皆さんのハムスターはいつもどんな場所で眠っていますか?巣箱で眠る子がほとんどだと思いますが、中には巣箱から出て外で眠っていたりする子もいるんです。
ハムスターが普段と違う場所で眠っていたら飼い主さんも心配になると思います。
ハムスターが何故寝床を変えるのかを詳しくご紹介していきたいと思います。
寝床を変える理由は?
ハムスターの性格は個体差があり、気分屋さんはその時の気分で寝床を変える子も中にはいますが、主な理由はこの2つが考えられています。
- 本能的なもの
- 温度変化によるもの
ただし、ハムスターの飼育環境が整っている場合であれば、温度変化が理由で寝床を変えている可能性は低いので、多くの場合は個体の性格によるものか、本能的なものが理由として考えられます。
本能的なものとは?
野生のハムスターは夜行性ということもあり、昼は天敵から身を守るために地中の砂穴で寝て、夜になると食べ物を求めて地上を活発に動き回ります。
これは、飼育のハムスターも同じで、昼間は寝床で寝て、夜になると回し車などを回して動き回ります。
ハムスターに限らず、野生の動物の多くが定期的に生活する範囲を別の場所に移動することがあり、その結果寝床も変わるということがあります。動物が移動する主な目的は、より多くの食べ物を求めて別のところに移動します。同じ場所にずっといると、季節の変化などの影響でいずれは食べ物が無くなってしまう可能性があるからなんです。
では、食べ物の心配がない飼育下のハムスターの場合は?となりますよね。一説によると、ペットのハムスターは回し車で走ることで、遠くの場所に移動していると錯覚しているのではないどろうか?と考えられています。回し車で走った後には、床材の中などに食べ物が落ちていないか探すような仕草を見せることが多いです。
夜間にハムスターは、回し車で走っては、食べ物を探す。また走って、食べ物を探すということを繰り返します。ハムスターは場所を移動していると錯覚しているため、周辺にある暗くて狭い居心地の良いところを寝床にするようになるのです。たとえ錯覚であってもハムスターは、移動しながら寝床を変える習慣があるので、いずれは本来の寝床に戻ってくることもあります。
温度変化によるものとは?
ハムスターが寝床を変える理由については、その子の性格的なものや本能的なものが影響しているのがほとんどですが、中には温度変化によって今まで使っていた寝床で寝ないで、どこか別の狭いところで寝るということが考えられます。
ハムスターの飼育において適した環境は、温度20~25度、湿度40~60%になります。日本の夏は30度を超える日がほとんどですので、ハムスターが涼しい場所を求めて寝床を変えることが考えられます。
陶器やガラス出てきた容器などの中で眠ることがあります。
ちなみに、私の飼っているハムスターは、巣箱でほぼ眠っています。たまに眠たそうにうろついていることがありますが、外で眠っている光景をあまり見ることがありません。
私が普段使用している巣箱は、陶器製のものです。通気性がとても良いので、暑くても蒸れることなく快適な温度を保ってくれます。衛生面にもとても良いと思いますので、陶器製のものを1度使っていただきたいなと思います。
なので、全く寝床を変えないハムスターもいる、ということになります。
ハムスターが快適に過ごせる巣箱は?
寝床を快適にすることが重要です。どのような巣箱を選べば良いのかを最後にご紹介したいと思います。
まず、それぞれのハムスターにあったサイズの巣箱を選びましょう。目安としては、3匹ほど入るサイズ感が良いでしょう。
また、成長することを考えて少し大きめな物を選ぶことをおすすめします。
そして、素材も重要になります。先程ご紹介した、陶器製や、プラスチック、木製、布製など、色々な素材があります。私のおすすめは陶器製ですが、ハムスターが好みそうなものを選んであげると良いでしょう。そして最後は、形状です。ハムスターが落ち着けるような物を選びましょう。あまりにも中が見えるものは、観察はしやすいですが、ハムスターにとってはストレスになります。安心できるものを選びましょう。
ハムスターの大きさで選べるので大きさは簡単に決まりますが、素材と形状はハムスターによりますので、あまり気に入ってないと思った場合は色々と試してみると良いでしょう。
良ければこちらの記事もご参考にしてください。
まとめ
ハムスターの寝床についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ハムスターの錯覚というものは凄いですよね。外で寝ていると少し不安になってしまうかもしれませんが、飼育環境がしっかりしていれば心配する必要はあまりないですね。
ですが毎日しっかりと観察することは大切です。
ハムスターが住みやすい環境作りを心がけるようにしましょう。