一周忌の法事に参列する時には、何を準備すればいいんだろう?
とても大事なものですから、周りの方や喪主の方に失礼のない振る舞いをしたいですよね!
私も法事に参加する経験が少ないので、何を準備していいかわかりません。
今回は一周忌に参列するときに持参する「お供え物」について、まとめてみました。
この記事を読んで法事の際のマナーを身に付けましょう!
一周忌とは
一周忌とは、故人が亡くなって、丁度一年目の同月同日を指します。
その一周忌には、親族やその故人の親しかった人を招いて、法要を行います。
法要の後は、僧侶による読経が行われ、焼香をあげ、最後に食事がふるまわれます。
そして、強制ではありませんが、参列される方はお供え物を持参することがマナーだそうです。
お供え物はよく考えて
故人の方と親しかった方や、お供え物を贈りたい!という方は何がいいのか考えていきましょう!
一般的には、線香やお花、お菓子、果物などを渡すことが多いそうです。
また、上記の他にも故人が生前好きだったものを渡す方もいるようです。
例えば、お酒やビールも故人が好きだったら、お供え物としていいかもしれません。
しかし、お供え物にもルールがあります。下に一覧でまとめてみました。
お供え物を選ぶときに注意すべきところがあります。
1、 生魚や生肉など殺生を連想させるものを選ばない。
2、 食べ物は焼き菓子や海苔など常温で置いておいても、日持ちするものを選ぶ。缶詰や海苔、お餅などの賞味期限が長いものは、喜ばれます。
3、 にんにくや香辛料の効いた香りが強いものは選ばない!
4、 お花は、派手な色を選ばない。薄いピンク色などのやさしい淡い色味の花を加えると、よいでしょう。
5、 お線香はよく贈られるものです。たくさん線香が贈られて、困るケースもあるそうです。線香を贈る場合は、高級で少量のものにしましょう。
他にもあります。
最近は、祭壇にお供え物を飾った後に、お下がりとして家族でいただくこともあるようです。
そこを考慮して、配りやすい個包装のものを選ぶといいと思います。
小さいお子様がいる家庭には、ゼリーなど食べやすいものなど。
その際、包装の色は派手な色は避けましょう。
お供え物にのしはつけるべき
一周忌のお供え物には、のしを巻きつけて渡します。
双銀の結び切りの水引がプリントされたものを選びます。
関西地方などの水引は黄白の結び切りだそうです。地域によって違うので、確認をしておきましょう。
墨の色は薄墨ではなく、濃墨で書きます。四十九日までは薄墨で書いていいですが、過ぎると濃墨で書きます。
表書きは掛け紙の中央上部に「御供」もしくは、「御供物」などと書き、下段に氏名を記入します。
最近は物をお供えする代わりに、現金をお供えする方も増えてきているようです。
現金をお供えする時は、のし袋に現金を入れて上段に「御供物料」と書きます。
下段に氏名を書きます。
お供え物の金額はこれくらい!
お供え物の場合は、3,000円から10,000円程度です。
香典と別に考えると、この金額が相場だそうです。地域によって相場が違うこともあります。
その場合は、他の親戚の方や同じ地域の方に一度相談しておきましょう!
私も嫁いできた身なので、恥ずかしくないように、近所の方にきいてみようと思いました!
そして、香典として「御供物料」を持参する場合は、香典と同額程度の金額になってしまいます。
そこは注意をしておきましょう。
お供え物の相場の金額にしないように気を付ける必要がありますね!
その場合の金額は、故人との関係や贈り手の自分の年齢によって金額は変わっていきます。
お供え物の渡し方
一周忌のお供え物は、渡し方にもルールがあります。
まず、お供え物をむき出しで持つのではなく、風呂敷に包んだり、紙袋に入れて持参しましょう。
勝手にお供えするのではなく、施主(遺族の代表者)に渡します。その時、何も言わずに渡すのは、マナー違反になります。
渡す際に「御仏前にお供えしてください。」と一言添えてください。
御供物料を渡す時もお供え物の時と同じです。いきなり御仏前にお供えするのではなく、施主に渡しましょう。
この時は、「心ばかりですが、仏前にお供えしてください。」と一言添えましょう。
そうすると、大変スマートで、失礼には当たりません。
また、花を贈る際には、法事の前の日の午後に届くように手配しましょう。
一周忌のお供え物についてのまとめ
1、 一周忌とは、故人が亡くなって一年目のこと。
2、 お供え物は、故人や遺族に喜ばれるものを贈りましょう。
3、 お供え物にはのしをつけましょう。
4、 お供え物の相場は3,000円から10,000円ぐらいです。
5、 渡すときは、手渡しで一言添えて渡します。
お供え物の一つにしても、ルールがたくさんありましたね。
故人や遺族の方に失礼のないお供え物を選び、適した振る舞いをしましょう!