病気やけがで入院した時って心細かったり、退屈だったりしますよね。
そんなときに家族や友人のお見舞いって本当にありがたいものです。
お見舞いに来てくれた人たちにお返しをしようとしているあなた。
お返しのマナーって知っていますか?失礼のないようある程度のことは知っておきたいですよね。
お見舞いのお返しとはお礼と報告!
「快気祝い」と「御見舞御礼」とする場合があります。
【快気祝いとは】
病気やけがが治って退院した場合。
通院する必要もなく全快し普段の生活に戻ったよという報告と共に感謝を伝えお返しをすることです。
【御見舞御礼とは】
2つのパターンがあります。
まずは、退院はしたけど、全快ではない場合。
通院や自宅療養が必要だけど一区切りついたよという報告とお礼です。
次に、しばらく退院できないという場合。
退院のめどがたっていない、退院するまで待っているとお見舞いに来てもらってから時間が経ってしまうので退院前にお返しをすることです。
お見舞いのお返しの大体の目安!
いただいたお見舞いの半額から3分の1程度が目安です。
30,000円 ⇒ 10,000円~15,000円
10,000円 ⇒ 3,000円~5,000円
5,000円 ⇒ 2,000円~2,500円
3,000円 ⇒ 1,000円~1,500円
迷った場合はこの金額を参考にしてみてください。
複数人からお見舞いをいただいた場合は『お見舞い÷2(または3)×人数』を目安にするとよいです。
家族からお見舞いをもらった場合も基本的には相場は同じですが、高額な場合もあるのでその場合は少し控えめに返しても大丈夫です。
あまり返しすぎると逆に気を遣わせてしまいます。
お返しに失礼な物もある!
病を水に流す、病が消えるという意味を込めて洗剤や食品をお返しの品にすると縁起がいいとされています。
【お菓子】
個人あてでも職場などの複数人あてでも1番選ばれる品物です。
【洗剤】
詰め合わせの商品が人気です。私個人の意見としては洗濯洗剤より食器洗剤がおすすめです。
最近は香りの好みも人それぞれですので‥
【お茶、コーヒー】
個人あてでも職場など複数人あてでもいいですね。
相手の好みに合わせて選びましょう。
ジュースを選ぶ方も増えているようです。
【タオル】
予算が少なくても多くても選びやすいですね。
最近人気なのは「今治タオル」だそうです。今治りましたという意味を込めているようです。
軽いので直接渡す場合にもいいですね。
【カタログギフト】
これも最近人気のようです。
好きなものを選んでもらえるので迷った時はこれが無難かもしれませんね。
ただ予算が少ない場合はあまり向いていないです。
【調味料、ドレッシング】
最近はおしゃれなものやちょっと高級感のあるものが多いのでセンス良く贈りたい方、人と違うものを選びたい方はおすすめです。
【NGなもの】
商品券は基本的には贈ってはいけないものです。
お返しに現金を贈るようなものなので失礼になるそうなので気を付けましょう。
個人に贈る場合は、相手の家族構成なども配慮できるといいですね。
例えば食べ物を贈る場合、お子さんがいる家庭ならみんなで食べられるもの、一人暮らしなら量は少なめだけど高級感のあるものなど。
職場などの場合は、個包装になっているものなどみんなで分けやすいものが喜ばれます。
職場で個別に渡す場合は持ち帰ることも考えてかさばらないもの重たくないものを選びましょう。
家族の場合は金額よりも好みのものや食事会などをするというのもおすすめです。
お見舞いのお返しを贈るタイミングは?
一般的には、退院してから10日後くらいまでが目安のようです。
でも退院してから10日って意外と慌ただしいですよね。
特に全快ではない場合は用意するのも大変です。
難しい場合は遅くても1か月以内にお返しができると良いそうです。
可能であれば元気になった姿を見せるためにも直接お礼のあいさつができるのが一番です。
無理な場合はお礼の電話か手紙を書いて感謝の気持ちを伝えてから、お返しの品物を贈りましょう。
メールは基本的にはNGなので、親しい友人以外は避けた方がいいです。
まとめ
1.「快気祝い」または「御見舞御礼」でお返しをする。
2.お返しの相場はいただいたお見舞いの半額から3分の1が目安。
3.縁起が良いとされている食品や洗剤、人気のタオルやカタログギフト相手の喜ぶものを選ぶ。
4.お見舞いのお返しは退院後10日、遅くても1か月以内には贈る。
5.商品券を贈る、メールで御礼をするのはNG。
自分が弱っているときに気遣ってくれた方たちへの「感謝・報告」の気持ちを伝えるのがお見舞いのお返しです。
心を込めたお返しができるといいですね。