日ごろ強気で元気な人も、病気になるとめっきり弱気で寂しがり屋になるものです!
生徒や学生を導いてきた「先生」も同じです。
私が高校でお世話になった先生も、ある日突然に入院され元気を失くされていました。
お見舞いに行って良いかもすぐには分からず、とにかく先生が心配でした。
あの時「お見舞いメール」をできていれば…
先生も喜んでくれたかもしれません。
そこで、私が目上の人への見舞いメールをした体験をもとに、先生へのお見舞いメールで役立つ5つのポイントをご紹介します!
1.メールのタイトル(件名)に気をつける
まず、私がお見舞いメールで気をつけているのはタイトル(件名)です!
先生への心のこもったお見舞いメールが、よくある「スパムメール」なんかと間違われたら悲しいですよね;;
そうならないよう「お見舞いメールであること」「差出人の名前」がすぐに先生に分かってもらえる件名にしましょう!
例えば下記のような表現がオススメです!
- ◇◇より □□先生 お見舞い申し上げます
- □□先生 お加減はいかがでしょうか(◇◇より)
ちなみに、先生には沢山の教え子がいます。
今までに、あなたと同じ苗字の教え子もいたかもしれませんよね。
ですから◇◇部分は自分の「フルネーム」がオススメです。
2.言葉づかいに注意する
次に私がお見舞いメールで気をつけてきたのは「言葉づかい」です!相手は先生ですから失礼のない文面にしたいですよね。
例えば、お見舞いでは「お大事に」とよく言いますよね?
これは先生に対してはナント…NGです!
理由は…「省略形」の挨拶なので目上の人に使うと失礼だからなんです。
代わりに「どうぞお大事になさって下さい」が良いでしょう。
あとは「死」「朽ちること」「衰弱」などをイメージさせる「暗い言葉」もやめておきましょう。
それから、きっと先生の多くは教え子が「正しい日本語」を使えているかメールを読みながら気にしているハズです。
たとえば「ご回復するのをお祈りしております」などは間違った日本語なのでやめましょう。
「ご〇〇する」「お〇〇する」は自分を低める言い方だからです。
丁寧にしたつもりで逆に先生を低めてしまうことになります。
「ご回復をお祈りしております」ならOKですよ!
また「食べれる」「見れる」「来れる」のような「ら抜き言葉」もやめた方が良いです。
「食べられる」「見られる」「来られる」なら〇です!
今はシニア世代でも「ら抜き言葉」になりつつありますが、若くても不快に感じる人もいるので気をつけましょう。
3.かしこまり過ぎず、優しく気づかうメールにする
私が心がけている3番目です!
それは、かしこまり過ぎず「優しさ」が感じられるメールにする事です。
とくに先生には、お世話になってきたことへの感謝も伝えたいですよね。
お見舞いなので十分に静養してくれるように気づかい、負担になるほど長文になり過ぎないようにしましょう。
また、普通のメール・手紙のような「前置き」をせず、書き出しからさっそく先生の病気・ケガ・入院に触れましょう。
(例文)
入院されたとうかがい、とても驚きました。お身体のお具合はいかがでしょうか。
心よりお見舞いを申し上げます。
先生にはいつも沢山のことを教えていただき
本当にお世話になっております。
先生の授業をしばらく受けられないのが少し寂しいですが
これを機会にゆっくりとご静養なさって下さい。
取り急ぎのメールで恐縮ですが
先生のご回復を心からお祈りしております。
くれぐれもお大事になさって下さい。
4.プレッシャーをかけない!
私が心がけている4番目です!
それはお見舞いメールの文面で相手に「プレッシャー」をかけないことです。
例えば、どんな病気か詳しく聞き出そうとするのはNGです。
また、そこまで重病ではないかもしれないのに「必要以上に深刻にする」のも良くないですよね。
「早く退院してください」などと急かしたり、あまりムリに強く励ましたりもしない方が良いでしょう。
5.返信が来ても直後には返さない
さて、最後の5番目です。
それは、お見舞いメールに先生から返信が来ても、あまり早くに返信しないことです。
特に「せっかち」な私は気をつけています!
メールは簡単に送れる分「すぐ返事しなくては…」となる人もいるようです。
ですから、すぐに返信をすると「早く!」と「せかす」形になりかねません。
お見舞いメールのつもりだったのに、逆に先生の静養のジャマにならないよう気をつけたいですね!
まとめ
- 先生へのお見舞いメールは件名に注意
- 言葉づかいは失礼のない丁寧語、正しい日本語で
- 固すぎない文面で優しい気づかいを盛りこむ
- お見舞いメールでプレッシャーをかけない
- 返信が来たら次の返信までに時間をおく
以上が先生にお見舞いメールを出す時に役立つ私からのアドバイスです!
これで先生に気づかいが伝わるお見舞いメールを考えられますね!
ちなみに、先生の病気やケガが軽くないと分かっている時にはどうでしょう。
そんな時は「返信は不要ですのでゆっくりとご静養なさってください」と一言そえると良いかもしれませんね。