ビジネスシーンにおいて、上司との飲み会はコミュニケーションを図るうえで欠かすことが出来ないものですよね。
特に懇意になった上司から誘われる飲み会では、プライベートの相談や仕事で悩んでいることについて打ち明けたりと、かなり重要なものになってきます。
ところで、飲み会に誘われて参加した後はどうしていますか?
お礼のメールなどはきちんと送っているでしょうか。
実はこの「お礼メール」、ビジネスにおいては基本的なマナーであるとともに、絶対に習得しておきたい社会人の常識の一つであったりします。
上司から見ても、お礼のメールなどをきちんと送ってくれる人に対しては、「また話を聞いてあげようかな」という気持ちになりますよね。
そこで、職場での良い人間関係を構築するのにもとても役立つ、「お礼メール」の書き方をご紹介します!
「その日のうち」「翌日中」タイミングはいつが良い?
まずは、お礼のメールを上司に送るタイミングについてです。
飲み会を何時ぐらいまでに終えるかなどによって、いろいろと異なりますが、基本的には、
「その日のうち」が良いでしょう。
一応の目安となるのは「次に顔を合わせるまで」なのですが、できるだけ早い方が良いため、飲み会が終わった後の夜のうちに送っておくとベストです。
ちなみに私の知り合いに、懇意な間柄にある上司と飲み会に行き、お礼メールを送るよりも先に上司からのメールが届いた…なんていう人もいました。
もしそうなってしまった場合も、メールを送ってくれたことへのお礼とともに、飲み会のお礼が遅れてしまったことの謝罪もすれば大丈夫です。
どんなに仲の良い上司であっても、お礼をするのは最低限のマナーであるため、きちんと送っておきたいですよね!
他の話題について書くのはNG!内容について
送る時間帯について分かったところで、次は内容についてです。
お礼のメールですので、書く内容は「飲み会のお礼」を中心にするようにしましょう。
他の業務などのことについて書くのは、どうしても急を要する場合だけに留めることが大切です。
深夜時間帯や早朝に送信するときは、はじめに一言謝罪を入れておくと良いと思います。
もし、お礼メールを送る前に深夜や早朝に上司から先にメールが送られてきた場合も、
「早い時間に~」「深夜にも関わらず~」などのお礼を述べましょう。
ただし、この時間帯ごとのお礼はあまりにも重ねて書いてしまうと、嫌味に取られてしまう場合もあるため注意が必要です。
簡単な実例をご紹介!お礼メールの基本的な書き方
ここでは、お礼メールの基本的な書き方をご紹介します。
1, 書き出し
件名 先日の飲み会のお礼
本文 お疲れさまです。
○○の△△です。
先日誘っていただいた飲み会では~
まず書き出しの部分では、件名に「飲み会のお礼」であることを、本文のはじめで所属や氏名とともに、さっそく本題について書きます。
2, 具体的な内容
飲み会の際にご相談させていただいた○○の件について、××さんのアドバイスのおかげで無事解決することが出来ました。
正直どう対応して良いか悩んでいたので、××さんに相談して本当に良かったと思います…
飲み会のお礼と言っても、誘ってもらったお礼だけを述べるのではなく、その飲み会の中で実際にあったことや相談に乗ってもらったことの具体例を挙げると、より内容を充実させることができます。
3,結び
これからも様々な場面で、ご相談に乗っていただく事があるかと存じますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
取り急ぎメールにて失礼いたします。
最後に再びお礼を述べ、「取り急ぎメールにて」この文章もしっかり書きましょう。
「これからもどうぞよろしく~」の文章は、あった方が全体の雰囲気が固くならないので結びの部分ではさむことをオススメします。
まとめ
・お礼メールを送るタイミングは基本その日のうちに!
・書く内容は飲み会のことを中心に、その他のことはあまり書かない
・送る時間帯に合わせて一言謝罪をすると良い
・書き出しの部分で飲み会のお礼であることをしっかり書く
・内容に実際飲み会であった出来事を織り交ぜる
・結びで再びお礼を述べる
基本的な書き方、と言っても気負いすぎると固すぎるお礼メールになってしまうので、自然に書くくらいがちょうど良いのかもしれません。
内容ももちろん大切ですが、「お礼メールを書く」行為自体が大切なので、多少うまく書けなかったとしても気にせず、お礼を伝えることに重点をおきましょう。
きちんとしたお礼メールを書いて、上司と良い関係を築いてくださいね!