ペットを飼っている人なら、1度は着せてみたい!着せてみよう!と思ったことはあるのではないでしょうか?
私も猫を飼い始めたとき着せたいなと思い、無理やり着せたら見事に一瞬で破って脱がれました…。
それ以降は着せていません。中には、全然気にしないで着てくれるペットもいるのですごいなー、と思ったこともありました。
では、ハムスターはいったいどうなんでしょうか?
SNSで服を着ているハムスターもよくみます。
かなりの人数の方が、ハムスターに服を着せている状態ですが、ハムスターに服を着せることは可能なのかどうか、リスクなどはないのか、説明していきたいと思います。
ハムスターに服を着せることは可能?
可能ではありますが、避けるべきです。私個人の意見は、絶対に避けて欲しいです。
まず、ハムスターは全身毛づくろいをする生き物です。
服を着てしまうと、毛づくろいをする事は不可能になり、ハムスターにとってかなりのストレスになります。
また、ハムスターはすでに毛皮を着ている状態なんです。
すでに暑いのです。季節によって毛が生え変わり、うまく体温調節をしているのに、飼い主が服を着せてしまうと、体温調節がうまくできなくなり、体を壊す原因になってしまいます。
犬は特化されているので大丈夫ですが、本当は可哀想です。
犬でも可哀想なのに、ハムスターに着せるのはもっとかわいそうです。
ハムスターはとくに、体に何か物がつくことが大嫌いな動物です。
リードなども同様、ストレスになります。なので洋服を着せたら体全体に密着している状態になるので高ストレスになるでしょう。
嫌がって無理やり破いて脱ごうとし、誤飲や手足を引っ掛けて骨折ということも考えられてしまいます。
私も猫に着せようとしていたことがあったのでかなり反省しました。
さらに、洋服につかっている生地によってアレルギー反応が出る場合もありますし、皮膚に炎症を起こす可能性もあります。
そう考えると、だいたいの飼い主さんは服を着たい!とは思わなくなるかもしれませんね。
そもそも、無理やり何かしてしまうと、信頼関係がなくなり、ハムスターは飼い主になつかなくなってしまいます。
なので着せることは可能ではありますが、リスクとストレスしかないということになります。
ハムスターにどうしても着せたい場合
服を着せることは基本的にさけていただきたいです。
仮に着せても、1回だけ着て写真をとる、というだけならまだ大丈夫かもしれませんが、ハムスターにストレスを与えていることを忘れないでください。
タイトルでは、何時間なら良い?と書いてありますが、何時間なんて絶対にあってはいけない時間です。
1回サッと着せてそれでおしまいです。
その1回も避けるべきだ、ということを伝えておきます。
また、その写真をSNSなどにあげたくなるかもしれませんが、ペットを飼っている半分以上の人は、着せてはいけないということを理解しているので良い思いはされないでしょう。
本当に、飼っているハムスターを大事にしたい方は、この文を読んで考え方を変えてくれたら良いなと思います。
ハムスターに服を着せる代用
ハムスターはそのままでとっても可愛いですよね。見ているだけで本当に癒されます。
服を着せる以外でも、楽しめることはあるんですよ。
たとえば、巣箱です。巣箱も色々なデザインがあり、寝袋のようになっているものもあるし、切り株のようになっているものもあります。
そこに顔をだして入っている姿は、さらに可愛いんです。
巣箱ならハムスターは喜んで入ります。
ただ、ハムスターにとって家なので覗かれたり、ずっと見られているとストレスになりますので気をつけましょう。
あとは、おもちゃですね。もちろんおもちゃ選びも大切になりますが、安全で衛生面をしっかり保たれているおもちゃで遊び、かわいいハムスターの姿を眺めるのも良いですよね。
このように、お洋服以外で楽しめることはあります。まだまだ考えればたくさんあります。
ハムスターがストレスに感じず、楽しくいれるようなことを考えてあげましょう。
信頼関係も深まること間違いなしです。
まとめ
ハムスターに洋服をきせるとストレスになるか?ということに対して説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
少し厳しめな言い方になってしまいましたが、ハムスターにとってリスクが高くなるので正直に書かせて頂きました。
私も猫で経験したことがあり、知った時は本当に悪いことをしてしまったと反省しました。
きっと他の方も知らないで着せてしまっている人は山ほどいると思います。
動物にストレスや病気などが少しでも無くなるように、安全な飼い方を理解してもらいたいなと思います。
ハムスターはそのままで十分かわいいです。
なので、かわいい洋服を着せたくなる気持ちは本当にわかるのですが、グッとこらえてそのままのハムスターの行動や仕草をみて、楽しみましょう。
少しでも参考になれば嬉しいです。