恋人の両親との顔合わせや仕事の取引先へ謝罪しにいかなければならない時など、意外と手土産を渡す機会はあるものです。
相手方の自宅や会社の場合は落ち着いて渡すこともできますが、レストランや料亭の場合渡すタイミングや渡し方が分からず、慌ててしまったら相手方にも失礼になります。
私も結婚するときに主人の両親との顔合わせで手土産をもっていきました。
ただでさえ緊張していたのに、場所がお高めなレストランでいつ渡せばいいかわからず、とても困った記憶があります。
ちょっとした手違いで、相手方に失礼になるばかりではなく、自分の印象も悪くさせないためにも、出先での手土産の渡し方をご紹介します。
外出先での手土産を渡すタイミング!
外出先で手土産を渡す時に、一番悩むのがいつ手土産を渡せばいいのかということ。
お家や会社などで渡す時は一般的に挨拶や名刺交換を済ませた後に手土産を渡すといいとされています。
出先の場合、もしそのレストランなどが個室の場合は、同じように一通り挨拶や名刺交換が終わった後に渡すといいでしょう!
個室ではない場合、お店の中で堂々と手土産を渡してしまうとお店の人に嫌な目で見られることがあります。
ですので、レストランなどを出た後、帰り際にササッと渡しましょう!
ですが、それもケースバイケースです。
ずっと手土産らしきものを持っているにも関わらず、渡さない時間が長くなると、「いつになったら渡してくるのだろう」と思う人もいます。
もし相手方が手土産を気にしているようだったら、なるべく早めに渡すようにしましょう。
手土産の渡し方と紙袋の扱い方
渡すタイミングが分かったら、今度は渡し方です。
私の時は、結局主人がタイミングを作ってくれて渡すことができたのですが、緊張のあまり渡し方が粗末になってしまって、主人のお父さんに突っ込まれました…。今では笑い話なんですけどね。
お家や会社で渡す時は、紙袋から出して相手に正面が見えるように両手で渡すようにしましょう。
手土産のみ渡して、紙袋は持ち帰ることがほとんどです。
レストランなどの場合、個室の時は同じように一度紙袋から出して正面を相手に向けて渡します。
ですが違うのが紙袋の扱い方です。
外出先の場合、相手方も紙袋がないとどうやって持ち帰っていいのか困りますね。
ですので、紙袋から出して渡した後「よろしければお使いください」と言って紙袋を渡すのがスマートでしょう。
デパートで菓子折りを買った際など、新しい紙袋をつけてくれることがあります。
帰り際に渡す際は、紙袋から出して汚れてしまっては大変なので、紙袋のまま渡しても大丈夫です!
その場合、片手で持ち手を持ち、もう片方の手を紙袋の下に添えて渡しましょう。
そのとき、「紙袋のまま失礼します」と一言付け加えられるといいですね。
手土産を渡す時に添える言葉はコレ!
手土産を渡す時は必ず一声添えましょう。
よく聞くのが「つまらないものですが…」ですね。
ですが、近年では「へりくだりすぎ」だとして使われることが少なくなったようです。
私の父も手土産を持ってきたお客様が「つまらないものですが…」と言ったら冗談交じりで「つまらないものならいらない!」と言っていました。
確かにつまらないものなら持ってこないでよ!ってなりますよね。
じゃあどんな言葉を添えればいい?と思う方にいくつかご紹介します。
・「心ばかりですが」
・飲食物の場合「お口に合うといいのですが」
・お花などの場合「気に入っていただけるといいのですが」
・好みのものを聞いていた場合「甘いものが好きと伺いましたので」
などなど。
もし自分が遠方から来ていて地元の名物を渡す時は、「私の地元の名物です」と一言添えれば、そこから会話が弾むこともありますね!
事前にどんな言葉を添えるか決めといておけば、いざ渡す時に慌てなくて済みますね。
まとめ
- 渡すタイミングは個室の場合は、挨拶のあと。
そうじゃない場合は、帰り際にササッと渡す。※ただしケースバイケース - 渡し方は個室の場合は紙袋から出して渡す。
そのあとに紙袋を差し出す。帰り際に渡す時は紙袋ごと渡してOK! - 添える言葉は「ありきたりなものですが」や「心ばかりですが」など。
手土産を渡すシーンは何度やっても緊張すると思います。
ましてやそれが出先となるとなおさらですね。
事前に渡し方やタイミングを知っていて手土産をスムーズに渡せれば、相手に対しての印象もよくなると思います!