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ハムスターの飼育・飼い方

ハムスターケージに綿を入れるのは危険?命を脅かす綿が販売される理由

皆さんは冬は好きですか?私はとっても苦手です。同じくハムスターも冬はかなり苦手なんです。いくら毛が冬仕様になっても寒いものは寒いです。

人間でいうと、こたつだったり、厚着をしたり、マフラーや帽子をかぶったりして暖かくしますよね。それと同じく、ハムスターも暖かくしてあげたいと思うはずです。

ペットショップにはいくつか、ハムスターの暖房グッズが販売されているんです。

その中でも誰もが見たことがある、綿があるのですが、フワフワで暖かくてハムスターも喜んでくれるのでは無いか?と思いませんか?

そこで、綿はケージに入れても大丈夫なのか?など苦しく説明していきたいと思います。

綿とは?

綿には沢山種類があることを知っていますか?布団に使われる綿、手芸屋裁縫に使う綿、装飾用の綿など、それぞれの用途によって使われる綿があるのです。ハムスター用の綿も、私たちがよく見る綿とは種類が違います。

まず、綿というのは線維状のものが絡まり合い、

ひとまとまりになったものをいいます。

 

昔はアオイ科ワタ属の植物から取れる繊維のまとまりを、綿と呼んでいたそうですが、現在では様々な種類のものが増えたことにより、どんな繊維でも、綿と呼ぶようになったそうです。

 

ワタの種類

木綿

アオイ科ワタ属からとれるもので、皆さんがよく見るであろう、コットンや、綿○○%、天然綿、と表記されている物が木綿になります。

羊毛綿

その名の通り、羊の毛から取れる綿で、ウール○○%と表記されていて、フェルトにも使われています。

竹綿

最近注目されている素材で竹から作られている綿になります。抗菌性、保温性に優れていて、アレルギーが出にくいのが特徴になります。

合繊綿

合成繊維で作られた綿で、主にポリエステルで作られているものが多いです。化学繊維やポリエステル○○%と表記されていて、布団の他に手芸用や装飾用で使われています。

 

では、ハムスター用のワタの種類はというと、木綿と竹綿になり、手足に絡まりにくいように短くカットされているものになります。

羊毛綿や合繊綿は、ハムスター用としては商品化されていません。この2つは、固まりやすく、ちぎれにくいのでハムスターには危険性が高まってしまうため、ハムスター用としては使われておりません。

だからといって、木綿や竹綿が全く危険ではないということではありません。どんな種類の綿にも、繊維が絡まってまとまったもの、というのは変わりないです。

綿が危険な理由は?

ハムスターにとって綿はとても危険視されています。その理由は先程書いた通り、繊維が手足に絡まり、骨折や怪我をする可能性がある。ということと、綿を誤って飲み込んでしまった場合、綿は溶けずに消化もされないのでお腹の中で固まってしまい、腸閉塞になってしまう可能性があるということになります。どちらも最悪の場合は死に至ることもあるので、とても危険です。

どんな綿でも、繊維ですので消化はできません。そしてハムスターは、具合が悪くても隠す動物です。怪我をしても気づかず、そのまま悪化して気づいた時には手遅れの場合もあります。

ペットショップで取り扱っている、ハムスター用の綿は、絡まりにくいようにカットしてありますが、安全とは言いきれません。

綿は大変危険ということを認識して頂きたいと思います。

なんで危険なのに販売されているの?

それは、売れるからです。ペットショップで売られている物の半分、または半分以上が本来動物には危険を与える、おもちゃ、おやつ、グッズが売られているんです。ペットショップだから安全ということは全くありません。

 

ちなみにペットショップでのハムスター用綿の価格は250円程度と、かなり安いです。キャッチフレーズもつい買ってあげたくなるようなものばかりで、綿の布団が多く販売されています。綿が危険だと認識していない飼い主さんは、寒がりのハムスターの為にと思い購入してしまうでしょう。

今も変わらず人気だったり、おすすめされているので売上はかなり良いのではないでしょうか。

現在、ハムスターの暖房グッズが、ヒーターだったり綿しかない状態なので売れているというのもあります。

寒がりのハムスターでも温度調節がしっかり出来ていればそれ以上に温める必要はありません。むしろ、せっかくハムスター自身も冬仕様の毛にかえていて、室温も適温の状態なのにそれ以上に暖かくしてしまうと、上手くコントロールできなくなり体調を崩してしまう可能性があります。

どうしても温めたい場合は、底材をいつもより多めに入れてあげましょう。それだけで十分ですよ。

なので、ハムスターの綿が売られているのは、簡単な答えですが、売れるから、になります。

まとめ

ハムスターの綿についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

ペットショップで売られているものは必ず安全と言う訳ではありません。ワタ以外にもかなり沢山の危険な物が売られています。

購入する際には1度安全なのかしっかり調べてからの方が良いでしょう。

ハムスターの綿が無くなるような新しい安全な暖房グッズが出ると良いですね。

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