法事の挨拶って緊張しますよね。
大勢の人の前で話す…ガチガチになって何も話せなかったらと思うと恐いですね。
失敗したり恥をかいたりしたくない!
挨拶は何て言えばいいの?
挨拶のタイミングは?
そもそも一周忌って何をするの?
わからないことだらけですが、あらかじめ流れと挨拶の仕方をおおまかに知っておけば、自信をもって進行できるはず!
そもそも一周忌って?
一周忌は、亡くなった1年後の命日に行う大切な行事です。
葬儀の時は葬儀会社が進行をしてくれたはずですが、一周忌は施主が進行役です。
施主とは喪主とほぼ同じで、幹事のようなもの。
一周忌の流れはこんな感じです。
僧侶が入場
↓
施主による法要開始の挨拶
↓
僧侶の読経
↓
列席者によるご焼香
↓
施主による法要終了の挨拶
↓
僧侶のお説教
↓
僧侶が退場
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僧侶への個人的な挨拶
↓
墓参り(省く場合もあります)
↓
僧侶や列席者にお食事をふるまう
↓
会食終了の挨拶
おおまかに説明してくれる動画があります。
短い動画なので、なんとなくでも流れがつかめると思います。
それぞれのタイミングでの、挨拶の例文をご紹介します。
法要開始の挨拶
タイミングは僧侶が入場したあとです。
【例文】
「本日は皆様お忙しい中、お集まり頂き誠にありがとうございます。それでは、これより〇〇(故人の名前か戒名)の一周忌法要を始め させて頂きます。
(僧侶に対して)
それでは、よろしくお願い致します。」
こんな感じで良いと思います!
僧侶をおまたせしているので、手短に言うのがポイントです。
雨の日でしたら「お足元が悪い中」を入れてもいいですね。
法要終了の挨拶
タイミングは僧侶によるお説教が終了した後です。
【例文】
「本日はご多忙の中、お集まり頂きましてありがとうございました。おかげさまで〇〇(故人の名前)の一周忌法要を無事に終わらせる ことができました。
〇〇(故人の名前)も安心していると思います。
これより、ささやかではございますが粗宴を用意させて頂いており ます。
会場は△△となりますので、お時間が許す限りどうぞごゆっくりな さってください。
本日は誠にありがとうございました。」
無事に法要が終わりましたということと、参列者へのお礼を伝えます。
会食の場所が離れている場合は、行き方などを丁寧に説明すると良いですね。
僧侶への挨拶
タイミングは会食に移動する前です。
僧侶が会食に参加する場合と、参加しない場合の両方の例文をご紹介します。
【例文】※僧侶が会食に参加する場合
「本日はお心のこもったお勤めを頂きまして誠にありがとうございま した。またお忙しい中、最後までお付き合いくださいましてありがとうご ざいます。
心ばかりではございますが、これはお礼でございます。
どうぞお納めください。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。」
【例文】※僧侶が会食に参加しない場合
「本日はお心のこもったお勤めを頂きまして誠にありがとうございま した。心ばかりではございますが、これはお礼でございます。
どうぞお納めください。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。」
僧侶が帰られる際にはお布施をお渡しします。
お布施は直接手渡しではなく、小さめなお盆に乗せて僧侶に文字が正面に来るように差し出します。
会食終了の挨拶
タイミングは会食を終了する時です。
【例文】
「本日は最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。そろそろお開きのお時間となりましたので、ここでご挨拶をさせて 頂きたく思います。
本日は、皆さまのおかげで無事に〇〇(故人の名前)の一周忌法要 を終えることができました。
今後とも変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。」
参列者にお土産を用意している場合は
【例文】
「ささやかではございますが、お礼の品をご用意いたしました。お荷物になってしまい恐縮でございますが、どうぞお忘れ物の無い ようにお気を付けてお帰り下さい。
本日は誠にありがとうございました。 」
このような感じです。
まとめ
挨拶のタイミングは
①一周忌法要の開始の挨拶
②一周忌法要の終了の挨拶
③僧侶へのお礼の挨拶
④お開きの挨拶
となります。
挨拶を任されるって責任重大で緊張するかもしれませんが、大体の流れが分かっていればなんとでもなります!
丸暗記するのもいいですが、自分なりにエピソードなどを入れてお話するのも素敵ですね。
一周忌の次は三回忌まで間が空くので、来て頂いた参列者の皆様に、心のこもった挨拶ができたらいいですね!