ハムスターは好奇心旺盛でゲージをよじ登ったり、高いところに昇ったりということをよくするのです。そのひょうしに、下に落下してしまうということもかなり多いのです。
そうすると、皆さんもわかると思いますが、骨折をしてしまうのです。骨折じゃ済まされず、背骨に大ダメージを与えてしまう可能性もあります。
人間とは全くちがう生き物です。人間の骨折もかなり酷いものです。
ですが、ハムスターはもっと酷く、命に関わるレベルになりますので、骨折について皆さんにも理解してもらいたいと思います。
早速、ハムスターの骨折について説明していきたいと思います。
ハムスターの骨折を防ぐ方法
ハムスターの骨折というのは、だいたいが落下によるものです。または衝突になります。
特に多いのが、金綱タイプのゲージによじ登って落下というケースがとても多いのです。
天井までいき、ハムスターが大好きなうんていをして遊ぶのですが、後半は耐えれなくなりそのまま落下してしまいます。
着地の衝撃に、耐えられなく骨折するハムスターはたくさんいます。
なので、金綱タイプのゲージは絶対にやめるべきです。
ゲージに続き、二階建てのゲージ、階段もやめましょう。
ハムスターは目の機能を使うことがほとんどありません。耳と鼻で行動します。
なので2階から飛び降りたり、階段から落ちたりする可能性がかなり高くなります。
なので、なるべく底面積だけで行動できるようなゲージにしましょう。
そして底面にしく底材は厚く敷くようにしましょう。怪我の防止目的にもなるので、潜って遊べるくらいにしても良いでしょう。
骨折した時の対処法
腫れている場合
骨折すると、その部分が赤く腫れてきます。
ハムスターは怪我を隠す動物です。なので普通にいつも通りに過ごし、走り回ることもあります。
なので、習慣として弱みを見せない動物なので、怪我の発見が遅れないように飼い主は注意しましょう。
手や足が曲がっている
手足が何かおかしい、変な方向に向いているなどの場合、かなりの確率で異常が発生しています。すぐに怪我をしている箇所を確認しましょう。
出血している、骨が出ている
これはかなり重症な骨折になります。
直ぐに病院に連れていき、適切な処理をしないと、手足が壊死したり、自分で切り落としてしまい、死に至る可能性があります。
足が動かない
これは背中にダメージがある可能性があります。後ろ足が動いていないと、脊髄にまでダメージがある可能性があります。非常に危険ですのですぐに病院に連れていきましょう。
応急処置
人間とは全く違うのでしっかりと覚えましょう。
患部を冷やさない
ハムスターは、いきなり冷やしてしまうと驚いて、ショックをうけてしまいます。
水や、冷やす行為は人間では当たり前ですが、ハムスターにとっては逆効果なので気をつけましょう。
患部を固定しない
ハムスターは患部を固定されるのがかなり苦手です。そして無理やり動こうとし、悪化する可能性がありますので、固定するのはやめましょう。
これが主に気をつけることになります。
ここでポイントなのが、安心させること、になります。
骨折している時は、パニックになりますよね。痛みもあり、とても辛い状態になるのは人間も一緒です。
そうしたときは、ハムスター用のキャリーケースに入れるのですが
そのキャリーケースの中を安心させる状態にし、病院へ連れていきましょう。
キャリーケースの中を安心にするためには、いつもいるゲージ内と同じ雰囲気にすることです。
巣箱はそのまま絶対に入れましょう。
ハムスターは匂いで安心するのでなるべく再現できるようにすると良いです。
また普段からキャリーケースでも遊んでおくと良いでしょう。
どの動物も怪我をすればとても不安になります。そして病院に行くのも嫌がります。
常に興奮状態になることが多いので、そういう時は、安心させることがとっても大切なんですよ。そのことを意識すると良いでしょう。
早めに怪我に気づくことはとても大切です。しっかりと病院に行き、対処してもらいましょう。そうすれば治ります。
ただ、骨が出てしまっている状態など最も危険な場合は完治することは難しくなります。
そのためにも、飼い主がハムスターが安全に暮らせる環境づくりをすることがとても大切になします。
まとめ
ハムスターの骨折についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
いつ起こってもおかしくないのが怖いですよね。また骨折してから後悔しても遅いので、飼い主さんはハムスターを飼ったその日から、ハムスターの安全と安心を考え、ゲージやグッズを集めるようにしましょう。
まず、金綱タイプのゲージはやめましょう。
そして、二階建てや、階段、天井につけるハンモックなども控えましょう。
底面で生活できるような、環境作りをすると安全です。
そして日頃の飼い主さんの観察も重要です。
また、骨折をそのままにする人はいないと思いますが、自然治癒などは絶対に辞めてくださいね。最悪な場合、ハムスター自ら切断し、そのまま死に至ることがあります。
絶対に、病院につれていきましょう。
自分で判断することは不可能に近いです。何かおかしいと思ったら、すぐに獣医に観てもらいましょう。