのが法要・法事のマナー。
ここで私と一緒に勉強しておきましょう。
1、 服装
法要・法事の時は喪服でないといけないの?
→基本的に遺族は三回忌までは喪服です!七回忌以降は略式喪服や地味な平服でもOKです!
…実はこれ、知っておかないと恥をかきます…
私が祖母の四十九日に出席したとき、親戚のお姉さんがTシャツで来たことにびっくり。周囲からもヒソヒソと話し声が…本人も居心地が悪そうでした。
ちなみに、一般的な参列者は一周忌以降の年忌法要の際は紺やグレーなどの略式礼服または地味な服装で良いようですよ!
1、 持ち物
何を持っていけばいいの?
→これは参列する際のマナーですが、
「御供物料」を持参しましょう。
不祝儀袋「御香料」「御仏前」の表書きをします。
金額は5千円~1万円程度が一般的です。
2、 遺族のマナー
まず、何をやったらいいの?
→遺族はやることも多くあるため、確認しておきたいですね。
(1) 日取りの決定、場所の決定
(2) お寺への連絡、案内状の発送
参列者は、案内状が届いたらできるだけ早く返事をするようにしましょう。
特別な用事がなければ出席するのがマナーですよ!
(3)お布施(僧侶へ読経や戒名をいただいたお礼としてお渡しします)
白封筒に入れるか半紙に包み「御布施」と表書きします。
料金については特に決まっておりませんので、檀家の方やお寺に直接確認すると良いそうです!
(4)料理の手配をする際には、伊勢海老や鯛など、おめでたい献立は避けましょう!
予約の際に「法事で利用します」と利用目的を伝えるとスムーズですよ!
(5)引き出物の手配
改めて調べてみると、やることも盛りだくさんですね。
きちんとチェックして、漏れがないようにしましょう!
法要は何回忌まで行えばいいの!?
33回忌・50回忌・7回忌・100回忌…
様々な切り上げ方があります…
これでは困ってしまいますよね。
というのも、法要の切り上げも最近になってそれぞれ変わってきていますし、御供養したいという気持ちが強ければ回忌を続けてしてもよいということです。
実は、「正解はこれ!」とは言えないのです…
えっ!じゃあ結局どうしたらいいの!?
どうやら「一般的な」ということはないようです。
地域の慣習や各家での考え方に基づいて決まるものですから。
しかし、強いて言うなら33回忌または50回忌までというところが多いようですね!
何か偉業を成し遂げた方の法要だと、100回忌まで行うこともあるようです。
ふむふむ。調べてみると、こういうことは地域の、お寺の習わしに従うのが一番良いみたいですね!
まとめ
・法要、法事は故人の弔いの為の仏教の儀式である
・遺族も参列者もそれぞれの立場でのマナーがあるため、事前にマナーをきちんと確認しておく
・何回忌まで行うかは地域の習慣に従うと良いということですね!
しかし、地域や宗派などによっても少しずつ違う部分があるようですので、細かい部分は地域のお寺などにきちんと確認が取れると良さそうですね!
これで、いざというときにも恥をかかなくて済みそうですね。
そして、マナーやしきたりも大切ですが、なにより大切なのは故人への弔い、その思いだと私は思います。
私も再来年には祖母の七回忌ですので、今も見守ってくれているであろう祖母を思い、父に任せきりにせず、協力して準備しようと思います!