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お宮参りのマナー

お宮参りのお祝いの「紐銭」って?! 起こりは?やり方は??

結婚や引っ越しで新しい土地に住むと「風習のちがい」に戸惑うことって多いですよね!近畿、とくに大阪にある「紐銭(ひもせん)」もその一つかもしれません。

「ひ・も・せ・ん」……????

じつは私も、初めて聞いた時に「何ソレ?!」状態でした!

どうやら赤ちゃんのお宮参りやご祝儀が関係した風習らしいと知り「へえ~!」と目からウロコ…!

そこで「いい大人が知らないと恥をかくこともあるかも」と思い「紐銭」についてご紹介します!

・紐銭って何のこと?

紐銭は大阪などに伝わるお宮参りの風習です。

赤ちゃんが生まれると親族や周りのかたから「ご祝儀」をいただくことがありますよね。

それを乳児のお宮参りの時にうぶ着の紐につるすのが「紐銭」です。

つるす時にはご祝儀袋の上端(右以外)に穴をあけて細い紐(水引や麻ひも)を通し、うぶ着の紐に結びつけます。

昔は硬貨の真ん中の穴にひもを通し重ねたものをぶら下げたそうです。

「つるす物は多いほど良い」そうで縁起物を一緒につるしたりもするのだとか。

縁起物には福犬(戌はりこ)・せんす・でんでん太鼓などがあるようです。

私も大阪でお宮参りの一家を見て「なるほど!こうするのか!」とナットクしました(笑)

乳児を抱っこするお母さんの背中側には沢山のご祝儀袋やカワイイ縁起アイテムがぶら下がっていました!

その様子が賑やかで、いかにも福をまねいてくれそうでしたよ!

・紐銭の起こりは?

紐銭は大阪を中心とする近畿の一部に江戸後期から広がったと言われています。

「子が生涯お金に困ることがありませんように」と子の幸せを願ったものだそうです。

紐銭は、近畿でも地域により呼び名・やり方などが少しずつ違うそうです。

もともと背景には商人(あきんど)の街として大きな発展をした大阪独特の地域性があったようです。

商人が大切にするものと言えば、人との「ご縁」。

赤子の幸せを願いつつ、ご祝儀をくれた人との「ご縁」も深めていきたい。

背景には商人の街ならではのそんな機運もあったのだろうと考えられているようです!

・ご祝儀袋の準備をしよう

紐銭に使うには、ご祝儀袋は「のし」つきのものが良いでしょう。

のしはお祝いごとによく使われます。

上写真ですと袋の右上に見える「飾り」が「のし」です。

また、水引きの形も上写真のようなものが良いでしょう。

蝶のような形のこの結びかたも婚姻の御祝いのような例外を除き縁起が良いとされています。

袋オモテの中央には上側に「御祝」または「御紐銭」などと書きます。

その下側に自分の名前を書くのは他のご祝儀袋と同じです!ちなみに私が見た紐銭のご祝儀袋には「御紐銭」や「お紐」などと書かれていました。

これは地域差がありそうなので、必要な時は地元の人に聞いてみましょう。

・紐銭に結ぶご祝儀の相場は?

昔から大陸文化の影響を受けてきた日本では一、三、五などがいわゆるラッキーナンバー的な数字として根強く受け入れられてきています。

そのため紐銭のご祝儀も千円、三千円、五千円を包む人が多いようです。

私なら、とりあえず真ん中をとって三千円にしておけば安心かな?

なんて思ってしまいますが…どうでしょうね?

とにかく上に書いた金額はあくまで「大体これくらい…」ということなので、やはりその土地にくわしい人に聞くのがベターかなと思います!

・「縁起物」をそろえたい時は?

さて、紐銭と一緒にうぶ着の紐につるす「縁起物」と言えば福犬(戌はりこ)、せんす、でんでん太鼓です

!今風に言うと「ラッキーアイテム」みたなものなので大阪周辺ではお宮参りに身に着ける人が多いもよう。

これらが欲しい時にはどうしたら良いでしょう?

プレゼントを時々ネットショップで買っている私のオススメはインターネットでも買える「お宮参りセット」です!これは紐銭用のご祝儀袋、一緒につるす縁起物もセットになったもの。

大阪風のお宮参り用アイテムが一通りそろうのでとっても便利です!

ネットで購入者のレビューを参考に発送が早そうなお店を見つけて注文すればベターです!

大阪方面に住む親族のお宮参りに間に合うよう縁起物をプレゼントしたい人も参考にしてください!

紐銭文化がある地方にお住まいなら、地元の人から良いお店を教えてもらうのも良いかもしれませんね!

・まとめ

・紐銭は「お宮参り」で産着にご祝儀をつるす風習

・紐銭は「子が生涯お金に困ることがありませんように」と願ったもの

・ご祝儀袋には「御祝」「御紐銭」と書くが地元の人に聞くと確実

・包むお金は千円、三千円、五千円から選ぼう

・縁起物は「お宮参りセット」でそろえると便利!

以上、紐銭について何も知らなかった私が調べて分かったことです!

もう、前の私のように「ひもせんって何?」と戸惑わずに済みますね。

この記事がいざという時にお役に立てばうれしく思います!

ちなみに赤ちゃんのパパママの親兄弟の中にも「紐銭」を知らない人が多いはず。

義父母だけが紐銭を用意していたので焦った…

なんてこともあるようです。

親兄弟が非常識と思われないか心配な人は本人たちにこの風習について教えてあげると良いかもしれませんね!

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