【水分補給はしっかりと、ただし取りすぎは警告に代わる】
季節もいよいよ初夏の気配が到来し、徐々に気温は夏日の日数も増えてきました。
これから暑くなるのかと暑さ対策にため息が出てくるシーズンですが、暑さに対策が必要なのは他の生き物も
同じです。ペットとして飼育し一緒に生活している動物達にも、同じように暑い夏は到来します。
そこで暑さ対策に向けて、飼い主の方はあれこれ準備を行う事になるのではないかと思います。
全ての生き物が暑いと水を沢山摂取したくなるようになりますが、人でも分かるように、体が水をいつもより欲しがり水分補給を自然に多くやってしまう事が普通になってきます。
水分だけはしっかり摂取する必要があるという事は誰しも頭に浮かぶ事なので、水分が足りないと良くないという方がイメージとして強いのかとも思います。
もちろん生きて行く上でとても大事な事に違いないのですが、
ただなんでもそうですが良いものも限度を超えて取りすぎると、とたんに悪い方向へ向か事になる、これは全てにおいて鉄則のように思います。
水の取りすぎも同じように悪い方向への警告と捉えるべき症状として表れる事があるのです。
今回ハムスターにとって水の飲みすぎは?というテーマで現在書いているのですが、
このテーマを考えた時「ハムスターよお前もか」と正直心の中で呟いてしまいました。
なぜなら同じ現象が少なくとも身近で人・犬・猫と起きた事があり、ハムスターとういう小さい生き物ですら、症状と仕組みが同じなのかと正直驚きとため息がでてしまったというのが正直な感想でした。
以前はムスターも一緒に過ごしていた事があるのですが、当時は水の飲みすぎについておかしな現象を感じる事がありませんでした(通常の老衰でお別れ)ので全く今回のような水の飲みすぎについて注意するという事が
ない状態でした。
水の減り方がおかしい?尿の量が異常に多い?そう感じたら
普段の健康を維持する為に、水分をしっかりとる事が大事だが、取りすぎは体のトラブルへの警告だと記載しましたが、どういう様子をみておかしいとそもそも感じる事ができるのでしょうか?
そもそもですが、「水のみ過ぎじゃない?」と疑問に思うという事は
・水を飲みに行く行動がやたら多い
・水入れの水の量の減りが尋常ではない
など普段からその様子をかわいいと思ってみているからこその、異常行動・違和感な行動として感じるところからだと思います。これに水を多くとる事で現れる現象が
・尿の量が異常に多い、水たまりのように大量の尿をしている
・ふんが軟便で下痢をしている形跡がみられる
などが水の飲みすぎからくる分かりやすい、折り返しの症状かと思います。
後者に書いた、軟便ようは下痢状態の便の場合は、水の飲みすぎではなく、原因がまず下痢による「脱水症」
による異常な水分補給の可能性が高いと考えられます。こうなるとそもそもの要因が水ではなく、下痢になる原因が引き金で起こる現象という事になるので、つきつめるべきはやたら水分を多くとるようになる前の状態という事になります。またこの脱水症の場合は尿がで池ができる・・・とういうような現象は現れないため、水の飲みすぎという点だけが気になる場合は対でフン尿の具合を確認する事で判断要因につなげることができる症状だと思います。
「水の飲みすぎ=大量の尿」
この場合はちょっと病気を疑い、すぐに獣医で相談する事がよいと思います
この水の飲みすぎ=尿(トイレが近い)が起きる現象が現れる時に想定されるのが
・慢性腎不全
・糖尿病
この疾患を疑う事が良いと思います。
私は以前飼っていた犬が「慢性腎不全」になり老犬後半は投薬と食事療法の日々で小さいからだで大きな負担のなか一緒に生活した経験があります。その経験から腎不全や糖尿の徴候として「水の飲みすぎ=尿が増える」を知り得ました。またこの犬の治療をした日々の知識が、後世身近な人の容態を早期に改善する事を発見するにつながった事もあります。今回ハムスターも同じ症状と病気がつながるという事を可能性として知った時、体の大きさに関係なく病気の症状は同じような警告があらわれるのかと驚いてしまいました。
ハムスターも昔飼っていたことがあるのですが、一応何事もなく可愛く老衰まで迎えてお別れする事になったので、ハムスターを飼育時にこの病気を疑うようなことが起きる経験は運よくしていません。
なぜ慢性腎不全が疑わしいとこの現象が起きるのか?
そもそも長い年月をかけて、腎臓の機能が低下した事による現象という結果が大きいと思われるそうです。
腎臓が上手く機能しない=水分コントロールが上手くできないという構造になるそうです。
腎臓の細胞が壊れる事で機能障害が起きだし、壊れた細胞分も残りの細胞が働いて補う為、働きすぎ?
過労死のような形で残りも次々に壊れてしまい機能障害にいたるそうですが、
初期症状といわれているこの症状が現れるにもそれなりの細胞破壊が起きた状態で起きる為
病気としては進行した深刻な状態での発見という事になってしまうそうです。
こうなると療法食や投薬で進行を遅らせる事はできますが、完治は厳しい状況になってしまいます。
どのみち寿命を全うできずに縮める大きな要因になってしまう事は間違いないそうです。
普段から健康チェックをしっかり
症状が出てきてからの対処方法としては、すぐに病院にかかる!
これくらいになってしまうと思います、治療方法も可能性あるかぎり先にも述べたように、療法食や投薬治療
という事になると思います。なので小さな症状を日々見落とさないよう、しっかり管理した飼育環境を整える事が必要だと思います。簡単な日々のチェックでも
・水の減り方(メモリなどを利用しどのくらいの期間でどの程度飲んだのか、量を把握するようにする)
・トイレの状態の確認をしっかりする(尿の多さだけではなく、他の病気のサインなども発見できるので、嫌がらずしっかりやる事をお勧めします)
・加えて、毛のツヤの確認、その他普段行わない異常行動など
とにかく異常か正常化を判断する事がチェックのカギになる為
何気ないことかもしれませんが、ただ一緒にいて可愛いだけではなく、行動をしっかり観察してあげる事が
大事になってくると思います。
小さくても大事な家族。しっかり管理してお世話をしてあげましょう。