ハムスターは乾燥地帯に生息する小動物であり、適度に砂浴びをする習性があります。
ハムスターの砂遊びの必要性を知ることで、砂遊びをしなくなった場合の対処法を見つけることが可能です。
ハムスターの種類や性格に合わせ、適した砂遊び場を設置して改善していきましょう。
ハムスターって砂遊びが好きな動物!?
ハムスターは砂遊びをする習性がある小動物です。
ハムスターは乾燥地帯に生息しているため、乾いた砂で砂遊びをするのが大好きな小動物と言われます。
また砂の中はひんやりして涼しく、体温調整や熱い季節の避暑地として役立つ場所です。
ハムスターの砂遊びは異性に対する身だしなみとも考えられています。
そのために発情期になる雄のハムスターは砂遊び回数が増える傾向がある小動物です。
この傾向は多数のハムスターを飼育している場合に見られ、繁殖させたい場合にはケージ内に砂遊びができる施設を準備しておくと良いでしょう。
ハムスターは人間が思う以上に清潔感がある小動物になります。
ハムスターの砂遊びは理由があるの?
綺麗好きのハムスターは砂遊びをして清潔感を保つ以外に砂を掘る動作の摩擦で爪とぎやストレス発散させる小動物です。
また、ハムスターが砂遊びをする理由は体をダニから身を守るための行為とも言われています。
体にダニが発生すると体が痒くなってしまうので定期的に砂遊びをさせることが必要です。
砂浴びをしないハムスターはダニの繁殖しやすい状態になります。
砂遊びの頻度と時間帯は特になく、飼育しているハムスターの種類や性格により1日に何度でも砂遊びを行う小動物です。
そのためにハムスターがいつでも砂遊びができるようにケージ内もしくはケージ外に砂遊びできる場所を用意して常に砂遊びができるようにしておきましょう。
ハムスターが砂遊びする理由には体臭を消臭する目的もあります。
ハムスターは特有の体臭を持つ小動物で飼育されている方の悩みの一つです。
また、ハムスターの体臭が原因で天敵に狙われやすいので、防衛本能で体臭を消そうとする習性があります。
尚、ハムスターの体臭が気になり始め、水浴びなどで体を洗ってしまうと体温が低下してハムスターが弱りやすくなりますので注意が必要です。
最悪死に至ることもあるのでぬるま湯を使いすぐに乾いたタオルで体に付いた水分を拭き取るようにしましょう。
砂遊びが嫌いでしない場合の対処法をご紹介!
ハムスターは砂遊びを自然にする習性がある小動物です。
ハムスターを飼育するケージの内外に砂遊びができるスペースを作ってあげることで自然と砂遊びしていきます。
しかし、ハムスターの種類や性格によっては砂遊びをしないこともある小動物です。
砂遊びをしないハムスターに気が付いた時は原因を調べることも重要になります。
ハムスターが砂遊びをしない理由の一つに体が綺麗な状態が挙げられ、ハムスターは体が綺麗な状態では砂遊びはしません。
そのため、無理にハムスターを砂遊びさせると逆にストレスを与えることになります。
体が綺麗なために砂遊びをしない場合は健康上問題ありません。
しかし、定期的にハムスターの体を拭いてあげたりしていないにも関わらず、砂遊びしない場合は他の理由を探してあげることが必要です。
また、ハムスターが砂遊びする理由にはストレス発散が挙げられます。
ケージ内外に他の遊具などでストレス発散している場合は砂遊びしなくなりますので注意が必要です。
定期的にハムスターと遊んだり様々な遊具を設置してあげている場合はハムスターがストレスを定期的に発散している状態です。
逆にハムスターが頻繁に砂遊びをしている場合はストレスが溜まっている可能性が高くなります。
砂浴びをする習性があるハムスターが砂遊びをしない場合の対処法をご紹介
初めに、砂遊びする習性があるハムスターが砂遊びしなくなった理由を見極めることから始まります。
砂遊びする習性があるハムスターが砂遊びしない場合の対処には5つの原因です。
1、床材を好みに変えてあげる。
ハムスターは床材の違いに敏感でストレスを感じやすく、砂遊びをしなくなります。
床材に好む材料はウッドチップや新聞紙などです。
2,ケージの外に砂遊びする環境を用意する。
通常、ハムスターの砂遊び場所はケージの中に設置しているケースが多く、何らかの理由で砂遊びしなくなったハムスターの為にケージの外に砂遊びができる設備を設置することで環境が変わり自然と砂遊びするようになります。
3,砂遊びする容器を変えてみる。
ハムスターの種類や性格により砂遊びする容器が気に入らず、砂遊びしない場合があります。
砂を入れておく容器をハムスターの好みに合わせてあげることが重要です
。また、新たしい容器に変えた場合は飼育しているハムスターの臭いを付けて置いた方が警戒感を軽減させてあげることができます。
4,砂遊び場にハムスターを載せてみる。
ハムスターが砂遊びしない場合は直接ハムスターを砂遊び場の上に乗せてあげることで警戒感が緩み砂浴びするようにもなります。
ハムスターがストレスを感じない程度に行ってみましょう。
5,トイレと砂遊び場を分ける
ハムスターはケージ内に設置してある砂遊び場をトイレとして使ってしまう場合があります。
ケージ内でトイレと隣接して砂遊び場を設けると砂遊びしなくなりますので、トイレと砂遊び場を混合しないように設置してあげましょう。
砂遊びしないハムスターっているの?
先ほど、ハムスターの種類によっては砂遊びをしないと解説させて頂きましたが、ハムスターによっては砂遊びをする習慣がない種類がいます。
そのために、新たにハムスターを飼育する場合は砂遊びをする習慣がある種類か確認しておくことも重要です。
例えば、ゴールデンハムスターやロボロフスキーハムスターなどは砂遊びをしない種類のハムスターになります。
結論(まとめ)
ハムスターの種類により砂遊びをしない場合があります。
砂遊びをするハムスターが砂遊びをしなくなった場合は原因を調べ、改善することで対処可能です。
また、定期的にハムスターと遊んでいる場合は砂遊びをしているのかも確認しておくと、飼育しているハムスターの健康状態を把握することができます。