「子供のための祝い事はしっかりしてあげたい!」というオトナが令和の今も多数派のようです。
じっさい幼い子供のいる若い夫婦の大半が今も七五三を祝っているそうですよ。
でも雛祭りや子供の日と違い「七五三参りはいつからいつまでが良いの?」と迷う人も少なくないもよう。
私の子供時代の七五三写真を見ると、着ている厚地のオシャレ着ワンピース姿から「これは秋だな」と分かりました。
私の祖父母が子の七五三をしたのも「寒くなってからだった」と親族から聞きます。
なのでたぶん晩秋から初冬だったのでしょうね…。
それでズバリ!「七五三はいつからいつまでにすれば良い?」について私も調べてみたのでご紹介します。
そもそも七五三はどんな意味のあるお祝いなの?
私は七五三の由来を知らないまま七五三を祝ってもらい、年齢だけオトナになってしまいました。
でも七五三をいつからいつまでに祝うべきかをちゃんと確かめるには、まず由来や意味が大切ですよね。
七五三が始まった時代としては、平安時代、室町時代、江戸時代などが挙げられ、どの説もそれぞれ正しいようです。
なぜなら七五三は平安時代ごろから少しずつ発達し、11月15日ごろ祝われるようになったのが江戸時代だったからです。
七・五・三の年齢ごとの儀式が決まってきたのも江戸期だそうです。
さて、七五三の古い方の起源とされる平安時代って「文化が栄えた優雅な時代」というイメージがありますよね?
でも、平安時代の平均寿命はなんと30歳ほどだったと言われているそうです!
「子供の死亡率の高さ」も平均寿命を大いに引き下げたようです。
ですから当時の「子が健やかに育ってほしい」という親たちの願いは想像以上に切実だったに違いありません。
七五三はそういう背景から生まれた祈りの祝いだったのです。
さて、時は江戸期となりました。
五代将軍・徳川綱吉の長男・徳松は病弱でした。
そんな長男の健康を願い、綱吉は長男の3才の祝いの儀式を計画しました。
ですが綱吉は日取りがなかなか決められず、家来に決めてもらったのが11月15日でした。
綱吉は家来に「11月の中ごろが良い」と言ったという話もあります。
それで家来は中国の占星術で使われた二十八宿(にじゅうはっしゅく)を調べ「吉日」をひねり出したそうです。
それじゃ、やっぱり11月が良いの?
私もそうですが、お祝いは時期や日にちも伝統にこだわりたいものですよね。
ですが「意味」を大切にしたいという人も多いはず。
それで改めて七五三を11月15日や11月に祝うべきかを考えましょう。
まず11月15日は将軍・綱吉が長男のため、これと言った吉日もなく迷ったあげく家来に決めさせた日でしたね。
ですがこの日のお祝いの後、本当に長男が健やかに育ったのか気になりませんか?
一説によると祝いの後、長男は元気になったとか。
でもよく調べると彼はなんと満4才(数え5才)で亡くなっているじゃありませんか!
つまり彼はお祝いの後1~2年しか生きなかったことになります。
このような背景を知ると、11月や11月15日に特にこだわらなくても良いと思いませんか?
実際に、現代でも「世間でも9~12月ごろならいつでも良い」と言われています。
ですから家族に都合が良い日取り、できたら清々しい秋晴れの日などを気楽に選ぶのがオススメです。
着物のレンタル予約は早めがGOOD
私はレンタルの衣装をお祝いシーズンのころに予約しようとしたことがあります。
シーズンの混雑で選べる衣装も限られるし、お店も慌ただしくけっこう大変でした!
お店によってちがいますが、七五三の着物レンタル予約は早めがおトクな傾向にあるようです。
たとえば某大手では8月ごろまでに七五三の着物レンタル予約をすればグッとおトクになるようですよ!
プロに記念写真を撮ってもらいたいときは?
私はプロの写真屋さんに撮ってもらった子供時代の写真を見るとやっぱり「さすが!」と見入ってしまいます。
しっかりプロに頼んでくれた両親にも感謝です。
七五三の記念撮影もレンタル衣装と同じで早めの予約がオススメです。
特に七五三シーズン前の春~夏に「前撮り」しておくとおトクなお店が多いようです。
選べる衣装が多くお参りまでにアルバムも仕上がっているのもホクホクですよね!
写真館によっては「前撮り」の予約で撮影用の着物だけでなく、秋のお参り用の着物レンタルの予約も入れてくれるお店もあるようです!
まとめ
- 七五三は子の健やかな成長を願う切実な親の祈りから生まれた
- 七五三のお参りは9~12月ごろならいつでも良い
- 着物のレンタルは夏までに入れるのがオススメ
- 記念写真は七五三シーズン前の「前撮り」がオススメ
以上が「七五三はいつからいつまでにすれば良い?」について私が調べて分かったことです。
七五三の由来や意味を知ることができたので、これでいっそう気持ちのこもった七五三参りができますね!
ところで幼いころ、親から何かを教えられた記憶って大人になっても残ることがありますね?
五歳や七歳のお参りの時に七五三の意味など教えてあげると、子供はもしかしたらずーっと覚えていてくれるかもしれませんね!