小さな癒しとして人気のハムスター。
仕草がとてもかわいらしいですよね。
人気のペットとして多くの家庭で飼われていますが、ハムスターにとって快適な家づくりはできているでしょうか?
数あるハムスターハウスの中からどれを選べばいいか分からない、という悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてみて下さい。
快適なハムスターハウス!選び方のコツは4つ!
ハムスターを飼う時に、必要なものは意外とたくさんあります。
ゲージや給水器、回し車やトイレ、えさ場など、生活する上でどれも欠かせないものです。
そして、ハムスターハウスも忘れてはならない重要な要素なんです。
というのも、本来穴を掘って生活しているため、隠れる場所がないとストレスになってしまうからです。
設置してあげるだけで、安らかに暮らせる環境をつくることができますので、必ず検討するようにしましょう。
現在様々なタイプのハウスが売られており、デザインも個性的なものから落ち着いたものまであります。
写真映えのために、かわいいさ重視で選ぶのもいいですが、ハムスターにとって本当に快適な家になっているでしょうか?そこで選ぶときのコツを4つ解説していきます。
①大きさで選ぶ
まず、大きさです。
どのサイズを選ぶべきでしょうか?
結論から言うと、あなたが飼っているハムスターの3倍程度の大きさを目安に選ぶのが良いと思います。
なぜなら、小さすぎるとストレスを感じてしまい、逆に大きすぎると中でおしっこをするようになったりするからです。
寝る場所とトイレは別々にした方が、掃除のしやすさや衛生面でも好ましいため、サイズ選びは慎重に行いましょう。
②素材で選ぶ
素材によってメリット、デメリットがあるのであなたのハムスターに合ったものを探してみましょう。
よく使われるハウスの素材として、木製、プラスチック製、陶器製があります。
木製
まず木製のものですが、通気性がよくかじり木としての役割もできる、といった特徴があります。
また、ケージ全体をナチュラルな感じにまとめたい場合におすすめな素材です。
他の素材に比べて価格がやや高い点と、場合によってはカビが繁殖して衛生的によくないのがデメリットといえます。
ちなみに私は木製のハウスを使っていました。
雰囲気も良く、ハムスターにも気に入ってもらえたようで、中で気持ちよさそうに寝ていることが多かったです。
プラスチック製
プラスチック製のハウスは、値段が安くカラーバリエーションが豊富なのが魅力です。
ハムスターの個性に合わせて世界観を作りたい場合などは、プラスチックが使いやすいでしょう。
しかし、かじり癖があるとプラスチックを飲み込んでしまう危険性があります。
また、軽い素材なので動いて位置がずれてしまうこともあります。
そのため、しっかり固定するなどの工夫が必要です。
実際に私の家では、同じサイズのプラスチック製の容器をケージに入れていますが、毎日ずれて場所が変わっています。
倒れるとけがをすることもあるため注意が必要です。
陶器製
陶器製のものはしっかりと重量があり、多少なかで動いたとしても簡単にずれたりせず、安定感があります。
また通気性もよく、快適な環境を保つのに向いている素材です。
デメリットとして、冬場は素材が冷えやすい点と、おしっこなどで汚れると染みこんで掃除に手間がかかる点があります。
たくさんのデザインが用意されているため、見た目にこだわる方は検討してみてはいかがでしょうか。
これまで紹介したもの以外で、冬場には保温性の高い布製のハウスを使う人もいます。
丸洗いできるタイプもあるので、掃除もしやすいと思います。
もし通年で温度差がある環境で飼うなら、夏と冬で素材を変えるのもいいかもしれません。
ハムスターはもともと20℃前後の環境で生活しており、10度以下になると冬眠のような危険な低体温状態になることもあるようです。
寒さを和らげる工夫をしてあげると、より快適に暮らせるでしょう。
③衛生面で選ぶ
ハウス内の汚れや菌の繁殖は、ハムスターの病気の原因になるので、衛生的な観点から選ぶことも大切です。
掃除のしやすいプラスチック素材もおすすめです。
それから、ハウスとトイレを分けることで、ある程度衛生的に保つことが出来ますが、同じ場所になってしまうこともあります。
こればかりはハムスターが決めることなので仕方ありません。
そんな時は床の無いタイプがおすすめです。これはハウスの下が「敷いた床材」になるので、汚しても取り換えが簡単というメリットがあります。
そして、下を掘ることで空間を調節できるところもいいですね。このようなメリットから、私の家では木製の床なしタイプを使っています。
床材を丸ごと交換できるので、掃除がとにかく楽ですね。
④安全性で選ぶ
ハウス自体が軽く、動きやすいものは倒れたりする危険があります。
また、細かい部品が多いハウスは、小さな隙間に挟まってしまうこともあります。
できるだけ安定感があり、挟まりにくい構造のものを選ぶといいでしょう。
また、つなぎに金属製のねじや針金を使っているタイプは、かじった時に危険なので避けた方が無難です。
【ハムスターハウスの選び方】私が失敗したポイント!
これは私の失敗談ですが、高さを気にせず買った結果、ケージに対して高すぎたという問題がありました。
これによって、ケージの天井とハウスの屋根の小さな隙間にハムスターが挟まる危険があったため、横に倒して使っていた時期もありました。
床材の量を調整しながら、高さを下げる工夫で何とかなりましたが、ハウス選びの注意すべき点だと思いました。
最初にセットで買う場合は問題ないと思いますが、後から買い換える際は気をつけましょう。
【ハムスターハウスの選び方】ケージとの相性で選ぶ!
様々なタイプのケージが使われていますが、相性のいいハウスを選ぶことで快適性がグッと高まります。
逆に、相性を考えずに選んでしまうと、思わぬ失敗につながることもあります。
私がおすすめの組み合わせを紹介するので、参考にしてみて下さい。
まず、金網タイプのケージを使っている場合ですが、通気性が良いので木製のハウスが使いやすいと思います。
木製タイプのデメリットであるカビの繁殖を防ぎ、衛生面を改善できるからです。
これに対して、水槽タイプのケージは、湿気がこもりやすくカビが繁殖する場合があるので、プラスチック製や陶器製のハウスがおすすめです。
また、透明度の高いアクリルタイプのケージの場合は、写真を撮るのに最適なので、カラーバリエーション豊富な陶器製やプラスチック製のハウスが相性抜群だと思います。
このように、ケージの種類によってもハウスの快適性が違いますので、組み合わせを考えてみて下さい。
まとめ
快適なハムスターハウスの選び方をご紹介しました。
これから購入を検討されている方や、買い替えを予定している方は、ぜひ参考にしてみて下さい。